英霊の方々の言葉の選集である、『国民の遺書』に、
23歳で沖縄方面で戦死された枝幹二さんの手紙も載っています。
『六月の知覧』
(六月五日)
あんまり緑が美しい
今日これから死に行くことすら忘れてしまひさうだ
眞青な空
ぽかんと浮かぶ白い雲
六月のチランはもうセミの声がして夏を思はせる
"小鳥の声がたのしさう 俺もこんどは小鳥になるよ"
日のあたる草の上にねころんで 杉本がこんなことを云ってゐる
笑はせるな
本日十四、五五分
いよいよ知ランを離陸する なつかしの祖國よ
さらば
使ひなれた万年筆を"かたみ"に送ります
二十歳前後で。
勉強したり、遊んだり、仕事をしたり、
いろいろなことをたくさんしたかった方々が。
でも、誰かが武器をとらなければ、
大切な人や国を守ることができないからと
戦地に行ってくださった。
戦争の善し悪しや戦争責任や外交のうんぬんと、
「戦争」にはいろいろな論議がなされます。
けれど。
終戦の日に私が思うのは、
たわいないことを言って笑っていたかったたくさんの方々が、
大切なものを守るために命をかけてくださったということ。
その方々の分も、自分は人生を味わっているか。
受け継いだ祖国に、できることをやっているか。
その方々に恥じないように生きているか・・・。
英霊の皆さまに感謝の思いを送るとともに、
自分を振り返る。
今日は、そういう一日にしたいと思います。
ありがとうございます!読者登録、おかげさまで1360名です!
ご登録していただけたら嬉しいです。

読者登録はこちらから
