足もとエッセイストたわです

二つ前の記事かな?
実は『家での私は、素じゃなかった』と判明しました。
個人的には、なかなかに衝撃的な事実だ。
で、なんで分かったんかっちゅーと。
今お付き合いしている人が、キッカケ。
私にとっては、何をしていても興味深い相手。
朴訥、
不器用、
素直さと天邪鬼の混合、
思考派、
大人と子供の妙、
サービス精神、
弱い人への思いやり、
行動力、
忍耐力、
守る力、
自信の有る無しの塩梅、
寛容、
受け入れられない事への狭さ、
優しさと臆病、
心と裏腹を言う口、
愛嬌ある変態性、
独特の切り口、
NOはNOと伝える強さ、
弱さを隠すプライド、
秘められた情熱、
一瞬見せる目の柔らかさ、
笑みをこらえる口元、
楽しげな笑い声、
しかめっ面、
一心不乱に仕事する横顔、
鼻筋から口元へのなだらかなライン、
くにゃりと笑ったときの何とも言えない子供性、
広い背中、
身体のバランス、
キュッと上がったヒップライン、
料理の腕、
…上げていくと私の変態性がバレるから、この辺りで勘弁してやろう

特に外見への変態性は、我ながらヤバいことになるだろうからな。
ザッと瞬間に思いつく分だけだが、私が感じている彼の魅力は、こんなところだ。
良いとか悪いとか、長所短所という目で読まないで欲しい。
そんな物差しは、へし折ってくれたまえ。
人間の魅力は、長所には無い。
妙なバランスの中に存在する。
陰と陽の間に生まれる『空間』こそが、人の魅力を構成してるわけだ。
だから、ジャッジは一切要らん

と、彼の部屋で美味しいご飯を与えられながら気が付いたんである。
…好きな人を落とすには、胃袋をつかめと言うが…。
私の場合は、こっちがガッツリ掴まれている…orz
お陰で10キロ肥えたわっ( 」゚Д゚)」

基本的に彼のところへお邪魔している間、私は置物である。
…生産的行動は、一切しておりません。
食べる、寝る、笑う、ゲームないし読書。
主にこんな感じ

すっげー昼寝してる…

ハッキリ言って、妖怪食っちゃ寝である



女性として、どうかと思う。
大人としても、どうなんだと思っている。
もはや、人間としてこれで良いのか不安になるレベルに達した。
ダメ人間レベルMax



普通…というか、私の価値基準では、そんな女は別れます。
ええ、布団に座ってヘラヘラしてたまにトイレ行ってるだけとか、どんだけ!て思うわ。
無駄にリラックスしてる様が、さらにムカつく

と言うのも、私はこれまでお世話する側だった。
相手の空気を読み、何がしたいか、いつ動けばいいか、どうしておけば効率がいいのか。
これは小さい頃から母ちゃんに怒られてきた賜物であり、私の本質とは異なる。
才能じゃなくて、努力ね。
甘やかしてあげないと、甘えちゃダメだと思ってたんだね。
愛情も等価交換かよ

と、自分に突っ込みを入れたのはいつだったか…。
そうなんだよ。
何かしてあげたら、何かしてよって思ってた。
言えなかったけど、思ってたんだね。
けど、彼はどうだ?
私に何して欲しい、どうして欲しいなんて、一切言わない。
聞いたところで返ってくるのは…
「あんたは座ってりゃ良いんですよ。」の一言。
台所に立つ背中に「何かお手伝いは…
」と尋ねても…

」と尋ねても…「ない。」だけ。
すごすごと部屋に戻り、台所から漂う美味しい匂いにニンマリして居眠り…。
やがて、ユラユラと美味しい空気がやってきて、「おい」と、起こされる。
目の前には、キラキラ輝く手料理…
これ、主婦の夢やないかーいっ?!
主婦ではないのだが、そんな幸せに浸る。
…お付き合いして、早3ヶ月強。
未だに夢見てんじゃないかと疑うのも、お分り頂けるのではないだろうか?
なんだ、この都合の良さというか、望む環境の具現化は…

神はここに御坐す。
彼は何も見返りを考えていない。
押し付けもしない。
自分が食べさせたいと思うものを私に与え、食べる姿を見るでもなく淡々と自分の世界に入ってゆく。
私は皿に広がる美味しい宇宙にダイブし、感謝と共にしばし時を離れる。
ラーメン、
茶碗蒸し、
鍋焼きうどん、
たらこスパゲティ、
大根の味噌汁、
手羽中の唐揚げ、
クタクタに煮たうどん、
納豆ご飯、
ベーコンエッグ、
チーズの燻製、
深いコクのカレーライス、
カツ丼、
懐かしのスパゲティ、
サーモンの握り、
軍艦納豆、
中華スープ、
なめこの味噌汁、
手羽先唐揚げ、
エビの素揚げと塩焼き、
白菜の漬物、
ジェノベーゼパスタ、
グラタン、
焼きおにぎり、
タラコおむすび、
手作りベーコン、
おでん、
焼き豚、
エビフライ、
エビ丼、
天ぷら蕎麦、
…まだ他にもあった気がする…。
ちなみにラーメンのバラエティーは豊富である。
そんでもって、チャーシューや煮卵も手作りなのである

