
頭の中がお留守気味の日々には内容もページ数も少ない薄っぺら本が適している。既読本の書架から探してきた20年前の本。著者は当時のおにゃん子クラブから現在のAKB48まで息の長いプロデューサー。1992年12月初版。
【「メロ先」と「詞先」】
歌謡曲というこのジャンルは、最近は、メロディが先行する。つまり、音楽がもう先にできてる。そこに言葉を当てはめるという場合が多いんです。ま、これを業界用語で「メロ先」、このように言っていただくと、みなさんも明日から通の作詞家。これが試験に出ますからね、「メロ先」。逆に詞が先で、それにメロディをつける場合、これを「詞先」と言うわけです。シセンをさまよう、なんていうのは関係ありません。(p.7-8)
演歌系は「詞先」、ポップス系は「メロ先」だと書かれている。
【女性の誘導尋問の先】
出張から返ってきた時の会話
出張から返ってきた時の会話
「悪い遊びしてたでしょ」「(決然と)いや、しないしない」 ・・・(中略)・・・ 「(あくまでもにこやかに)でも、たまにだったら、そりゃあ息抜きとしてはいいんじゃないの、それで夫婦仲も、また盛り上がるわけだし」・・・とかっていう誘導尋問にひっかかってですね、ついに最後に、「(うれしそうに)いやー、実は行ってさ」って言った瞬間、思いっきりひっぱたかれたっていう、そういう人がいました。
女性の場合、私にわからなければいい、というようなことを言っていながら、わかったときにそのパワーが蓄積されているわけですね。(p.43-44)
へぇ~~~。女性の場合、私にわからなければいい、というようなことを言っていながら、わかったときにそのパワーが蓄積されているわけですね。(p.43-44)
【ヒットの企画力・発想力】
二番目のポイントは、ニッチ(隙間)狙いともいえる。
三番目は、完全なスターなんてできない時代だから、いくつもの長所を際立たせても効果はない。逆にマイナスの要素をあらかじめ言ってしまう。
大衆と逆のほうへ逆のほうへ先回りしていくことが大切である。これがまず、ヒットというものの最低条件であるんではないかと思います。
2番目のポイントとしては、 ・・・(中略)・・・ 美味しい所を独占するためには、みんなが行こうとしないところ、 ・・・(中略)・・・ そこを見つけなくてはいけない。
それから3番目。いまはもはや万能の時代ではないということです。(p.56-57)
必ずしもプラスの要素が多ければ売れる、マイナスの要素が多いと売れないということではない。マイナスの、負の要素をうまく利用して創るのがヒットである。ま、このへんが、私の考えるヒットであり、企画力、発想力というものではないかと思うんですね。(p.59)
一番目のポイントは、大衆の飽きっぽさを承知して流れの先を読むということだろう。2番目のポイントとしては、 ・・・(中略)・・・ 美味しい所を独占するためには、みんなが行こうとしないところ、 ・・・(中略)・・・ そこを見つけなくてはいけない。
それから3番目。いまはもはや万能の時代ではないということです。(p.56-57)
必ずしもプラスの要素が多ければ売れる、マイナスの要素が多いと売れないということではない。マイナスの、負の要素をうまく利用して創るのがヒットである。ま、このへんが、私の考えるヒットであり、企画力、発想力というものではないかと思うんですね。(p.59)
二番目のポイントは、ニッチ(隙間)狙いともいえる。
三番目は、完全なスターなんてできない時代だから、いくつもの長所を際立たせても効果はない。逆にマイナスの要素をあらかじめ言ってしまう。
【ジャンケンに現れる運の力】
このように、やはり運というものは、非常に大きな力を持っている。ですから、あえて単純にいうんですけど、この中で全員で総当たり戦でジャンケンをして、最後まで勝ち残った人は運が強いと思うんですよね。(p.82)
このアイデアは、今日のAKB48でも、実際に取り入れられている。
【運は思い込み】
著者のように、ウンコを踏んだ時「運がいい」と思える人は、現実の如何に関わらず、潜在意識が常に運がいい方向に向いているから、現実がそれに則するのである。
“思い込み” の“思い”は顕在意識の領域、“込み”は潜在意識の領域。二つの意識が、プラスに方向付けされていれば、はなはだ運がいい。
じゃあ、どうやれば運が強くなれるのかということですね。 ・・・(中略)・・・ これはやっぱり「思い込みしかない」ということなんです。つまり、「自分は運が強いんだ」と、そう信じている人はみんな運が強いと思うんです。(p.83-85)
著者はロサンゼルスに行き、ふと気が変わって予約しておいたホテルをやめ、レンタカーで別のホテルに行ったという。そしてそのホテルの入り口でウンコを踏んでしまった。
この、ウンコを踏んづける、生まれて初めて行く、ロサンゼルスのホテルですよ、入口のところでウンコを踏んづける確立というのは、これは天文学的なものがあるんではないか。この事件に出合ったことで、私はやはりついてるなと思ったわけです。(p.86)
ウンコを踏んでしまったら、大抵の人は「やだぁ~、最悪~~」とかって言いながら“運が悪い”と思ってしまう。そこの違いであり、そこを変えるべきなのである。世の中で生起する事象自体には、正も負もない。正負の意味付けをするのは、その人本人の意識である。その元は、その人の心の趨勢、つまり潜在意識のパターンである。著者のように、ウンコを踏んだ時「運がいい」と思える人は、現実の如何に関わらず、潜在意識が常に運がいい方向に向いているから、現実がそれに則するのである。
“思い込み” の“思い”は顕在意識の領域、“込み”は潜在意識の領域。二つの意識が、プラスに方向付けされていれば、はなはだ運がいい。
<了>