今年2025年は、トーベ・ヤンソンの代表作「ムーミン」の小説第1作、
『小さなトロールと大きな洪水』の出版からちょうど80年を迎える節目の年。
それを記念して現在、森アーツセンターギャラリーでは、
“トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~”が開催されています。
本展は来年新しくトーベ・ヤンソン・ギャラリーを、
オープンする予定のヘルシンキ市立美術館協力によるもの。
「ムーミン」の貴重な原画を中心に、
トーベの愛用品など約300点が本展のために来日しています。
トーベ・ヤンソン「おはよう」制作年不詳 インク、紙 ムーミンキャラクターズコレクション© Moomin Characters™
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星』挿絵 1946年 インク・水彩、紙
ムーミンキャラクターズコレクション © Moomin Characters™
原画自体が可愛らしいのはもちろんのこと、
会場全体もとても可愛らしい仕上がりになっていました。
そこまでムーミンに思い入れのない僕でさえ、
会場を歩くたびにキュンキュンしてしまったので、
「ムーミン」ファンにはたまらない展覧会といえるでしょう。
また、「ムーミン」の挿絵をもとにした映像コーナーなど、
今回のムーミン展は体験型のコンテンツも充実していました。
それらの中には、サブタイトルの“とっておきのものを探しに”にちなんで、
スナフキンやムーミンパパらの言葉が書かれたカードが1枚もらえるコーナーも。
「とっておきの1枚をお持ち帰りください。」とのこと。
“とっておき”となると、思いがけず真剣に選んでしまいました。
さてさて、“トーベとムーミン展”と題する本展だけに、
「ムーミン」だけでなく、作者のトーベ自身にもスポットが当てられています。
特に圧巻だったのは、彼女が生涯にわたって描き続けた油彩画の数々。
時系列に沿って、ズラリと並べられていました。
絵本や小説、風刺画など、
さまざまなジャンルで活躍したトーベですが、
彼女自身は「根本においては画家である」と考えていたそう。
それゆえ、生涯にわたって油彩画を描き続けていたようです。
壁一面に飾られた油彩画の中には、トーベの自画像も。
トーベ・ヤンソン《煙草を吸う娘(自画像)》 1940年 油彩、カンヴァス 個人蔵
© Tove Jansson Estate Photo © Finnish National Gallery Yehia Eweis
ムーミンの印象から、作者のトーベに対して、
なんとなく、ほんわかした優しい女性のイメージを抱いていましたが。
自画像に描かれた彼女は、むしろ真逆のパンクな雰囲気です。
なお、紹介されていたトーベのエピソードによると、
50歳の時にフィンランドの孤島に一部屋だけの小屋を建てたそうで、
毎年夏になると、パートナーとともにその水道も電気もない島で過ごしたのだとか。
完全に自分の中で、トーベ・ヤンソンは土屋アンナのイメージになりました(笑)


ちなみに。
展覧会も大充実していましたが、
グッズコーナーも、同じくらいに大充実しています。
数ある魅力的なグッズの中で、
個人的に気になってしまったのは、リトルミイになれるヘアバンド。
もし、リトルミイの髪型にしたいのであれば、
このヘアバンドをせずとも、ヘアゴムで髪をくくればいいだけのような?
いや、でも、ヘアバンドということは、
朝一や寝る前の洗顔で使うこともあるわけで。
おはようからおやすみまで、リトルミイの髪型でいられるのですね。
リトルミイのファンにとっては、まさに“とっておきのもの”です。
© Moomin Characters™ © Tove Jansson Estate
┃会期:2025年7月16日(水)~9月17日(水)[会期中無休]
┃会場:森アーツセンターギャラリー
┃https://tove-moomins.exhibit.jp/
┃※詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。
~読者の皆様へのプレゼント~
“トーベとムーミン展”の無料鑑賞券を2組4名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
なお、〆切は7月31日です。当選は発送をもって代えさせていただきます。













