音響ヒーリング楽器には、クリスタルボウル、チベタンボウル等いくつかあるらしいけれど、本書は、精密な行程で製造され正確に調律されて市場に出ているシンギング・リンという音響ヒーリング楽器について書かれたもの。2015年3月初版。
【倍音と全倍音】
倍音とは、簡単にいうと、耳に聞こえない音域まで含んだ癒しをもたらす音の成分のことです。
通常、オーケストラで使われているような楽器にも、少しの倍音は含まれていますが、倍音ヒーリングとして最近注目を浴びているクリスタルボウルやチベタンボウルには、倍音が豊富に含まれています。そして、新しい音響楽器シンギング・リンには、それらよりももっとたくさんの倍音が含まれています。
既存の楽器が奏でる倍音を、仮に「部分倍音」と表すならば、シンギング・リンの奏でる倍音は、「全倍音」といえるでしょう。全倍音とは、限りなく多くの倍音を網羅した音、という意味の造語です。(p.5)
倍音の説明が、えらく感覚的なものなので、「はぁ~」と思ってしまった。
左脳的に説明するなら、倍音とは、基本となる音の周波数の整数倍の波こと。算数が得意なら、1倍と2倍の波、1倍と2倍と3倍の波等、複数の波を重ね合わせた波形を、エクセルで視覚的に表すことで、確認出来るだろう。倍音の含まれ方の違いが“音色の違い=波形の違い”として感じられる。
《参照》 『美的のルール』 加藤ゑみ子 (DISCOVER)
【形】
【全倍音と共倍音】
シンギング・リンは、倍音列の周波数を完全にそろえてあるため、2つ以上を同時に鳴らすと、完全に共鳴し、倍音が増幅します。これを「共倍音」と名づけました。・・・(中略)・・・。
世界広しといえども、この「全倍音」と「共倍音」を兼ね備えた楽器は、シンギング・リンを置いてほかにはありません。(p.5-6)
日本で生まれたこの音響楽器が、たんなる楽器なのに、ただものではない楽器であることを、もっと多くの皆さんに知っていただきたい、という思いが、このCDブックを著す原動力となりました。(p.7)
ということで、本書の第1章は、《全倍音セラピーCD》を使ったワークの仕方から始まっている。
【頭の中に響いた「音」と「綴り」】
家事を終えてソファでくつろいでいると、頭の中に「シオン」」という大きな音が響きました。(p.47)
その1週間後、こんどは「SION」の綴りが、突如、脳裏に浮かびました。同時に、その綴りが「相反するS極とN極の調和の中に、自分(I=愛)と地球(O=宇宙)は存在する」ことを意味するのだ、というインスピレーションが電光のようにひらめいたのです。(p.48)
ちゅうことで、著者名が「真音(しおん)」さんになった。
シオンと聞くと、雅な日本人女性は紫苑を想起するんだろうけど、オッサン連中は、DSの深謀遠慮であるシオニズムの語源となった、イスラエルの首都エルサレムにある丘の名を思い出す人が多いだろう。しかしそのシオンの綴りは ZION。バビロン捕囚を歌詞にしたバビロン川では、ちゃんとザイオンと歌われている。
【倍音が多い楽器】
癒しの効果は、共鳴する倍音が多ければ多い程、大きくなります。
楽器の中でも倍音が多いのは、ヴァイオリンなどの弦楽器です。
インドのシタールという弦楽器は、上部に約7本、下部に約12~16本の弦が張られており、演奏時には、上部の弦のみを爪弾きます。下部の弦は、“共鳴弦”といって、音を共鳴させて倍音を作り出すためだけに存在しているのです。この豊かに響く倍音が、独特のエキゾチックな音響を作り出しているのですね。(p.60)
なぁーるへそ! シタールの意味がいまごろになって分かった。やっぱ、インドはイケてる!
