“モダン・アート、アメリカン-珠玉のフィリップス・コレクション-” に行ってきました。

こちらは、アメリカで最初の近代美術館・フィリップス・コレクションの作品を紹介する美術展。
フィリップス・コレクションは、ルノワールの 《舟遊びの昼食》 を中心に、

西欧近代を中心とする優れた作品のコレクションで知られていますが。
今回、来日した110点は、すべてアメリカ美術の作品ばかり。
ヨーロッパの作家の印象派作品はありません (アメリカの作家の印象派作品はあります)
それゆえに・・・。
ジョージア・オキーフや、

マーク・ロスコなど、

その名前が、 (ある程度) 知られている作家の数が少なく。
モーリス・プレンダーガスト?
スチュアート・デイヴィス??
ヘレン・フランケンサーラー???
「Who are You?」 という作家ばかり (汗)
出展作家のネームバリュー的には、派手さがない地味な美術展です。
そして、出展作家の地味さに比例するかのように、作品も地味めなものが多かったです。
ちなみに、今回出展されている110点の中の一番の目玉作品は、こちら↓

エドワード・ホッパーの 《日曜日》
ポスターにも使われ、展示会場でも、気持ちだけ別格の扱いを受けていました。
日曜日の朝から、テンションが低い男性が描かれています。
パチンコ屋の開店待ちなのでしょうか?
もしくは、サタデーナイトにフィーバーし過ぎて、その反動で、こうなっているのでしょうか??
ともあれ、この絵から漂う倦怠感は、ハンパありません (笑)
とんだ日曜日よりの使者です。
自分は、ホッパーが好きなので、この絵が観られて感動はしましたが。
そんな僕ですら、
“今回の美術展で一番の目玉作品が、この作品というのは、どうなのでしょう??”
と、不安になってしまいました。

地味な作品ばかりだったので、1ツ星。
ただ、地味ながらも、気になる作品は、ちらほらとあり、
ホームランはないもののバントでコツコツ点数を取るような美術展という印象。
それでは、今回のバント作品を、ご紹介いたしましょう。
まずは、同じくホッパーの 《都会に近づく》

都会への近づき方には、いろんな方法があるでしょうが。
このアングルから捉えた都会への近づき方に、妙なリアリティを感じました。
続いて、エドワード・ヒックスの 《平和な王国》

とりあえず、動物たちが、それぞれ地味に変です (笑)
豹の身体が、長すぎる!
アーサー・G・ダヴの 《赤い太陽》 も印象に残っています。

太陽が、なぜか、赤塚不二夫風。
これでいいのか?
最後は、エドワード・ブルースの 《パワー》 という作品。

その名の通り、天からパワーが降り注いでいます。
いい絵なのですが、胡散臭くもあります (笑)
さてさて、地味地味と言い続けた今回の展覧会。
展示にも、ほとんど工夫が感じられませんでしたが。
唯一、工夫されていたのが、
今回の展示作品のいくつかをフィーチャーし、それを手紙風に紹介する鑑賞ガイドが配布されていたこと。

この試みは、地味に面白い。
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