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 時間についていろんなことが書かれているけれど、標準的なことが書かれているだけでそれほど深くはない。夏休み中に、中学生や高校生が読むとよさそうな本である。

 

 

【動物の固有時間】
 おもしろいことに、動物の寿命と(脈の)周期のどちらもが体重の4分の1乗に比例していることになります。(p.99)
 寿命と脈拍の周期が体重の4分の1乗に比例するということは、象のように大きな動物ほど、寿命は長く、脈はゆっくり打っているということ。そして、ネズミのように小さな動物は、短命で脈の鼓動もせわしない。
 このことから、体重に関係なく共通する定数が導き出される。
 動物の比重が同じと仮定すると、体重は体積に置き換えても成り立つから、動物の寿命は体積(大きさ)の4分の1乗に比例することになる。下記リンク著作は、体積(空間量)で時間を規定しているけれど、基本的には同じことを言っていることになる。
              【時間と空間の法則】
 すべての野生動物は、その体重に関係なく、同じ15億回だけ脈を打ったら寿命を終えるのです。(p.99)
 人間も、幼少時は深い呼吸をしているのに、しだいに呼吸が浅くなってしまう傾向があるらしい。根本的な原因は、自然と調和した生き方からずれてしまうからなのだろう。
 呼吸とか脈拍というのは心因によって変わってしまうことがある。ストレスなどで、定常的に呼吸が浅くなり、脈拍が増加傾向になると、早く15億回に達してしまうため短命となってしまう。

 

 

【時間の流れる方向】
 時間が前へ前へと進んでいることを 「時間の矢」 というのですが、時間の流れる方向がわかるのは 「不可逆運動」 があるためなのです。
 言い換えると、時間はどちらの方向に進んでもいいのだけれど、起こっている運動が時間の向きを決めていて、元に戻らない運動の方向だけを選んでいるのかもしれません。時間が逆向きに流れないのは、自然界が進む方向(花瓶は割れ、鉛筆は折れ、私たちは成長していく)が決まっているためと考えられるのです。(p.111-112)
 今日では、特殊能力を持つ人によって、茹でたエビが生き返ったとか、煮豆が発芽したというようなビックリ現象が報告されている。
   《参照》   『不思議の科学』 森田健 (同朋舎)
            【 “煮豆が発芽する” 蘇生のキーは 「コンタクト」 とマスター】

 たいそう昔に読んだ、『ヒマラヤ聖者の生活探究』 という本の中でも、ヒマラヤ聖者による死者の蘇生が、 「時間を巻き戻した」 という記述で説明されていたのを覚えている。
 一般的に 「不可逆運動」 と思われているものは固定的な現象ではない。つまり、それらは 「可逆」 でもありうるのである。ということは、自然界(不可逆運動)が時間の流れる方向を定めるのではなく、意識が時間の流れる方向を定めていると言った方が、おそらく正しいのだろう。著者は、「自然界が進む方向が決まっている」 という意識でいるから、「時間は逆向きに流れない」 と書いてしまう。
   《参照》   『運命を変える未来からの情報』 森田健  講談社 
           【「時間は未来から流れる」】

 

 

 

<了>