《参照》 『笛吹きインドひとり旅』 うえの善巳 (中央アート出版)
【インド楽器の特性】
【日本の匠の技が結晶した天授の芸術品】
チベタンボウルをバチで叩くと、豊かな倍音を放ちますが、その響きは長くつづきません。また、作り方に規定がないので、その種類は作った数だけ存在し、ボウルや叩く場所によって周波数もまちまちです。
ボウルによってさまざまな音色を楽しめるのが特徴ですが、それぞれ倍音列が微妙に異なるので、2つ以上のボウルを美しく共鳴させるのは大変難しい楽器です。
一方、チベタンボウルの変化形である日本のお鈴は、響きは長くつづきますが、周波数の幅は小さく、倍音も少なめであるのが特徴です。
チベタンボウルのような豊かな倍音を持ち、しかも、お鈴のように残響音が長くつづく音を同時に実現するのは、職人の方にいわせると、白と黒を同時に出すくらい、難しいことだったようです。しかし、私は、生死の境をさまよっていたとき、意識の中に鳴り響いた(宇宙から届いた)音を、ただただ再現することだけを考え、卓越した手技を持つ熟練の職人さんたちを説き伏せ、設計図通りの形状を作り出すため、技術にさらなる磨きをかけていただきながら、具現化したのです。
シンギング・リンの種類は大小2つしかなく、大きいボウルを『宇宙』、小さいボウルを『大地』といいます。材質は、数種類の金属と、ガラス質であるケイ素を絶妙な配合で混ぜた特殊な合金です。一つひとつの工程がたいへん根気のいる手作業で、鋳型を作って鋳造した後、設計図通りの形にするために、職人さんが1個ずつ手作業で丹念に削りだし、鍛え抜かれた耳と特別なチューニングメーターで精密な調音がなされます。
円形の縁のどこを奏でても、360度同じ周波数と倍音列になるよう、完全に調音されているため、ほかの楽器にはない、次ページに掲げるような奇跡的な現象が起こるのです。バチで叩くと、3~4分もの長い間、残響音がつづきます。
特殊な配合比の合金、匠の技、そして設計図――。そのいずれが欠けても実現不可能なシンギング・リンは、チベットの山奥でもヒマラヤの秘境でもない、この日本で誕生したのです。(p.66-67)
シンギング・リンを2つ並べ、1つを叩くと、残りの一つもキッチリ共鳴して響き出すことも書かれている。
これらの文章を読んで、シンギング・リンは、信頼に足る精緻な音響ヒーリング楽器であると判断できる。
【α波・θ波を増やし、β波を抑えるシンギング・リン】
シンギング・リンの音色は、半覚醒の状態にならずとも、また、瞑想や催眠という手法を使わずとも、起きた状態のまま、脳波をシータ波へと導きます。近年の研究で、起きたままの覚醒シータ波は、記憶力や学習能力が高くなることも分かってきました。・・・(中略)・・・。
脳波研究の第一人者である志賀一雅博士が、脳波測定を行ってくれました。・・・(中略)・・・。シンギング・リンの音を聴いた直後から、右脳・左脳ともに、アルファ波、シータ波が強く表れています。・・・(中略)・・・。
また、志賀博士が驚かれたのは、ストレスを感じたときに現れるベータ波が、時間とともに減少してゆく傾向がみられたことです。アルファ波やシータ波を増やす楽器は他にも存在しますが、ベータ波を顕著に抑える働きのある楽器はほとんどない、とのことです。(p.91)
シンギング・リンは、人間だけではなく、パワーストーンに対しても効果があることが(p.97)に書かれている。
【「ホ・オポノポノ」と「シンギング・リン」の組み合わせ】
過去を詮索しない浄化法に、「ホ・オポノポノ」というハワイの伝統的な自己クリーニング法があります。「ごめんなさい、ゆるしてください、ありがとうございます、愛しています」という言葉を繰り返し唱えると、潜在意識のヨゴレがきれいになり、現実が好転し始めるという、温故知新の知恵です。
