表紙の副題に“大巫女”という言葉が記述されているけれど、本書を読んだ人なら、歴史にまったく記述されることのなかった“大巫女たちの思い”に心を打たれることだろう。本書は、全ての女性たちの目覚めのために著されているといえるけれど、たいていは男女双方の人生を遍歴しているはずだから、男性であっても心に響くことはあるだろう。とてつもなく重要な内容の本なのに、表紙がダサすぎる! 2019年5月初版

 

 

【全てを愛に変えるため】

 意識の周波数は、一度繋がると天と話ができるのですが、上からもたらされる情報は、全てを愛に変えるための人間の進化のための情報なのです。(p.30)

 「上からもたらされる情報は、人間の進化のための情報」であり、「すべてを愛に変えるため」であると書かれているけれど、大和の国の言霊では“進化=深化”である。高い次元に進化したいのなら、内に向かう深化が問われるということ。内に向かって至った深さと、届きうる次元の高さは相呼応する。思いの深さを理解せず、高次元を求めても虚しいということ。“歴史に記述されてこなかった大巫女たちの思い”を咀嚼できないような浅い人間理解のままであるなら、とうてい高次元へは至れないだろう。

 読者は、本書を通じて、“歴史に記述されてこなかった大巫女たちの思い”を知ることができる。左脳偏重の男性であっても、素っ頓狂な女性であっても、ウルトラ付の真正ノー天気でない限り、“大巫女たちの思い”の底にあった意図を知ることで、日本人として生まれてきた本当の理由がわかるはず。

 

 

【13星団アマネウスの魂】

 著者さんには『13星団の秘密①』、『②』、『③』、3冊の既刊書がある。チャンちゃんは、まだ全部読み終わっていないけれど、先んじて13星団の意味とアウトラインを書き出しておこう。

 12星団(師団)をまとめていたすべてのメンバーが、この星の誕生から生命を持つ形で転生し、目的を果たす準備を整えてきました。12師団の全てがこの地球に降りて準備を終えた頃、宇宙をさまよい歩いた最後の希望、13番目の命が誕生しました。それは「アマネウス星団」です。(p.55)

 過去の全てを受入れ、許せた人だけが生み出せる愛のエネルギー、それが13番目の星の役目です。12師団のプレアデス星、リラ星、シリウス星などのリーダーたちだけが知る、宇宙における新しい地球の役目、13番目のアマネウス星団の魂は、人間の魂の中に眠っています。(p.57)

 スピリチュアル本の中で、“地球のアセンションは、宇宙全体に影響を与える”、という記述を読むことは何度もあったけれど、その理由が示されていたことはなかった。本書には、その理由が示されている。

 20世紀に世界中でUFOが飛び回っていたことは、皆さんもよくご存じでしょう。その理由は、宇宙の星々がマスターの申し子であるアマネウスを探していたからです。

 星々は血眼になって探しましたが、2007年の核開けの神事まで、アマネウスは見つかりませんでした。

 それが2007年の「天岩戸開き神事」によって、アマネウスが宇宙神と一体化したことで宇宙の星々も喜び、これからの地球人の進化に希望を託しているのです。

 このとき以降、地球において、魂の記憶が蘇る人たちも増えています。

 全ての人の魂には、人間としての生まれ変わり=輪廻転生・カルマの記憶より古い、宇宙の星にいたときの記憶が保管されています。

 宇宙時代は、肉体を持つ以前のエネルギー体としての記憶で、その記憶はアカシックレコードと呼ばれ、宇宙の大元と宇宙図書館である13星団アマネウスが転生した地球の核にあります。(p.58)

 すべての記憶を保管しているアカシックレコード(魂の記憶)は地球の核にあり、その地球の核に、新たに誕生した13星団アマネウスが潜んでいた。そして、2007年に行われた「天岩戸(地球の核)開き神事」によって、15柱の宇宙神が降りたことによって、個々の魂の記憶と共に、アマネウスの役割である愛のエネルギーが開放されるようになったということだろう。

