第2回新作日本刀・刀職技術展覧会 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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泉屋博古館 分館を訪れた後、返す刀で、近くの大倉集古館へ。
現在、こちらでは、“第2回新作日本刀・刀職技術展覧会” が開催中です。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-第2回新作日本刀・刀職技術展覧会


日本刀と言えば・・・。
昨年、五島美術館の “名刀展” を訪れ、

「刀、わかんねっ!」

となって帰ってきた苦い思い出が (笑)

しかし、今回は、日本刀は日本刀でも、
歴史のある名刀ではなく、現代の刀作家が作った日本刀。
何の予備知識もなくて、室町時代の日本美術を観たところで、イマイチ楽しめないでしょうが。
何の予備知識はなくたって、現代アートは楽しめます。
きっと、日本刀も、現代の日本刀ならわかるはず♪



・・・と思ったら、バッサリ。
無念。
やっぱり、現代の日本刀を観ても、

正直なところ、ほっとんど同じに見えました (笑)

というわけで、今回もまた、1ツ星。
現代にも刀職人がたくさんいて、
コンクールで競っているということには感銘を受けました。
星



さてさて、今回、観賞中に、こんな出来事が。
刀の装身具の展示コーナーでの話にて、
別の関係者が、大人しめな男性の観賞者に話しかけていました。

「この笄 (こうがい。日本刀の付属品の一つ) って、何だかわかりますか?」

「さぁ…」

「耳かきなんですよ」

「はぁ…」

「刀に、耳かきですよ」

「はぁ…」

これ以上ないくらいに、話が乗っていませんでした。
関係者さんが話したいオーラを出していたこともあって、
僕自身、前回の “名刀剣” で、笄に食いついたこともあって。
思わず、その大人しめな男性に代わって、
なぜ、日本刀に耳かきが付いているのか聞いてみることにしました。

関係者さんがおっしゃるには、
ちょんまげの下は、頭皮が蒸れて、痒くなるからとのこと。
そういう時に、笄を取りだし、ちょんまげの下を掻くのだそうです。

しかし、必要性は、わかりましたが、
武器である日本刀に付属させる必要は、無いような気がします。
本体に全く関係のない、プチ要素をプラスする。
笄は、アプリの元祖かもしれません。



それから、こんな話も。
日本刀を観て、
「ファンタスティック!」 や、 「ビューティフォー!」 を連発している外国の方の元に、
おそらく、主催する日本刀文化新興協会の関係者の方が近寄って行きました。
内田裕也に後ろ姿がそっくりなそのおじさま (おじいさま?) は、
外国人の隣に立つなり、

「それ、1千万」

と、一言。

“えっ、いきなりお金の話から?!”

さすが内田裕也。
頭の中は、金とセックスなのでしょう (←偏見)。
考え方がロックです。

しかし、外国人。
日本語がわからないようで、 「ワット?」 と聞き返しました。
すると、内田裕也は、先ほどより若干大きな声で、こう返しました。

「1千万。イッ・セン・マン!」

英語ではなく、日本語で、ゆっくりと。
タンギングを入れながら、外国人に伝えていました。
伝えたいという思いがあれば、きっと言葉は国境を超える。
内田裕也は、そう信じていたのでしょう。
ロックです。




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