宇宙人モノも何冊か続けて読んでいると、要は意識の問題であるということが良く分かってくる。人類史の大きな変革は常に意識の変革と連動してきたのだけれど、近未来において人類が急速な進歩を遂げられるかどうかのポイントもそこである。この加筆新装版は2006年初版だけれど、元版は1996年初版。

 

 

【宇宙人との出会いは様々な形で起きている】
 宇宙人との出会いは、あなたの想像もつかない形で起きています。それは一般的に、一人一人の成長の度合いに見合った形で起こります。 ・・・(中略)・・・ 。宇宙人との出会いを決定づけるのは、あくまでも意識の問題なのです。(p.67)
 変性意識状態になれる人は、自覚的に出会えるらしい。そうでない普通の人も、受け入れる準備ができている人は、夢の中で出会っていることもあるけれど、大抵は覚えていないらしい。
 なにはともあれ、意識という指向性のアンテナを張る気持ちがないことには出会うことはない。
 人類全体の意識が高まれば公式コンタクトもありうる。

 

 

【公式コンタクトはいつ起きるのか?】
 理論上、公式コンタクトは明日にでも起こりえます。しかし、それは25年先のことになるかもしれません。人類の意識は刻々と変わっているので、公式コンタクトが起きる時期を特定するのは難しいですが、地球人にとっての大規模な意識の変化は、2020年までには起きている可能性が高いでしょう。(p.69-70)
 日本においては、従来の生活形態を延長するような意識しか持てない人々が殆どだろう。日本も酷い格差社会になっているのに、「闇の権力」に隷属しているマスコミは、最近そのことを報道しなくなっている。そして再び景気が良くなるなどとカラ騒ぎをしているのである。これらはみんな、意識の進化を妨げる側の仕掛けに嵌っている状態である。このような状態がこれから先も続くのなら、2020年に公式コンタクトは起こらないだろう。2020年までに起こるのなら、それ以前に何かしら地球規模のイベントが起こっていることだろう。

 

 

【意識が変わると見えなかったものが見えてくる】
 ここで、現在のUFOを巡る現象を理解する上で示唆に富む逸話を紹介しましょう。それは16世紀のポルトガルの探検家、マゼランが南洋の孤島を訪れたときの話です。マゼランの部下は、島への上陸に小型の手漕ぎ船を使いました。出迎えた島民は、上陸用に使われた小船は見えても、少し離れたところにあった大型帆船は見えませんでした。不思議に思ったマゼランは、島民に説明しましたが、依然として彼らには大型帆船は見えませんでした。(p.51)
 部下たちは、島を代表するシャーマンに帆船の形を繰り返し説明すると、ようやく島民全員に帆船が見えるようになったという。
 同様に現在の地球人は、日ごろから馴染みのある星や飛行機として宇宙船を認識します。言い換えると、人々は宇宙船のエネルギーを星や飛行機としてしか「翻訳」できないのです。(p.71)
 近代文明とは無縁の生活をしている同じ地球上の未開地域の原住民に、「走っている電車」の映像を見せれば、間違いなく「大きなヘビ」と言って驚くのである。我々は、「未知のものを見ても、知っているものにしか翻訳できないのだ」ということは、教養ある人間として最低限理解しておこう。
 とはいえ、たとえジョーという男性がUFOを飛行機と見なしても、彼にUFOを本来の姿で認識する能力が欠けていたとは断言できません。彼の受けとめ方は、地球人全員の認識方法を反映するからです。つまり、集合意識が大きく変われば、あなたにもUFOのエネルギーが飛行機以外の姿で見えるようになるでしょう。(p.71)
 現在の地球人は、複雑で精緻な形状のミステリーサークルを受け入れることができるようになっている。宇宙人たちは、遠からずやってくる公式コンタクトの時に備えて、このような方法を使って人類の集合意識を徐々に導きつつ変容させているのである。

 

 

