士郎正宗さんが1989年に連載を開始したSF漫画『攻殻機動隊』。
1995年に押井守監督による劇場アニメが公開され、
今年7月には、TVアニメ最新シリーズの放送が控えています。
そんな今なお、世界中で熱狂的な人気を誇る『攻殻機動隊』の、
史上初となる大規模展覧会が現在、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開催されています。
会場に入るとまず目に飛び込んでくるのが、
電脳空間を想起させる巨大なダイブ(没入)空間。
その名も、「NODE(思考の結節点)」です。
こちらの攻殻機動隊っぽい空間(注)は、
本展のために制作された2つの作品で構成されています。
(注:アニメを観ていないので、雰囲気だけで発言しています)
1つは、アーティスティック・ディレクターの松山周平さんによる、
空間インスタレーション《巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”》。
そしてもう1つは、デザイナーで美術作家の寺山紀彦さんが手掛けた、
無数のケーブルからなる《“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”》です。

ちなみに。
壁一面には、アニメシリーズにおける名言が書かれており、
会場の一角には、シリーズ屈指の人気キャラ・タチコマの姿もありました。
それだけであれば、ただの攻殻機動隊展(?)ですが、
本展で興味深いのは、冒頭のインスタレーション作品だけでなく、
大空間のあちこちに、芸術家とのコラボアート作品が点在していること。
例えば、ファッションブランドANREALAGEの森永邦彦さんとのコラボだったり。
例えば、アンドロイド「オルタ3」の開発者の一人、
人工生命研究者で東京大学大学院教授の池上高志さんとのコラボだったり。
意外なところでは、自身をモデルにした、
セルフポートレートで知られる義足のアーティスト・片山真理さんや、
ちなみに。
草野さんによる新作《EGO in the Shell》は、
昨年ニューヨークのギャラリーで初めて発表されたものだそうで。
『攻殻機動隊』の世界観から着想を得た作品で、
生成AIによる再構築と作家自身の過去の断片を組み合わせ、
「記憶の脆さ」と「自我の不安定さ」を表現しているそうです。はい。
また、数あるコラボ作品の中で、とりわけインパクトがあったのは、
御年78歳を迎えた今も現役で活躍する現代美術家・空山基さんによる新作。
本展が初公開の機会となる《Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1》です。
実は、7月から始まる新作アニメシリーズの・・・・・
ロゴデザインを担当しているのも、空山さん。
そんな縁もあって、『攻殻機動隊』の主人公、
草薙素子をモデルにした彫像を制作したそうです。
これまでのセクシーロボットと比べても、
まったく遜色ないくらいに、新作の彫像もセクシー。
絡まったコードと接続されることで、
新感覚のエロティシズムを醸し出していました(←?)。
なお、台座にはさりげなく・・・・・
KURE 5-56が置かれていました。
メンテナンスもばっちりなようです。
ちなみに。
現代アーティストとのコラボ作品ではないですが、
“DIG”の大空間には、こんな体験型の展示もありました。
リアルタイムで映し出された映像のうち、
人物の顔だけが、あの”笑い男”にマスキングされるというもの。
その名も、「笑い男になる鏡 “Laughing Man Mirror”」です。
アニメの中の話だと思っていましたが、
目の前で現実に起こると、妙に不安な気持ちになりました。
さてさて、展覧会自体も充実していましたが、
それと同じくらいに、ショップも充実しています。
特にアパレルが大充実!
Tシャツだけでも、とんでもない数がありました。
さらには、こんなアイテムも。
鍋島焼のタチコマです。
世界限定50体。
そのお値段はなんと、税込77万円也!
本展を通じて、一番声を上げました。


















