世界的にも珍しい広告専門のミュージアム、アドミュージアム東京。
こちらで現在開催されているのは、“なんか伝わる広告展”。
文字通り、「なんか伝わる」広告を紹介する展覧会です。
日本広告史をほぼ網羅したと言っても過言ではない、
アドミュージアム東京の膨大なアーカイブ資料からセレクトされただけあって。
どの広告も時代を超えて本当に、なんか伝わりました。
「なんか伝わる」というのは、普遍的なものなのですね。
また、ただ広告を壁に並べて紹介するだけでなく、
一部の広告は、中吊り広告のようなスタイルで展示。
展示室の入り口側から観ると、イチハラヒロコ風に、
その広告が「何を伝えるものなのか」が端的に記されています。
で、その裏側に実際の広告があり、
答え合わせができるようになっていました。
これら紹介されていた広告の中で、
個人的にもっとも「なんか伝わった」広告がこちら。
広告には一切コピーが書かれていないのに。
伝えたいことは、なんか伝わってきました。
がっちりスタイリングしたいタイプの人なら、
このビジュアルを一目見て、即買いすることでしょう。
さらに、この裏表使いの紹介を応用して、
展示室中央のテーブルには、このようなものが用意されていました。
その名も、「なんか伝わる広告カルタ」。
こちらは体験型の展示となっており、
すべてのカルタは、自分で裏返すことができます。
気になるものがあれば、片っ端からめくってみましょう。
そんな「なんか伝わる広告カルタ」で紹介されていた中で、
とりわけ秀逸だったのが、マクドナルドのベーコンポテトパイの広告。
“あつあつ”であることを見事に表現しています。
大喜利の達人のような回答。
思わず「IPPON!」と叫びたくなりました。
なお、展覧会では紙媒体の広告だけでなく、
80年代のシンデレラエクスプレスや「I feel Coke」など、
懐かしの「なんか伝わる」TVコマーシャルも映像で紹介。
さらには、 『「なんか」伝わるの庭』なる体験型コンテンツも用意されていました。
展覧会を鑑賞して感じたことをオノマトペにして、
液晶ディスプレイに入力すると、AIが「なんか伝わる」色と形に生成。
それが円形の庭を動き回る仕組みとなっています。
「なんか伝わる広告」の魅力を、
なんとか伝えようという創意工夫が感じられた展覧会。
オモシロい展覧会であるだけに、
会期が約3週間と短いのは、なんかもったいないです。

ちなみに。
本展でもっとも注目すべきは、メインビジュアルです。
仕事柄、数多くの展覧会ビジュアルを目にしてきましたが、
これほどまでにインパクトの強いビジュアルはありませんでした。
間違いなく暫定1位です。
しかも、メインビジュアルに使用されただけでなく、
Mr.マリックは、本展の公式アンバサダーでもあるとのこと。
フォトスポットも用意されています。
どのように撮影するのが正解なのかは、よくわかりませんが・・・(笑)
なお、さりげなく会場には、Mr.マリックの直筆サインもありました。
彼は間違いなくこの会場に、きてます。



















