中学進学に向けて、とうとう日常の言語を選択しなければならない時が来ました。

 

基本的には日本語です。

 

と言いたいところなのですが、学校のことを考えると英語を選ばざるを得ない雰囲気。日本人ではないけれど先輩ESLパパママに聞くと、ほぼ全員が中学から英語をの比率を増やしています。

 

難しいのは、英語の比率をいくら増やしてもバイリンガルになるとは限らないこと。

 

例えば我が家は今のところ「バイリンガル」に当てはまりますが、私たち夫婦は「限りなくセミリンガル」じゃね?と思っています。バイリンガルというほどに日本語を駆使できていないと思うのです。

 

ただ、ESLの先生をしていた知り合い曰く「セミリンガルならバイリンガルになれる」のでそこまで心配しなくていいらしい。

 

問題はセミリンガルでは無く「リミテッドバイリンガル」だそうで、これになってしまうと単純に語学力が低い人間が出来上がってしまうため「それだけは何としても避けるよう努力が必要だ」とアドバイスを受けました。

 

実はうちのスクールにはリミテッドバイリンガルが多く、ESLの先生は何年教えてもESLから卒業できない生徒を何人も抱え、しかも年々受け持ち生徒数が増えています。キンダーで入学して以来6年間ESLを受けているのにとうとうESLを卒業できずに中学に進学する子がいることに驚きましたが、その数の多さにさらに驚きました。

 

ESLの先生の質が悪いからじゃね?と思っていましたが、ボランティアをするうちにリミテッドバイリンガルの子供達の根本的な言語力の低さに唖然とすることも少なくなく、そもそも頭が悪い子なんだろうかと思うこともしばしば。

 

4年生頃から子供達の成長につれてリミテッドバイリンガルが割とはっきり目につくようになり、クラスの中でからかわれる子が出て来ました。先生が仲裁に入っても、リミテッドバイリンガルは英語力が低いので先生に英語で説明ができないし同じ母国語の生徒が通訳しようにも母国語の能力が低いので言いたいことがわからない。

 

それを保護者が「いじめが起きている」として同じ母国語の生徒たちを責めたてる、という出来事があり、先生はもちろん事情を知っている ESL保護者として私も説明に入ったことがあるのですが、保護者は自分の子供がリミテッドバイリンガルだとは思っていないので「うちの子はれっきとしたバイリンガルです」の一点張り。

 

そりゃあ、英語を話せない親からしたら自分の子供がれっきとしたバイリンガルに見えるでしょうけど、私から見てもあの子は完璧にリミテッドバイリンガルでセミリンガルですらない。

 

ああなってはいけないのだ、と気持ちを引き締めることしかできなかったのですが、いかんせんどうやってバイリンガル教育を進めていいのやら。