この方は「前頭前野の発達」について話しています。

イヤイヤ期である2歳児は、自我が芽生える第一次成長期でもあって

自我の発育と共に「折り合いのつけ方」を学ぶ必要があります。

 

一般的には、他者との折り合いを話す人が多くて

自分との折り合いもつけねば、我が強く育ったり、こだわりが強い人間になります。

また、子供自身が非常に疲れやすく、疲れた子供は情緒不安定を起こしやすくもあり、

必然的に癇癪も起こしがちで、親など周りの人も疲れるわけです。

 

うちの息子が小学1年のとき

義実家のリビングで息子と義母がふたりになったタイミングがあり、

2階からおりてきたわたしが偶然、子供には対処できないほどな義母の興奮した声を聞いて、慌ててリビングへ駆け込み息子を連れ出したことがありました。

このとき、わたしは「子供が困ってない?傷つくやん!」と感じて、咄嗟の行動にでたもので、

実際は息子が戸惑って、何をどうすべきか判断つかずにフリーズしていました。

息子を別室へ連れていき、わたしが「さっき、びっくりしたよね?」と問うてみたら

首をひねりながら息子はポソポソと

「おばあちゃん喜んでるから、なんて言ったらいいかわからへんかった」

こう話して、自分の感情の答えになっていません。なのでわたしは息子の考えに同調しつつも、

「おばあちゃんは喜んでたけど、ぼくは?ぼくは、どう思った?」

ゆっくりした話し方で伝えて、息子はようやく自分が癒しを必要としていた事実

に気づきました。

そう、わたしは義母の気持ちよりも、息子が傷ついた事実の方が重要でした。

 

息子は発育について指導を受けておらずとも、6歳にしてこの状態。目の前の現実に囚われて、自分の感情を見る余裕を失っています。

周りの大人が子供の心についた傷を気づかずに日常の中で紛れてしまうと、

子供は傷の塞ぎ方を知らぬまま成長します。

その結果、子供は自分の努力不足を感じたり、劣等感へ変化しながら成長するなど、悪循環を起こします。

 

こうしてセルフレギュレーション(自己制御)が育たぬまま、

他人とも自分とも折り合いがつかない日常を過ごすようになり、

癇癪やパニックを起こしやすい人へなっていきます。

 

前の義実家での一幕は、

子供にとっては親の愛情と映り、傷ついた自分を子供自身が気づくことで、その後は落ち着いて親の話を訊いていました。そこでわたしは、傷は早く気づくほど治りも早いことを教え、膝に乗ったり甘えてくる子供を存分に甘えさせました。

一方の義母はというと、強い喜びに共感を得られず中途半端に放りだされた不満から僻みを起こして、親に甘える孫を冷めた目で見て「もう大きいのにそんな」なる嫌味が出ていました。

まったく、セルフレギュレーション(自己制御)ができていない大人です。