この智慧と、シンギング・リンという高性能の最新掃除機をいっしょに使うのもおススメです。バキューム効果がパワーアップし、いっそう早く、広範囲にわたって、目に見えない粉塵レベルまで一掃できてしまうでしょう。(p.102)
ホ・オポノポノについて、簡潔明瞭に記述されているけれど、さらに詳しく知りたい場合は、下記リンクからどんぞ。
《参照》 『時は今 封印が拓かれるとき』 小川雅弘・舩井勝仁・村中愛 (きれい・ねっと)
【クリーニングとしての祈り】
【偉大なるトリガー】
心理学には、特定の体験に対して五感を利用した感覚的な刺激が条件づけられることで、その体験が定着し、いつでもその心身の状態になれるようにする「アンカリング」というテクニックがあります。そして、「それを引き起こす引き金となるものを「トリガー」と呼びます。
シンギング・リンの音色は、まさに、いつでもだれでもどこでも、どんなときも簡単に、心身がリセットされた状態 ―― “中庸” とか “空” といわれてきた状態を実現する、偉大なるトリガーなのです。(p.151)
トリガーともいえるし、基本調律装置ともいえる。
【苦行・修行から楽行へ】
シンギング・リンのユニークな使い方として、「ヘッド・ヒーリング」という方法があります。『宇宙』を頭にかぶり、バチで軽く叩くのですが、こうすると、脳波が瞬時にリラックス状態のアルファ波、もしくは瞑想状態のシータ波になるのです。・・・(中略)・・・。長年修行を積んできた禅の大家が1時間ほど掛かって到達する脳波の状態、ある種の“悟り”の境地に、誰もが一瞬にしていざなわれるという事実。ある有名な神社の宮司さんから、「修行もしていないものが、そんなに簡単にその境地に行ったらダメだ」と、冗談交じりに言われてしまったほどです。(p.113)
この話は、下記リンクに記述されている。
《参照》 『あなたの宇宙人バイブレーションが覚醒します!』松久正・秋山佳胤(徳間書店)《3/4》
【シンギング・リン】
立派な修行を重ねてこられた方々はみな、「プロセスこそ大事である」といわれます。相応の苦労を重ねてこそ、人間はそれを自分のものとして体得することができるのだと・・・。
確かにそれはその通りです。否、いままではそうだった、といった方がよいかもしれません。
そうした方法を“苦行”というならば、シンギング・リンは、“楽行”であるといえます。(p.113)
そう、研究が進み技術が進歩すれば、空海が成就したといわれる「求聞持聡明法」ですら、誰もがみな成就できるようになってしまうだろう。
シンギング・リンという音響ヒーリング楽器は、『宇宙』と『大地』という2種類の基本的な音色を響かせるだけでも、多大な効果をもたらしている。しかも、初期コスト分さえ工面できれば、ランニングコストがほぼかからないという点は明らかに秀でている。
しかし、目的(修復カ所)に合わせて、倍音組み合わせによる数多の音色を作り出すことができる音響波動機器は既に完成していて、まだ一挙に大衆に広まるほど価格帯ではないけれど、これが安価に供給されるようになればシンギング・リンのような秀でた音響楽器でさえも、利用者数は頭打ちになってしまうだろう。
そのような音響波動機器は、近未来の正式な波動医療機器になるものなので、今日の劣った(というよりは、ハッキリ言って邪悪な)医療業界や製薬業界がことごとく潰れてゆくのは目に見えている。今現在、コロナを契機として地球創生のための「創造的破壊」が進行している真っ最中である。
《参照》 『大崩壊渦巻く[今ここ日本]で慧眼をもって生きる!』 増川いづみ×船瀬俊介 《後編》
【波動療法と宇宙】
【音叉療法】
《参照》 『大宇宙連合からの啓示』 田村珠芳 (徳間書店) 《3/4》
【新文明は、波動の文明】
《参照》 『銀河連合から日本へ!!』 吉田一敏 (アセンド・ラピス)
<了>
