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 著者は、49歳の時に大手企業(富士ゼロックス)を退職し、富士山だけを撮るプロの写真家として独立したという。 営業マン時代から、幸運を導くために学んで実践してきたことが、そのまま進展し、結果的に現在の職業となって結実しているらしい。

 

 

【言葉は 「神の宿」 】
 私は昔から言葉の持つ力に関心がありました。
 元気が出る言葉、勇気が奮い立つ言葉、心が前向きになる言葉 ――― 言葉は 「神の宿」 であることを知っていました。(p.90)
 これらを、どこで知るようになったかというと、
 サラリーマン時代のときも、デール・カーネギーの 『人を動かす』 や 『道は開ける』 (ともに創元社刊)を、ページがへたりこむまで熟読していたのを覚えています。(p.90)
 やはり、プロフェッショナル・サラリーマンは、この手の書籍をよく読んでいる。
 これらの本を読んだことのある人は大勢いるのであろうけれど、著者のように “ページがへたりこむまで熟読した” という人は少ないのだろう。この差が大きい。

 

 

【世界は、自分の思いと言葉でできている】
 「この世界は、もしかすると、自分の思いと言葉が創り上げているのではないか?」
 私はそういうことに気づき始めていました。
 社会に生きていると、自分のものではない 「誰かの言葉」 や 「誰かの思い」 に引きずられていきます。そうして知らないうちに、楽しくない自分、楽しめない自分、幸福ではない自分ができあがっていくのです。
 そこから逃れるもっとも大切なことは、

「この世界は、自分の思いと言葉でできている」

 ということを、改めて意識することです。 (p.37)

 

 

【「確信のホラ」 を千回言って現実を創る】
 営業で日本一になる少し前、私はすでに 「確信のホラ」 を吹いていました。
 ・・・中略・・・。
 「日本一、日本一、日本一」
 そう言いながら歩いたのです。
 ・・・中略・・・。
 そういえば、この言葉もよく言っていました。
 一歩歩くごとに、「日本一、できた、日本一、輝いた」、です。
 物事というのは、千回言うと固まります。
 現実になっていくのです。
 全て意識の世界です。 (p.32-33)
 31歳のときに営業実績日本一を取って、これを実現していたという。
 現在も、日本一の富士山を撮りながら、「確信のホラ」 をいまだに続けている。
 これからは、もう少し精神的な豊かさを大事にする方向へと向かっていくはずです。自分がうれしかったものをあの人にもあげたい!
「お土産に 『ときめきの富士』 をもっていく」 という文化ができるに違いありません。
 結婚式の引き出物には、コーヒーカップではなく、 『ときめきの富士』 が渡されるようになる。それが、日本人の定番になってくる。
 私は、こんなことをあちこちで言っています。
 ――― もちろん、それは 「確信のホラ」 です。
 が、ここ数年、思っていた以上のスピードで、時代が私の思いに近づいてきている感じがしています。わかりませんが、何かの前兆なのかも知れません。 (p.103)
 「確信のホラ」 は実現することだろう。富士山の写真を贈りあう文化なら大賛成である。
 最後のところに “時代が私の思いに近づいてきている感じがしています。わかりませんが、何かの前兆なのかも知れません。” と書かれているけれど、著者は、富士山に復活した 「鉄腕アトム」 の兆しを掴んで時流に乗っているのだろう。プロフィールに、2003年 「天空に舞う」 で文部科学大臣賞を受賞、と書かれている。鉄腕アトム復活の年度と呼応している。
    《参照》   『手塚治虫の大予言』 九頭海龍朗 平凡社
             【21世紀初頭、富士山が大爆発を起こす!? :  『アトラス』 に予言】 

 

 

【商売の極意】
 営業は心理学だということを理解して、お客さまを喜ばせるようにした。「自分」 ではなく、「相手」 にとことん興味を持った。
 おそらくこれは、商売の極意なのだと思います。(p.26)
 営業マン時代に掴んだ極意が、今の職業でも生きている。

 

 

【人生の極意】
 私はサラリーマン時代から、「人生の目標とは何だろう?」、「幸福とは何だろう?」 といったことを考えてきました。
 そして、ようやく最近、少し分かりかけてきたことがあります。
 自分の幸福は、富士山の写真を一生懸命やることで、関わった人々が喜んでくれた、そのことが自分の喜びになる。・・・中略・・・。もの凄く単純な、大切なことに気付いたのです。

 自分の存在が、何かの役に立っていますか?
 誰かを幸福にしていますか?   (p.149)
 富士山の写真を買って喜んで帰って行く人々が多いのだという。あるいは、写真を買った人々から “幸運に恵まれました” という手紙がたくさん届くのだという。
 こういったことから、著者はこの書籍のタイトルを思いついたのだろうか。

 

 

【一番美しいもの】
 173頁以降に、著者と五日市剛さんの対談が掲載されている。
 富士山って日本人の心の拠り所でしょう。日本の自然の中で、一番美しいものは富士山だと思いますね。かたや 「ありがとう」 という言葉は、個人的には、日本の言葉の中で一番美しいものだと思っています。どちらも日本人にとっては大事なもの。心の拠り所ですね。(p.174)
 著者が好んで書いている 「感謝無限大」 という言葉が最後のページにあったので、掲載した書籍の表紙写真に合成して入れておいた。この書籍のタイトルである 『富士山が教えてくれた幸運の法則』 の第1条が、これなのだろう。

 

 

【ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランランラン】
ロッキー : 僕は五日市さんの言葉で一番好きなのは、「ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランランラン♪」(笑)
五日市 : この替え歌は、辛いときに歌ってみたらいいですよ、本当に。 (p.183)
 この替え歌、最高!

 

 
<了>