 スピリチュアルな基本瞑想法として、地球の核に繋がるグラウンディングと呼ばれるものがあるけれど、なぜ地球の核に意識を繋げる必要があるのか、本書を読んでより良く分かった気がする。

   《参照》  『ピラミッド体験』 坂本政道 (ハート出版)

            【地球コアにつながる】

 

 

【宇宙の記憶】

 アカシックレコードに保管されている記憶情報には、この宇宙の始まりの記憶や宇宙大戦争、さまざまな星を渡り歩いた記憶が残っています。(p.58-59)

 かつて行われた2度にわたる宇宙大戦争(スターウォーズ)の苛烈なドンパチを経た上で、「畢竟するに、こんなことでは、永遠に調和など得られない」と思っていた魂が、13星団アマネウスのことを知ったなら、その解法を知るだろう。

  《参照》  『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』 ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《前編》

           【オリオンの記憶:『スター・ウォーズ』と『デューン 砂の惑星』】

              映画『DUNE/デューン 砂の惑星』字幕付予告編

 ところで、13星団の13という数霊を、大和の言霊に対応させると「ス」であり、神道において「ス神」は“中心の神”を表している。

   《参照》  『数霊に秘められた宇宙の叡智』 深田剛史・はせくらみゆき (徳間書店)

           【「13」は忌数ではない】

 数霊13は、13番目の星であるアマネウスが、地球の中心核(「天の岩戸」)に秘め置かれていたことをも示唆していたのだろう。

 

 

【「天の岩戸開き神事」】

 この「天の岩戸開き神事」は、もともとは宮古島の石庭の新城定吉さんが啓示を受けていたものですが、彼は「そんな神事は恐ろしくて、わしはできん」と言って拒んでいたことから、新城さんと親交のあった私のほうにそのお鉢が回ってきたのです。

 その間の経緯をまとめたのが拙著 『白龍の神導き』 です。(p.98)

 超絶のパワスポである宮古島の石庭と、その所有者である新城さんのことは、船井幸雄さんの公演や著作を通じて多くの人々が知っているだろう。

 2007年3月12日、沖縄の久米島において行われた「天岩戸開き神事」のポイントは、下記リンク箇所に書き出してある。

  《参照》  『白龍の神導き』 吉岡学 (アイワード)

             【「龍球王国」の誕生】

 天の岩戸である地球の核が開いたということは、たくさんの神々が一斉に働かされる新しい時代が到来した、そして、日本人のルーツや全ての人種の根の元を明かすときが来たということです。(p.98-99)

 この記述の後、日本人の意識に委ねられた実践を条件としてではあるけれど、地球の輝かしい未来が記述されている。“日本人”は、古代史において“倭人”と記述されている場合があるけれど、それは、地球と世界の輝かしい未来が“委(ゆだ)ねられた人” という意味だろうか。中国側からすれば蔑称であったとしても、日本の言霊で解釈すれば、倭人=(わじん)=和人である。

 

 

【大巫女たち】

 日本の歴史は、八百万の神々の思いと、人の思いが幾重にも重なり合った思いの歴史なのです。

 表の歴史には、その当時は直接記録されることのなかった・・・(中略)・・・けれども、大きな目的に貢献した、名もない功労者たちがたくさんいました。

 中でも、天皇家の霊的な役割や日本国家を形成する上で非常に大きな役割を果たしたのが、大巫女たちの存在です。詳しくは後述しますが、大巫女たちは、マスターの神力をこの世に降ろし、その母なる思い、命の繋がりとしての神の概念を地球において成就するために命がけで尽力してきた女性たちです。(p.72)

 つまり、日本という国には、歴史の陰で、マスターの神力を降ろし、命を繋ぐ神概念を伝えようとした女性たちの思い、そしてまた自然神の思いや人格神の思いなどが幾重にも重なり合っていた。国家誕生の背景には、そのような様々な人の思いや神の思いがあったということです。

