群馬県前橋市にある話題のアートホテル、白井屋ホテルや、
藤本壮介《白井屋ホテル》 2020年 群馬 撮影:田中克昌
建築界に大きな衝撃を与えた“壁のない家”House NA、
藤本壮介《House NA》 2011年 東京 撮影:イワン・バーン
近年では、大阪・関西万博の大屋根リングなどなど、
2025年大阪・関西万博《大屋根リング》 2025年 提供:2025年日本国際博覧会協会
話題の建築を次々と発表してきた建築家・藤本壮介さん。
その初となる大規模展覧会“藤本壮介の建築:原初・未来・森”が、森美術館で開催中です。
展覧会の目玉の一つは何と言っても、
大屋根リングの一部を1/5スケールで再現した模型でしょう。
1/5とはいえ、高さは約4メートル!
その巨大さには圧倒されること請け合いです。
なお、実物と違って、上は歩けませんが、
リングの内部に入ることは可能となっていました。
本家のほうは、熱中症が心配されていますが、
こちらは室内なので、涼しく体験することができますよ。
完成するまでは、いろいろと賛否両論あった大屋根リングですが。
「開かれた円環」というコンセプトや、
藤本さん自身による膨大なスケッチを目にすれば、
この建築に対して、おそらく観る目が変わることでしょう。
万博終了後の保存派が増えるかもしれません。
そういう意味では、このタイミングで、
展覧会が行われていることに大きな意義を感じました。


また、巨大な模型と言えば、昨年設計コンペで選ばれ、
2031年竣工予定の仙台市(仮称)国際センター駅北地区複合施設も。
多数の屋根が重なる斬新な建築物になる予定とのこと。
なお、会場では、そのホールのステージから観た視点も楽しむことができました。
模型でも、だいぶテンションが上がったので、
実際に竣工して、演者がこの光景を目にしたら、さらにテンションがあがるはず。
他のホールよりも、演奏や演技の気合が3割増しになりそうです。
さてさて、上で紹介した2つのように、
建築模型がシンプルに紹介されているコーナーもありましたが。
さすがは、建築界きってのアイディアマン、藤本壮介さんの建築展!
従来の建築展にはない斬新な展示方法が取り入れられていました。
例えば、人の動きや導線を可視化し、
アニメーションをプロジェクターで投影してみたり。
また例えば、藤本建築に着想を得た5つのテーマに基づき、
ブックディレクター・幅允孝さんが選書した本を実際に読める空間を設けたり。
極めつけは、白井屋ホテルや大屋根リングなど、
藤本さんの代表的な建築・プロジェクトがぬいぐるみ化されていました。
しかも、これらのぬいぐるみは、しゃべります。
座談会形式で、トークを繰り広げていました。
なんて斬新なアイディアなのでしょう!
ちなみに。
これらのぬいぐるみは、
残念ながら、グッズ化はされていませんでした。
小型にしてバッグチャームにでもしたら、売れたでしょうに。
他にも、インパクトのある展示はいろいろありましたが、
やはりもっともインパクトがあったのは、本展冒頭の《思考の森》。
藤本さんの初期から現在計画中のものまで、
合計116件にも及ぶプロジェクトチが、一堂に会したインスタレーションです。
1000(!)を超える模型や図面などが、
広々とした展示室内に、ひしめき合うように配されています。
それらの間を縫うように歩き進んでいると、しばらくして、
まるで藤本さんの脳内にダイブしてしまったかのような、不思議な感覚に陥りました。
《思考の森》で展示されていた膨大なアイテムの中で、
個人的に一番惹かれたのは、建築模型のようなそうでないようなモノたち。
なるほど。
藤本さんは、こういったものから発想して、
アッと驚く建築の数々を生み出していたのですね。
藤本さんの手にかかれば、ポテトチップスも建築のアイディアに。
あっ、この形!
仙台市(仮称)国際センター駅北地区複合施設に似てますね!!
┃会期:2025年7月2日(水)~11月9日(日)
┃会場:森美術館
┃https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/soufujimoto/
~読者の皆様へのプレゼント~
“藤本壮介の建築展”の無料鑑賞券を5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
なお、〆切は7月31日です。当選は発送をもって代えさせていただきます。






















