《前編》 より
【社会貢献と教育】
《参照》 日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <前編>
■ 日本語と日本人の脳の特異性 ■
これまで私は多くのニュー・リッチの人たちと接してきたが、やはり子どものいる方といない方では、考え方が異なる。それは、こうした社会貢献 social contribution に対する姿勢 approach に表れている。
結局、子どもの教育を考えるということは、社会そのものと、未来を考えることにつながるから、子どものいる方のほうが、圧倒的にチャリティーには熱心である。私たちの未来は、子どもの教育によってつくられる。そう思うと、いまの日本の教育の現状 status quo は情けないと言うしかない。(p.264)
富裕層は、子どもを幼少の頃から海外で育てる人々が多いらしい。御自身の海外体験や、国内外の教育環境の違いを知るにつけ、そうなってしまうのは仕方がないのだろう。しかし、幼児期・幼少期を日本人として日本語環境下で育てなければ、 “言霊の国” のメリットはその子どもの脳から完全に失われるのである。結局、子どもの教育を考えるということは、社会そのものと、未来を考えることにつながるから、子どものいる方のほうが、圧倒的にチャリティーには熱心である。私たちの未来は、子どもの教育によってつくられる。そう思うと、いまの日本の教育の現状 status quo は情けないと言うしかない。(p.264)
《参照》 日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <前編>
■ 日本語と日本人の脳の特異性 ■
【定住せず】
現在は、 Act locally , Think globally では十分ではない。
Act も globally であらねば、地球の変動に呑み込まれてしまう。
「ニュー・リッチとかラグジュアリーとかの時代は、すでに過ぎてしまった感がありますね。景気動向を見れば、はっきりわかるでしょう。 ・・・(中略)・・・ 」(p.272)
「異常気象に対応するためにも、一か所に定住しない生き方がベターですよ。これをブローバルにやる。トライ&エラーを繰り返し、自分なりに最適なやり方を探す。まだ、なにが正しいかわからないですけど、様子見だけはしていません」
高城氏がこのようなライフスタイルを目指すのは、もちろん、地球が確実に温暖化 becoming warm しているからである。 (p.273-274)
高城剛氏は、現在は沢尻エリカの旦那さんである。
「異常気象に対応するためにも、一か所に定住しない生き方がベターですよ。これをブローバルにやる。トライ&エラーを繰り返し、自分なりに最適なやり方を探す。まだ、なにが正しいかわからないですけど、様子見だけはしていません」
高城氏がこのようなライフスタイルを目指すのは、もちろん、地球が確実に温暖化 becoming warm しているからである。 (p.273-274)
「ボクのガールフレンドにこう言いました。スーツケース4つで世界の果てまでついて来いっ!」(p.278)
国際的に歴史ある欧米の大富豪たちは、温暖化の先に起こりうることを科学者達の研究結果に基づき予測しているからこそ、世界経済の中心地をアメリカから中央アジアへ移そうとしているはずである。現在は、 Act locally , Think globally では十分ではない。
Act も globally であらねば、地球の変動に呑み込まれてしまう。
【PT志向】
日本に税金を納めないニュー・リッチを非難するよりは、世界で最も高い税率であるにもかかわらず日本に納税してくれている優良企業や個人に感謝すべきなのだろう。
したがって、ニュー・リッチは当然のように 「PT志向」人間となる。 「PT」 とは、Permanent Traveler あるいは Perpetual Traveler の略で、簡単に言えば、自分の資産を日本よりも税金のかからない、もしくは無税の国(=タックス・ヘイブン)に移し、しかも、日本に定住しないというライフスタイルだ。(p.132)
ニュー・リッチとなった人々の多くは、グローバル市場で成功したのだろうから、税金対策面のみならず、その行動形態もライフスタイルもグローバル化(=脱日本化)するのである。日本に税金を納めないニュー・リッチを非難するよりは、世界で最も高い税率であるにもかかわらず日本に納税してくれている優良企業や個人に感謝すべきなのだろう。
【地上最悪の格差】
アンゴラは経済成長率が驚異の20%で、失業率が80%というのだ。この数字を聞いて、なにかの間違いだろうと思ったが、調べてみると、ほぼ事実だった。 (p.301)
格差社会は、グローバル化する過程であらゆる国家内・社会内で発生してしまうのは不可避である。そして、経済発展を遂げてゆく過程で、時系列に応じて徐々に生じてゆくものでないことは、中国やアフリカの例で分かる。 富裕国を取り込む政策を敷いているシンガポールでは、不動産価格も急騰してしまい、住民が住宅を購入できず、格差社会ができているという。あれだけ小さな都市国家ですら、政府によるコントロールは万全にはできていないのである。
【格差を是正するのも:心の在り方】
まあ、日本できちんと納税したって、お役人に税金が無駄使いされてきた事実は、嫌というほど見せつけられているから、誰がニュー・リッチであったとしても、日本になんか納税したくはないと思うことだろう。
しかも、寄付にまで課税するという、世界でも稀に見る日本の税制では、カーネギーのような人々はなかなか輩出しない。しかし、それでもいるにはいる。
カーネギーは、「金持ちは貧乏人の管財人にほかならない」 と言って、築いた巨万の富で、次々に社会貢献をした。現代では、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏が同じ様なことをしている。
つまり、格差を本当に是正するのは、政治や政策ではなく、人間の心の在り方なのではないだろうか。(p.330)
「PT志向」 のニュー・リッチの皆さんは、日本での納税を免れた分を、社会貢献に回しているのだろうか? 彼らが海外で日本の発展を杞憂する談議に花を咲かせていても、社会に献ずる額がたいしたことないのであるなら、その杞憂談議は、結局のところ、単なるきれいごとである。つまり、格差を本当に是正するのは、政治や政策ではなく、人間の心の在り方なのではないだろうか。(p.330)
まあ、日本できちんと納税したって、お役人に税金が無駄使いされてきた事実は、嫌というほど見せつけられているから、誰がニュー・リッチであったとしても、日本になんか納税したくはないと思うことだろう。
しかも、寄付にまで課税するという、世界でも稀に見る日本の税制では、カーネギーのような人々はなかなか輩出しない。しかし、それでもいるにはいる。
【日本人の慈善家】
チェスキーナ・永江洋子さん:イタリア人実業家の資産を受け継いだ方。
中嶋健吉氏:パチンコメーカー「平和」の創業者。
稲森和夫氏:京セラの創業者。
この4名は、ニュー・リッチという分類に当てはまるのだろうか。ちょっと違う感じである。
ニュー・リッチという階層には程遠い普通の庶民だけれど、本人にとってはスッゴク大切な1000円2000円を、外国の孤児や無料診療病院の為に匿名で寄付している普通の日本人の若者達が大勢いることを知っている。
いくらお金を持っていても、 “心の在り方” は買えない。
米 『フォーブス』誌(アジア版2008年6月)によると、「アジアの慈善家48人」 の中に、日本からは4人が選ばれている。(p.355)
渡邊美樹氏:外食産業、和民の創業者。チェスキーナ・永江洋子さん:イタリア人実業家の資産を受け継いだ方。
中嶋健吉氏:パチンコメーカー「平和」の創業者。
稲森和夫氏:京セラの創業者。
この4名は、ニュー・リッチという分類に当てはまるのだろうか。ちょっと違う感じである。
ニュー・リッチという階層には程遠い普通の庶民だけれど、本人にとってはスッゴク大切な1000円2000円を、外国の孤児や無料診療病院の為に匿名で寄付している普通の日本人の若者達が大勢いることを知っている。
いくらお金を持っていても、 “心の在り方” は買えない。
<了>