白金アートコンプレックス合同展覧会 「シャッフル」 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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白金高輪駅より徒歩10分。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-白金アートコンプレックス



この一見すると、何の変哲もないビルは、

何を隠そう (?) 、アートファン注目のアートスポット。


   1F:児玉画廊

   2F:NANZUKA UNDERGROUND

   3F:山本現代

   4F:London Gallery

   5F:新素材研究所、榊田倫之建築設計事務所


と、すべての階に、著名なギャラリーが入居しているという、アート尽くしなビル。

その名も、白金アートコンプレックスです。


この白金アートコンプレックスが、オープンして2年。 (オメデトウゴザイマス!)

それを記念して、全ギャラリー総出の展覧会

“白金アートコンプレックス合同展覧会 「シャッフル」 ”

が開催されています。

4月30日まで。無料です!



一体、どんな展覧会かと言えば、

タイトルの通りそのまま、1階から5階まで全ギャラリーの作品を “シャッフル” して展示するというもの。

4階のLondon Galleryの作品が、2階のNANZUKA UNDERGROUNDにあったかと思えば、

3階の山本現代の作品が、4階のLondon Galleryにあったり。


1階から3階までは、すべて現代アートを扱うギャラリーですが、

そこに、古美術を扱うLondon Galleryの作品もシャッフルされることで、

絶妙なカオス感が生まれていました (笑)


ちなみに、この展覧会のキュレーションを担当したのは、

美術史家で明治学院大学教授の山下裕二さんだとか。

納得。

何はともあれ、展示風景をご覧頂きましょう!

(写真撮影・ブログ掲載の許可を特別に頂いてきました)


1階の児玉画廊では、

4階のLondon Gallery《根来塗りの漆器》 (室町~桃山時代) が、シャッフルにより展示中。


しかし、さすが・・・というか何というか、

現代アートのギャラリーが、普通に展示するわけがありませんでした (笑)

London Galleryの方も、軽く苦笑いしたという驚異の展示が、こちらです↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-児玉画廊



絶対に、美術館では観られない光景!!


さらに、児玉画廊のイイ意味での悪ノリ (←?) は、続きます。

これ以外の 《根来塗りの漆器》 を置く台座を、

現代アーティストの貴志真生也さんに依頼。

そして、完成したのが、こんな台座たち。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-貴志真生也


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-貴志真生也   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-貴志真生也



どう見ても、台座の方が目立っています (笑)

ちなみに、テキトーに作られているようにしか見えませんが、

根来の匙を置く台には、ちゃんと柄のようなものが立てかけられています。

一応、考えて作られてはいるそうな。

ともあれ、このインパクトは、相当なものがありました。


5階だけは、原則、土曜のみの公開ということで、

1階から4階まで見学しましたが、どの階でも、こんな感じの衝撃が。


僕が一番好きだった階は、4階のLondon Galleryの会場。

会場に入ると、いきなりこんな光景が!

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



左手に見えますのは、長谷川等伯の 《四季柳図屏風》

えぇ、もちろん、モノホンです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



で、正面に見えた仏像は、

本堀雄二さんというアーティストによる作品。

近づいてみれば、わかるのですが、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



なんと、段ボールで出来ています。

「有田みかん」 とか、書いてあります (笑)


こちらの作品は、今回のための新作。

本掘さんが、London Gallery所蔵の 《不動明王像》 をモデルに作ったものなのだとか。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



そのモデルとなった 《不動明王像》 も、

今回の展覧会のために、特別に寄託先から帰って来ていました。

ちなみに、ギャラリーの方に教えて頂きましたが、

このような半跏の不動明王さんは、珍しいそうです。

(普通は、仁王立ちしていますので)

シャッフル展のおかげで、貴重な仏像を拝ませて頂きました。ありがたや。



こちらの階には、他にも見どころが。

円山応挙の初期の掛け軸に、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



床の間でのコラボレーション展示。

(鎌倉時代の 《地蔵菩薩立像》 と、その背面の田中秀和 《Kids》 。左は西尾康之 《Ladder》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-London Gallery



他の階も、このような感じで、

古美術と現代美術が、衝撃のコラボをしています。

小谷元彦さんや、田名網敬一さんの作品も、古美術と絶賛コラボ中。

星星

古美術好きも現代アート好きも、必見のプログラムです。





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