ボクは双葉。
 
やわらかくて
風になびいて
葉っぱだってことも
分からない
双葉。
ボクはゆれた。
左右にゆれた。
手を繋ぎたくて
左右にゆれた。
それしか
知らなかった。
ボクにもし






蕾があったら
蕾があったら
きみと手だけ
繋げたかな。





⁡ううん









きみの葉に








触れるだけ。



触れるだけで




よかった。





蕾を抱いて
時折ふれあう。
そんな風に
できたらよかった。
ボクはまだ、
双葉だった。