《前編》 より

 

 

【主食と副食を分ける】
 基本的に、人類の食というものは原則として、主食と副食に分けなければいけないということです。要するに、マクロビオティックの標準食こそが理想なのですが、主食の穀物が50~60%というものです。(p.229)
 台湾人の食生活で一番疑問に思えたのはこれである。自助餐で豊富なメニューから選べる食事をしていると、副食だけでこと足りてしまうのである。数週間いて、私自身お米はわずか2膳ほどしか食べていなかったのである。
 主食のお米以外に一汁一菜という粗食でいいはずの日本食からすれば、台湾の食生活は、豊富というより、あきらかに狂っている。おそらく台湾人は、「マクロビオティックって何それ?」 と言うのだろう。
 現在世界一の高さと言われている台北のビルに入っているバイキング形式の日本食レストラン 「WASABI」 を埋め尽くしていた台湾人の若者達が食べていたのは、自助餐同様に、日本人にとっての副食ばかりだった。これで日本食を楽しんだと思ってもらっては困る。

 

 

【トム・クルーズとマドンナ】
 若い世代では映画俳優のトム・クルーズ。彼の顔つきというのは、他の人と比べて引き締まっていないでしょうか。彼の食事は、実は久司インスティチュートを卒業した若いアメリカ人女性が毎日料理しているのです。あるいは、歌手のマドンナもそうであるように、マクロビオティックは確実に欧米社会に浸透していっているのです。(p.235)
 だから、台湾人は引き締まっていない丸い顔が多くなってしまうんじゃないの~~~。そのままじゃ、トムクルーズやマドンナみたいにカッコよくなれないよ~~~。知らないから。

 

 

【リュウマチは穀物や野菜を食べれば治る】
 特に、リュウマチはユダヤ系の女性に圧倒的に多く見られます。それは彼女たちは、子どもがちょっとでも風邪を引くと、風邪薬の代わりにすぐにチキンスープを飲ませるからなのです。なにかというとニワトリを食べていますから、彼女たちは45歳以上になると、だんだん手足がニワトリのようになってきます。それがリュウマチという病気です。ですからリュウマチを直そうと思ったら、肉や卵、果物、砂糖を食べるのをやめて穀物や野菜をとるようにすれば縮んでいた筋肉や硬かった部分が伸びて、きれいに治ってしまいます。(p.245)
 猫の親分はニワトリが大好きで、ヴィクトリア・コーチ・ステーションでチケットを買う時ですら 「チキン」 と言い間違えて子分を爆笑させていたほどだから、リュウマチの傾向があるのは必然である。それでもって、主食(穀物)なしという台湾的食生活に浸っていたら、リュウマチが治るわけないじゃん。 タコ! お米と野菜を食べよ!

 

 

【大きな口】
 例えば、ルネッサンス時代の絵やギリシャ彫刻を見ると、みんな小さな口をしています。日本の浮世絵を見ても、小さい口をしています。ところが、最近は口の大きい人が圧倒的に多くなっています。なぜ、口が大きくなったのでしょうか。(p.255)
 ミネラル分が(母)体から失われていくために、生まれた子供の口が大きくなるのです。ミネラル不足のため、引き締める力が足りないわけですから、体の抵抗力そのものも弱いということになります。(p.256)
 人相学では、大きな口は、 “家を出て外で働く逞しさ” みたいな解釈をしているのではなかっただろうか。先天的に弱い抵抗力を補うために、大きな口でたくさん食べなきゃならない人相と、考え直したほうがいいのかもしれない。

 

 

【土地のエネルギー】
 日本でできるいろんな野菜や野草、穀物は病気を治す場合に、非常に役に立ちます。
 逆にアメリカやヨーロッパのものがあんまり役立たないのは、その土地のエネルギーが違うからなのです。成分を分析してみると、栄養素というのはほぼ似ているのですが、その及ぼす効果が違ってくるのです。(p.263)
   《参照》   『時の威力』 高麗恵子 IDAKI
              【タンザニアコンサート】

 日本という土地の持つエネルギーの高さは、シャーマン的資質のある人々なら分かることなのだろうけれど、近年の日本の磁場エネルギーは極度に衰退していることを、船井幸雄さんは、イヤシロチの消失という表現で記述していた。主に土地のエネルギーを下げているのは、近代人が発する想念の乱れである。
 作物を作るにしても生活するにしても、エネルギーの高い土地であれば運気はよくなり、低ければ運気も下がってしまう。
              【イヤシロチ】

 

 

【豊かな食事が・・・】
 今日の日本に病人が増え、医療費が年間国家予算の三分の一を越えるという異常な現実を前にして、一体、どこでまちがってしまったのかを考えたとき、 ・・・(中略)・・・ 、豊かな食事が病人を増やし、医療費を増大させていったことがわかってきます。(p.289)
 グルメ番組ばかりやっている日本の民放各社の論説委員は、国家予算の医療費増大に関して、ごもっともそうな見解を述べる資格などない。どうせそのうち、地位と肩書きに似あった美食にうつつを抜かしたあげく、ガンにでも罹って墓穴を掘るのだろう。愚かしいことである。
 
<了>