台湾に行った時の思い出というと、
茶芸館でお茶を飲んだこと。
お給仕の方が台湾の作法でお茶を淹れて下さり、
香り高いお茶と、お菓子をいただいたのです。
台湾茶(烏龍茶やプーアル茶)は、
緑茶と違って、アツアツのお湯で淹れます。
そして一番茶で終わりではなく、
同じ茶葉で何度も淹れて、
その味や香りの変化を楽しむのですね。
台湾人のお友達のKさん宅を訪れると、
いつも素敵な手つきでお茶を淹れてくださるのですが・・・
先日伺ったときに、
「やってみますか?」と。
えー!?
尻ごみをするも、ぜひぜひと言われ、
やってみることに(笑)

まずは茶壷(急須)を温めます。
分厚い茶壷のふちにお湯をぐるりとかけ、
中にも回しながら入れ、いっぱいになったら
ふたをしてその上にもかけます。

そして温まった頃合いでお湯を
茶海(という、注ぎ分ける用の容器)に入れ、
茶壷にはお茶の葉を入れます。
そして・・・
「目が覚めて~~!」
と茶葉に語り掛けるようにして振るのです。
Kさんが習ったというお茶を淹れる流儀は、
ちょっとスピリチュアル^^
そして、「目が覚めたな」と感じたら、
お湯を、また茶壷のふちにぐるりとかけ、
茶壷を温めてから中に注ぎ入れます。
それも、いきなり茶葉にかけると
ビックリしてしまうので、
まずは茶壷を温めてから、という理由だそう。
注ぐときの回す方向は逆時計回り。
逆時計回りは「入る」、
時計回りは「出る」のだそう。
「6」と「9」をイメージするとよいですね。
気を「入れる」から逆時計回りなのです。
そしてふたをして、ふたの上からお湯をかけ、
「そろそろいいかな?」
と淹れる人が感じたタイミングで茶海にすべて注ぎ、
それぞれの茶杯に注ぎ分けるのです。
こうやって丁寧にやると、
「お茶を淹れる」という行為も、
「お茶と私の共同作業」です。
お茶に優しく語りかけ、丁寧に扱うと、
お茶も「応えよう」としてくれるのでしょう。
お茶と交流しながら、自分のタイミングで淹れ、
さらに手から出る「気」も込められたお茶は、
淹れる人によって味が変わります。
心映えとかも反映してしまうとか!
私のお茶はどうかな?ドキドキ
と、Kさんを見ると・・・
ニッコリ笑って
「美味しいです」。
よかったー!(笑)
実際に飲んでみても、お茶の葉と茶道具が良いのもあり、
とても美味しい(*^-^*)
蜜のように甘い芳香と後味。
同じようにして、2度3度淹れていくと、
渋みや酸味を感じたり、甘みが濃くなったりと、
さまざまに変化していきます。
お手製のケーキもいただいてしまいました。

サツマイモケーキは、
もっちりして、なおかつ甘い香り。
小麦粉の代わりに米粉、
バターの代わりにココナツオイルを使っているとか。
なるほどー!ココナッツが良い仕事をしています!
香り高いお茶を飲みながら、
Kさんが「なるほど!」と思うお話をしてくれました。
「人は電化製品みたいなものなんですよ。
それぞれ形が違ってやることも役割も違う。
けれど、本体は「電流」なんです。
そしてすべての電化製品は、
一つの電流の流れでつながっています。
電化製品に電気が流れなくなると動かなくなり、
それは死を意味しますが、
本体である電流は死ぬことなく、
すべてとつながり、すべてを動かしているんです」
おお~!
宇宙と人との関係を
すごく分かりやすく表していますね!
とてもわくわくするティータイムでした^^