攻殻機動隊展 Ghost and the Shell | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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士郎正宗さんが1989年に連載を開始したSF漫画『攻殻機動隊』。

1995年に押井守監督による劇場アニメが公開され、

今年7月には、TVアニメ最新シリーズの放送が控えています。

そんな今なお、世界中で熱狂的な人気を誇る『攻殻機動隊』の、

史上初となる大規模展覧会が現在、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開催されています。

 

攻殻機動隊展のキービジュアルとイベント情報

 

 

会場に入るとまず目に飛び込んでくるのが、

電脳空間を想起させる巨大なダイブ(没入)空間。

その名も、「NODE(思考の結節点)」です。

 

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こちらの攻殻機動隊っぽい空間(注)は、

本展のために制作された2つの作品で構成されています。

(注:アニメを観ていないので、雰囲気だけで発言しています)

1つは、アーティスティック・ディレクターの松山周平さんによる、

空間インスタレーション《巨大電脳ネットワークビジュアライザー “Nerve Net”》

そしてもう1つは、デザイナーで美術作家の寺山紀彦さんが手掛けた、

無数のケーブルからなる《“知の遺跡” “World Tree: Ghost and the Shell”》です。

 

攻殻機動隊 展覧会 電脳空間インスタレーション

 

 

天井高15mという巨大な空間を使った展示は、圧巻も圧巻。
『攻殻機動隊』を観ていなくても、この光景には思わず圧倒されました。

星

 

 

さて、本展のハイライトと言えるのが、“DIG (掘り起こす)”のセクション。
 
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約1000平米を誇る大空間に、原画や背景美術、セル画といった、
『攻殻機動隊』のアニメ全シリーズの制作資料が一堂に会しています。
その数、実に1600点以上!
ファン垂涎の圧倒的な展示となっています。

 

攻殻機動隊 制作資料セル画

攻殻機動隊展の展示資料 sketches

 

 

ちなみに。

壁一面には、アニメシリーズにおける名言が書かれており、

会場の一角には、シリーズ屈指の人気キャラ・タチコマの姿もありました。

 

攻殻機動隊展の電脳空間インスタレーション

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それだけであれば、ただの攻殻機動隊展(?)ですが、

本展で興味深いのは、冒頭のインスタレーション作品だけでなく、

大空間のあちこちに、芸術家とのコラボアート作品が点在していること。

例えば、ファッションブランドANREALAGEの森永邦彦さんとのコラボだったり。

 

攻殻機動隊展のコラボアート作品

 

 

例えば、アンドロイド「オルタ3」の開発者の一人、

人工生命研究者で東京大学大学院教授の池上高志さんとのコラボだったり。

 

攻殻機動隊展の電脳空間インスタレーション

 

 

意外なところでは、自身をモデルにした、

セルフポートレートで知られる義足のアーティスト・片山真理さんや、

 

攻殻機動隊 草薙素子彫像とアート作品

 

 

日本人AIアーティストの草分けとして、
近年注目を集める草野絵美さんの作品もありました。

 

攻殻機動隊展の電脳空間と多数のモニター

 

 

ちなみに。

草野さんによる新作《EGO in the Shell》は、

昨年ニューヨークのギャラリーで初めて発表されたものだそうで。
『攻殻機動隊』の世界観から着想を得た作品で、

生成AIによる再構築と作家自身の過去の断片を組み合わせ、

「記憶の脆さ」と「自我の不安定さ」を表現しているそうです。はい。

 

また、数あるコラボ作品の中で、とりわけインパクトがあったのは、

御年78歳を迎えた今も現役で活躍する現代美術家・空山基さんによる新作。

本展が初公開の機会となる《Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1》です。

 

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実は、7月から始まる新作アニメシリーズの・・・・・

 

 

ロゴデザインを担当しているのも、空山さん。

そんな縁もあって、『攻殻機動隊』の主人公、

草薙素子をモデルにした彫像を制作したそうです。

 

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これまでのセクシーロボットと比べても、

まったく遜色ないくらいに、新作の彫像もセクシー。

絡まったコードと接続されることで、

新感覚のエロティシズムを醸し出していました(←?)。

 

なお、台座にはさりげなく・・・・・

 

攻殻機動隊展の空山基コラボ展示、KURE5-56

 

 

KURE 5-56が置かれていました。

メンテナンスもばっちりなようです。

 

 

ちなみに。

現代アーティストとのコラボ作品ではないですが、

“DIG”の大空間には、こんな体験型の展示もありました。

 

攻殻機動隊展「笑い男になる鏡」体験展示

 

 

リアルタイムで映し出された映像のうち、

人物の顔だけが、あの”笑い男”にマスキングされるというもの。

その名も、「笑い男になる鏡 “Laughing Man Mirror”」です。

アニメの中の話だと思っていましたが、

目の前で現実に起こると、妙に不安な気持ちになりました。

 

 

さてさて、展覧会自体も充実していましたが、

それと同じくらいに、ショップも充実しています。

特にアパレルが大充実!

Tシャツだけでも、とんでもない数がありました。

 

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さらには、こんなアイテムも。

 

攻殻機動隊 鍋島焼タチコマ 77万円

 

 

鍋島焼のタチコマです。

世界限定50体。

そのお値段はなんと、税込77万円也!

本展を通じて、一番声を上げました。

 

 

 

 

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