続・無料で観れる美術百選《天寿園(新潟県新潟市)》 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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知る人ぞ知る新潟市の隠れ家的庭園、天寿園に行ってきました。

 

新潟・天寿園の雪景色と門

天寿園の看板

 

 

もともとは、有料の施設だったそうですが、

不況下で経営悪化し、1994年に一度閉園。

翌年に市有化され、以来無料で楽しめる施設となっているようです。

見どころの一つは、立派な日本庭園。

 

新潟の雪景色、天寿園の日本庭園

 

 

作庭したのは、足立美術館も手掛けた、

昭和を代表する作庭家の中根金作です。

そんな日本庭園の中心にある不思議な建物は、

建築界の巨匠・村野藤吾の遺作として竣工されたもの。

その名も、「瞑想館」です。

 

新潟の天寿園、雪景色の瞑想館と庭園

 

 

もちろん、瞑想館にも無料で入ることができます。

中に入ると、巨大なホールがあり。

 

天寿園瞑想館のステンドグラスと椅子

 

 

その奥に計5つの部屋があります。

どの部屋もポツンと椅子が1脚設置されているだけ。

おそらく、瞑想するための部屋なのでしょう。

 

天寿園瞑想館の内部と椅子

 

 

さてさて、天寿園の最大の特徴は、

日本庭園の奥に待ち構えていました。

 

新潟・天寿園の雪景色と門

 

 

実は、天寿園には、日本初の池泉回遊式中国山水庭園があります。

北京市による設計で、資材もすべて中国から運んだという本格的な中国庭園です。

 

天寿園の中国庭園、冬景色の池と建物

天寿園の中国庭園、雪景色と水鏡

 

 

庭園内には、中国の山水画を彷彿とさせる立派な滝も。

 

新潟・天寿園の雪景色と滝

 

 

なお、この滝の裏側に回れるようになっています。

 

天寿園の雪景色と滝

 

 

訪れた日は気温がマイナスだったため、

体感温度がより下がってしまいましたが、

夏に訪れたら、きっとこの光景は最高だったはずです。

 

そんな天寿園の中国庭園の中で、

もっとも中国を感じられるのが、浮玉堂(ふぎょくどう)

 

雪景色に映える天寿園の瞑想館

 

 

池に浮かぶように建ち、池を一望することができる建物です。

その回廊部分に、2018年より美術作品が設置されているそう。

 

image

 

 

建物そのものがビビッドなカラーリングなので、

パッと見、どこに美術作品があるかわかりません。

どうやら、この床にあるのが美術作品のようです。

 

天寿園の石畳通路、冬景色

 

 

作者は、潘逸舟(ハン・イシュ)さん。

1987年に上海で生まれ、9歳より青森に移住。

現在は東京を拠点に活動するアーティストです。

この作品を制作した2年後に行われた、

日産アートアワード2020では見事グランプリを受賞。

今最も注目を集める現代アーティストの一人と言っても過言ではありません。

 

そんな潘さんの貴重な初期作である本作。

はめ込まれたすべての石に、文字が刻まれています。

 

天寿園の石に書かれた文字

天寿園の庭園に置かれた石に刻まれた漢字

 

こうして文字のある石を鑑賞する作品・・・・・ではないようです。

タイトルがそう教えてくれました。

 

天寿園の石畳に刻まれた文字

 

 

続・無料で観れる美術百選079

潘逸舟《痛みを伴う散歩―漢字の意味による足つぼマッサージ》

 

 

作品を目にした瞬間に、

“もしや?”と思いましたが、直観が的中。

バラエティー番組の定番、足つぼマット的なヤツでした。

正直なところ、罰ゲームでもないのにやりたくないですが。

せっかく新潟まで来たのだから、と、

自分を鼓舞し、チャレンジしてみることにしました。

 

 

足が石畳に置かれている様子

 

 

では、行きます!

 

天寿園の足つぼ石畳でリフレッシュ
 
 
痛~~っ!!
 
・・・・・と王道のリアクションを取りたいところでしたが、それよりも。
 
寒~~っ!冷た~~っ!!
 
が上回りました。
裏見の滝と同じく、
気温がマイナスの時にするものではなかったです。
 
 

<無料で観れる美術 データ>
天寿園

住所:新潟県新潟市中央区清五郎633−8

アクセス:○新潟交通バス停「天寿園前」より徒歩約3分

 

 
 
 
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