イメージ 1

 日本列島が世界の雛型(縮図)になっている、ということは、神道を学んでいる人々にとっては常識的なことである。確認したかったのは、南アメリカを日本列島のどの位置に対応させて書いているか? 北方領土に関する記述はあるのかないのか? という2点。どちらも記述されていなかった。本職は作家さんだから、この程度なのだろう。96年9月以来の再読。
 せっかくなので、日本列島雛型説のアウトラインを書き出しておいた。
 
 
【対応関係】
 本州 = ユーラシア大陸、 北海道 = 北米大陸、 
 九州 = アフリカ大陸、  四国=オーストラリア大陸
①  中国半島 = ヨーロッパ亜大陸
②  紀伊半島 = アラビア半島
③ “静岡亜大陸” = インド亜大陸
④  伊豆半島 = マレー半島
⑤  三浦半島 = インドシナ半島
⑥  房総半島 = フィリピン諸島
⑦  朝鮮半島 = 牡鹿半島
⑧  下北半島 = カムチャッカ半島  (p.77)
 房総半島は陸続きだけれど、半島自体巨大な砂州のような地質(砂層)で形成されている。海進期には半島の先端のみが陸地となり、その状態であればフィリピン諸島とみなすことができる。

 

 

【瀬戸内海と地中海】
 イタリア半島の長靴をぶち壊して、断片を海上にバラまいた ――― それが、芸予諸島だったのである。(p.156)
 ギリシャは存在しているのだろうか。・・・中略・・・。児島半島がそれである。(p.158)

 

 

【淡路島】
 『古事記』 では、イザナギ・イザナミの2神による 「みとのまぐわい」 によって、最初に蛭子(淡路州)が生まれ、蛭子であったがゆえに葦の船に乗せて流されてしまい、次に大八島(日本列島)が生まれたと記されている。 (最初は、イザナミ(女)から声をかけ、次はイザナギ(男)から声をかけたとされる)

 著者は、最初に生まれたとされる淡路州は、日本列島以外の地球上の大陸を意味するのではないか、と書いている。その根拠は・・・。
 『古事記』 の記事に、流し去られたはずの “水蛭子” の子孫である少名彦名が、後にヒムシの皮衣を着て、波の穂を踏んで、日本列島に帰ってきた、と記されているからである。つまり、水蛭子は、流し去られた後に、日本列島以外の地において住まい、そこで子孫が生れ、その子孫の一人である少名彦名の神が長い年月の後に日本列島に帰ってきて、大国主の国づくりに協力したことが記載されているのである。 (p.46-47)
 神話は何階層もの意味を含むものなのだから、そう解釈するのも間違っているとは言えないだろう。
 古事記の記述をそのまま読んでもいい。阪神淡路大震災の震源地は、淡路島のイザナギ・イザナミ神社の直下だったとか。それは、国生みの再来で、淡路島の北東端が本州に最も近い所にある神戸(神の戸)が開いたと神道系の人々は解釈している。その神戸の近くには西宮戎神社がある。
   《参照》   日本文化講座 ① 【 七福神 】

           【恵比寿、戎、蛭子、夷 ( 男神:日本出身 ) 】

 
 
<了>

 

 

  渡部勇王・著の読書記録

     『超真説 日本創世記』

     『2001年 世界大終末』