【「未来生」との遭遇】
 私、サーシャは、チャネラーであるリサ・ロイヤルの「未来生」です。私たちの場合、意思の疎通が起きる「交流の共通基盤」は自我になります。(p.78)
 サーシャとリサ・ロイヤルの関係は、バシャールとダリル・アンカの関係と同じらしい。
 ジャニスが遭遇したプレアデス人も、実は彼女の「未来生」でした。・・・中略・・・。自分の「未来生」に出会ったとはいえ、ジャニスには宇宙人への強い抵抗感がありました。ジャニス自身というより、彼女の自我が強く抵抗していたと言うべきでしょう。こうした傾向は、現在の人間に一般的なものです。そのために、ジャニスの遭遇体験は、彼女の自我が眠った状態、つまりドリームタイム(変性意識状態)で起きました。(p.79-80)
 抵抗感がなければ、宇宙人として目の前に現われても吸い寄せられるような感覚を味わいます、と書かれている。
 「未来世」との遭遇は、幾つもあるハイアーセルフの中の一つとの遭遇である。
 そして、これはアセンション=霊的進化=意識の進化のひとつの顕れである。

 

 

【ひらめき:「情報のダウンロード」】
 通常、人間の脳波は、車の運転中にアルファー波になるので、ベータ波のときよりも受容的になります。そのときに自我の制御力が弱まって、意識の別のレベルですでに得ていた情報が浮かびやすくなるのです。「情報のダウンロード」が起きると、顕在意識はそれを「突然のひらめき」や「深遠な気づき」として受け止めます。こうして得た情報を基にしてSF小説を書いたり、芸術作品を創作する人々もいます。(p.86)
 理詰めで考えている人がヒラメクのは、思考を手放した散歩の瞬間だったという話はよく聞くけれど、芸術家や音楽家など、常に感覚的に生きている人々は、普通にアルファー波に近い脳波状態で生活しているからなのだろう、あまりヒラメクという表現はしない。「降りてくる」と表現する人々が多い。まさに「情報のダウンロード」である。
 ジョブスや茂木健一郎さんなどか言っている創造性は、下記リンクにあるように、過去の経験の蓄積を下地とするものなのだけれど、
   《参照》  『スティーブ・ジョブス英語で味わう魂の名言』桑原晃弥(PHPビジネス新書)
             【経験と創造性】

現在の世界の脳科学者は、ベータ波の領域で捉えられることを理性的に表現するだけだから、感性的な人々が普通に実感している「情報のダウンロード」という当たり前のことが、いまだに言えないわけである。

   《参照》  『宇宙の羅針盤(下)』辻麻里子(ナチュラルスピリット)《中編》

             【誰かが夢の領域にて教えたのだ】

 

 

【脳波状態に連動する現実】
 脳波が変わると、あなたが体験する現実も変わります。脳波を変える能力が高まれば、あなたの現実認識がさらに柔軟になるだけでなく、望む現実をつくる能力も高まります。(p.96)
 だからヘミシンクは効果的なのである。
 周知のとおり、これまでの人間は、脳のごく一部分しか使って来ませんでした。「使われていない脳の部分は、一体何のためにあるの?」と思ったことがあるでしょう。実は、使われていない脳の部分は、他次元的な思考活動のためにあります。今後は人間の意識の進化に伴って脳も進化し、これまで認識できなかった世界を知る能力が高まります。(p.96)

 

 

【波動帯域というパラレルワールド】
 人間はUFOの謎を解くために、膨大な時間とエネルギーを費やしてきました。しかし、ベータ波の現実で起きる出来事しか認めずに得られる研究の成果には、おのずと限界があるのは明らかです。なぜなら、宇宙人と人間との出会いの大半は、人間の脳波がベータ波ではないときに起きるのですから。(p.97)
 人間は起きている時と寝ている時で、脳波状態は異なっている。通常起きている時はベータ波といわれる周波数帯域。寝ている時はアルファ―波といわれる周波数帯域。それ以外にも、さまざまな周波数帯域ごとに、様々な世界が存在している。
 人間が認識するベータ波の帯域に出現するUFOもあるけれど、それほど進化した存在ではないことになる。高次のUFOもベータ波帯域に出現できないこともないけれど、たいそうな負荷をともなうことになる。あくまでも人間の意識の周波数が変わることで、高次元の存在と出会えるようになるべきである。これこそがアセンションである。
 人間は眠っている時、自覚はないけれど「変性意識状態」になっているのだから、ドリームタイムはアセンションタイムであるともいえる。
 高次のUFOが次元を落とすことに負荷が伴うことと、低次の人間が睡眠を必要とすることは、同じ理由によっている。