…もう、皿洗いしかできんよ、ワシ
出番ないよ。
出番ないよ。お付き合いする前、私は彼が好きだった。
なんだか面白い、楽しい時間を共有できる人で。
お笑いみたいに笑わせに掛かるタイプではない。
どちらかと言えば、寡黙だしね。
沈黙すらも心地いい。
沈黙も微笑ましい。
そんな相手。
今も、私たちの間に言葉は少ない。
今まで私は、話題を探していた自分に気がついた。
大概の人とは、沈黙がマイナスなものに思えていたんだね。
当たり前になっていて、気が付きもしなかった。
他人との時間を紡ぐことは、会話を紡ぐことになっていた。
母の前では、娘たらんとしていた。
父の前では、負けるものかと構えていた。
友達の前では、友達であった。
…彼の前では、名前すら無い私になっていた。
何者である必要も感じない。
綿の毛布に包まって、ぬくぬくと日向で微睡むような感触。
とても守られた安全な『約束された場』のようだった。
そう感じている自分に気がついた時…。
…物凄く肥えていた事にも、気づいた

…着られる服がない。
そして。
これが幸せ太りってヤツだ。よおく見ておけぃ!と開き直った。
そしてね。
そうなってくるとだよ。
完全に幸せが、ハイオク満タン状態なわけで。
ウズウズとさ、こちらももっと提供したくなるめなんだよね。
私だって、安心安全の場でありたい。
物事の循環、人との循環、エネルギーの循環は、こうして回って行くのか…と、実感した。
よく『与えなさい』と言う。
しかし、それはやはり削られる感覚では回らないのだ。
減っている感覚を持つなら、与えなくていい。
善人ぶる必要もない。無駄だ。
むしろ悪人たれ。
今までの常識やモラルに反しても、本心に忠実であれ。
ただし、浅い本心は無意味。
深く深く己の欲求を掴んでからだ。
去年の秋頃、私は自分の底辺に辿り着いたと思う。
…そこが最底辺ではないんだろうけどね。
一節、て感じかなぁ。
私は愛されたかった。
愛されたい人から、愛されたかった。
そのままでいい、と実感したかった。
納得したかった。
存在に安心することが、私の幸せだった。
何をしていても、何を欲していても、どの瞬間も、結局はその望みを叶えたいがためだった。
「ああ、みっともない。」
「人の愛を乞うだなんて。」
モラルの声がした。
人間なんだから、みっともなくていい。
崇高な意識の持ち主なら、もはや肉体なぞ持っていないだろう。
そんなモンになるつもりはない。
みっともないほど、自分でありたい。
なり振りだって、かまやしない。
足掻いて足掻いて、窒息したって自分になれればそれで良い。
生きにくくても、もう構わない。
多くの人に好かれるのは、むしろ重たい。
好きなものだけ狩りに行こう。
どんなに足掻いても、人間は死ぬ。
いつ訪れるか知れない、肉体の終わり。
未来に生きることは、不可能だ。
私は、将来設計を求めているわけじゃなかったんだ。
自分の水底にたどり着きたい。
改めて、自分自身に興味が向いた時だった。
何気なく目線をあげたら、彼が光って見えたんだ。
昨日だって一緒に仕事したのに。
なんで今日、光っているんだろう?
昨日だって一緒に笑ったのに。
なんで今日は、光っているんだろう?
泡立つ心は抑えられず、私は毎日笑っていた。
無闇に楽しい。
抑えきれない。
きっと、あの時も素の私だったんだと思う。
男でも女でもなく、大人でも子供ない感覚だった。
ただただ、与えられる楽しみを心底楽しむだけの存在。
彼と過ごす私は、そういうモノに戻るのだ。
きっと、それを相性と呼ぶのだろう。
親子家族だからといって、相性がいいわけではない。
親しんだ間柄の人の前で、本当の自分を晒しているとは限らない。
本当の自分というものも、多面的存在なのだから。
自分が心地いいと感じる面を引き出す相手が、最高なのだと思う。
心地いい自分でいると、当たり前に柔らかな心持ちで過ごせる。
寛大であり、柔軟であり、温かい。
それはおそらく、愛情と同義に違いない。
一節の底辺までたどり着いたギフトだろうか?と、自分を褒めてみる

今日のエネルギー
雲の上で感じる風と光