素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号146 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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昨日は、京都府立堂本印象美術館と、

開催中の展覧会をご紹介いたしましたが。

本日は、同館のミュージアムショップで、

とりわけ人気の高いという商品をご紹介いたしましょう。

 

さて、その商品は、上品な包装紙に包まれています。

 

堂本印象デザインの包装紙で包まれた羊羹

 

 

ガサツな人間であるため、いつもであれば、

ビリビリバリバリと包装紙を開けるのですが。

さすがに、今回はそろりそろりと繊細に開けました。

 

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この包装紙をデザインをしたのは、もちろん堂本印象。

包装紙自体も美術品といえましょう。

さらに、包装紙で包まれた中の箱もまた美術品。

 

堂本印象デザインの和菓子箱

 

 

包装紙と併せて、箱も捨てずに取っておこうと思います。

では、この箱の中には何が入っているのでしょうか?

と、それを紹介する前に、まずご覧いただきたいのが、こちらのガラス装飾です。

 

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タイトルは、《蒐核》(しゅうかく)

堂本印象がデザインしたもので、

彼の身近な素材が使われているようです。

その素材の中には、百貨店の包装紙も使われているとか。

現在は美術館のロビーに設置されており、

いうなれば、同館の顔とでもいうべき作品となっています。

 

そんな《蒐核》からイメージして制作されたのが、「光る窓」。

 

堂本印象美術館限定「ときめき」羊羹

 

 

その正体は、なんと羊羹です。

作っているのは、金閣寺の近くで昭和の創業より京菓子を作り続ける笹屋守栄。

生前の堂本印象と交流があり、お店の包装紙や化粧箱は、

印象やその弟子であった三輪晁勢・晃久親子が手掛けているそうです。

(ちなみに、三輪晃久さんは現在、堂本印象美術館の館長を務めています)

その縁から、2018年より作っているというのが、こちらの「光る窓」。

店舗では取り扱いは無く、堂本印象美術館でしか買うことのできない逸品です。

 

そんな「光る窓」の実物を観てみたかったのですが、

現在開催中の特別展“モダンなときめき”にちなんで、

ショップの特製羊羹も特別展限定仕様となっていました。

 

堂本印象美術館限定「ときめき」羊羹

 

 

その名も、「ときめき」(1300円)。

特別展の目玉作品である印象による智積院の襖絵、

《婦女喫茶図》《松桜柳図》から着想を得たデザインとのことです。

いい意味で、羊羹には見えません。

フランス語の店名のオシャレなパティスリーのケーキのよう。

 

ちなみに、横から見るとこんな感じです。

 

堂本印象美術館「光る窓」羊羹

 

 

あまりに美しすぎて、食べるのがためらわれますが、

ここは心を鬼にして(?)、口に運んでみたいと思います。

 

堂本印象美術館限定「ときめき」羊羹

 

 

菓子切りを入れた感触は当たり前ですが、やはり羊羹でした。
そして、一口。
その舌触りもやはり羊羹でした。
なお、見た目は華やかですが、味わいは繊細。
色味こそ甘ったるそうですが、むしろその逆で、実に上品な甘さです。
 
目でもときめき、舌でもときめき。

これほどまでにクオリティの高いミュージアムの和菓子は、

山種美術館のCafe椿のオリジナル和菓子くらいなものではないでしょうか。

東の山種、西の印象。

いつか頂上決戦をして欲しいものです(←?)。

 

 

 

 

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