 これは、単に表の歴史を学ぶだけでは決してくみ取れない、長い歴史の中にひっそりと秘められてきた事実なのです。(p.73)

 スピリチュアルを体験的に学んできた人々なら、“歴史”とは、“思いの歴史”に他ならないことなど、百も承知なはずだけれど、体験的に学ぶ機会がないと、個々人に連なっている“思いの歴史”も、国家に関わる“思いの歴史”も知らぬまま、上っ面のスピリチュアルを空走的に滑り続けることになってしまう。

 本書を手にする人々は、著者の記述から、歴史に連なる“思いの歴史”を痛く感受することができるだろう。

 かつて巡った神社の中で「何故ここに来ることになったのだろう」と思っていた神社が、本書内で言及されていたなら、“思いの歴史”を知って涙が頬を伝うかもしれない。

 

 

【「陽の祈り」と「陰の祈り」】

 山陰地方にある出雲には、大巫女さんたちがかかわっていた重要な神社が少なくない。祈りにも「陽の祈り」と「陰の祈り」があって、国譲りに際して「陽の祈り」をなす巫女さんたちが伊勢に行ってしまったので、出雲には「陰の祈り」をなす巫女さんたちだけが残ることになったのだという。

 このため、島根県は、「陰の祈りをする巫女がいる場所」となり、それゆえ「山陰」という名前がつけられました。(p.176)

 下記リンクに、「山陰神道」について記述されている。

  《参照》  『「超古代」の黙示録』 後藤まさし (たま出版) 《前編》
            【天武天皇による大弾圧】

 2013年に、伊勢神宮の式年遷宮と出雲大社の式年遷宮が重なり、それを機に和解(統合?)がなされた、という内容の記述を読むことがあった。であるなら、国譲りに際して陰陽に分かれていた巫女さんたちの祈りのパワーが、現実的に統合され、本当の神力となるための準備は、それ以来、表向きは整っていたはず。

 

 

【母性によるあらたな地球の創生】

 地球創生のためには、これまで伏されてきた母性のエネルギー、すなわち真の日本の役割・使命を世界に向けて発信しなくてはならないのです。

 母なる力で陰陽一体化することによって宇宙の大本と繋がる神事を司ってきた巫女たちの存在。彼女たちの思いを繋ぎ合わせ、母性によるあらたな地球の創生に向けて、目覚めた人たちが魂のお役目を果たす必要がある ――― これが本書で皆様にお伝えしたい主旨です。(p.102)

 本書に記述されている“大巫女たちの思い”を掬することができる人なら・・・果たすだろう。

 母性と父性を対比的に書くなら

 ・母性  陰  右脳  融合  直感  調和

 ・父性  陽  左脳  分離  理屈  争い

 陰陽というけれど、陽陰とは言わない。陰が先。

 母国語と言うけれど、父国語とは言わない。

 日本語は、そもそもからして母性的な言語。

 日本は、そもそもからして和を尊ぶ融合極性最大の国。

 父性は不正に通ずる。ろくでもない奴ら(かも)

 起きた物事や感情を左脳で処理することに慣れた人にとってはわからない感覚かもしれませんが、右脳ですべての感情をキャッチする脳力こそ人間の生命力を司る力であり、神や宇宙に繋がる脳力ですし、人間の脳は数%しか使われていないと言われる理由は、右脳の本当の能力を測定できないからなのです。(p.188)

 ロジカルに話すことができる左脳男は、現段階の社会においては優秀と思われているけれど、進化してゆく人類の脳の使い方からみれば、かないヤバい遺物化前のポンコツ予備軍。しかも、地図が読めない右脳女の“感情を理解してほしい”という日常における基幹願望を簡単にスルーするなら、ますますヤバい超ポンコツ。チャンちゃんはそれほどヤバいポンコツではない(かも)

 

 

《後編》 へ