人は『優位感覚』の違いによって、同じ事を体験しているにも関わらず、気になる箇所や反応が異なる事があります。
例えば、AさんとBさんが映画「タイタニック」を一緒に観に行ったとします。その帰り道の2人の会話です。
【 Aさん 】
「ねー、タイタニックが半分くらい海に沈んだシーンあったじゃない?助けが来るまで、ジャックが真っ暗な海の中で唇を紫にしながらローズの側にいた場面。あのシーン、とても見てられなかったよね…」
【 Bさん 】
「歯がガクガク震えそうな、あの寒そうなシーンね。ジャックの手が寒さでどんどん固まって痛そうだったね。思わず私までゾクゾクして鳥肌立っちゃったわ…」
この2人の表現の違い、わかりますか?
まず、Aさんの使っている言葉に注目してみましょう。
【半分くらい、真っ暗、紫、見てられなかった】
では、Bさんの使っている言葉はどうでしょうか?
【ガクガク震えそう、寒そう、痛そう、ゾクゾク】
『優位感覚』とは何でしょう。人間は五感(視覚、聴覚、体感覚、嗅覚、味覚)のうち、無意識に優先して反応してしまう感覚があります。(注意:優先感覚について話をする時には、嗅覚と味覚は体感覚に含めます)
- 視覚(ビジュアル):Visual
- 聴覚(オーディトリー):Auditory
- 体感覚(キネステティック):Kinesthetic
* この頭文字を取って、NLPではこの3つの感覚をVAKと呼びます。
五感全てを同時に意識して使う事は難しいですよね?実は、自分が良く使う傾向にある感覚と、使う頻度の低い感覚があるんです。
Aさんの使っている言葉に注目して下さい。Aさんの優位感覚は何でしょうか?では、Bさんの優位感覚は何でしょうか?
Aさんは、明るさ、色など、見た情報を優先する『視覚重視』
Bさんは、温度、感触など、体で感じる情報を優先する『体感覚重視』。
人は、自分と同じ優位感覚を持つ人と話をしていると、しっくり感じる傾向にあります。反対に、どうもこの人とはしっくりこないな…と感じる時には、自分と異なる優位感覚を持っているのかもしれません。
しっくりこない場合には、まず相手の使っている『言葉』に注目してみて下さい。別にその人と自分が合わない訳ではなく、ただ単に『優位感覚』が異なるだけかもしれません。
これを知っていれば、あまりイライラしなくて済みます(笑)。しっくりこない相手の『優位感覚』がわかれば、その人の『優位感覚』に合った『言葉』を自分が使ってあげることで、コミュニケーションがスムーズになるはずです。
逆に言えば、自分の『優位感覚』だけでコミュニケーションを取っていると、なぜか相手に伝わらない、イラッとする、ミスコミュニケーションが発生する…という事が起こります。ただのコミュニケーションの仕方の違い(優位感覚)を知らないだけで損をしてしまう人ってたくさんいますよね

そして『優位感覚』を知る事は感情のコントロールにも繋がるんです

『優位感覚』については講義でかなり詳しくお話したので今日はこの程度で。優位感覚と感情のコントロールについては、講義の中でお話しますね
NLP Top Coach Bangkok
CHINATSU :D