琳派芸術 第1部 <煌めく金の世界> | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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出光美術館で開催中の…


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-琳派芸術



“琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派― 第1部 <煌めく金の世界> ” に行ってきました。


本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳…

といった琳派のスターたちの作品が、大集結!

琳派の華麗な世界を堪能出来る琳派好きならずとも、この冬、必見の美術展です。

星星


と、 「琳派って何?」 という方もいらっしゃるでしょうから、

琳派について、簡単にご説明いたしましょう。


そもそもは、日本初のアート・プロデューサーと評される本阿弥光悦 (1558~1637) が、

特に俵屋宗達 (生没年不詳) をフィーチャーして、一時代を築いたことから始まります。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-月に秋草図屏風(右隻)



俵屋宗達は、上の 《月に秋草図屏風 (右隻) 》 をはじめ、

様々な絵を残していますが、一番の得意ジャンルは扇面画。

今回の美術展でも、宗達の扇面画が数多く展示されています。


《扇面散貼付屏風 (右隻) 》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-扇面散貼付屏風(右隻)



数ある扇面画の中で、

僕がグッと心を惹かれたのは、 《いんげん豆図扇面》

描かれているいんげん豆が妙に可愛かったです。

以前、野菜ジュースのCMで、

AKB48が野菜の格好をしていましたが、その比ではありません (笑)



さてさて、そんな俵屋宗達を個人的にリスペクトしていたのが、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-紅白梅図屏風(左隻)



こちらの 《紅白梅図屏風 (左隻) 》 を描いた尾形光琳 (1658~1716) 。

琳派の “琳” の字の由来となった芸術家です。

宗達の生み出した独自の美の世界を、

デザインセンス抜群の光琳が、さらに発展させたと言われています。

大事なのは、宗達と光琳の間には、特に子弟関係がなかったこと。

(時代的には、約100年の隔たりがあります!)

あくまで、独自に光琳が宗達をリスペクトしていたのです。


《燕子花図》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-燕子花図



《太公望図屏風》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-太公望図屏風



今回出展されていたどの作品も、やはりデザインセンスが秀逸。

純粋に、スッキリしていて、かつスタイリッシュな作品ばかりでした。



ちなみに、この光琳の弟が、陶芸家の尾形乾山 (1663~1743)

兄弟そろって、巨匠です。

彼の作品も、いろいろと展示されていましたが、

今回の展示の中で目を引いたのは、こちらの作品


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-色絵紅葉文壺



僕の中で、 “乾山=渋い” というイメージがあったのですが、

この 《色絵紅葉文壺》 は、やたらとポップで可愛らしい。

なんとなく不二家のイメージ (←?)



さてさて、琳派の流れに話は戻しまして。

宗達をリスペクトしていた光琳を、さらにリスペクトしていたのが、酒井抱一 (1761~1829)

光琳の琳派の世界に、江戸文化のエッセンスをブレンドし、

“江戸琳派” なるものを確立した画家と言われています。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-白蓮図



今回出展されていたのは、こちらの 《白蓮図》 一枚のみ。

しかし、2/11より始まる第2部は、酒井抱一が主役。

今回、ほとんど見れなかった分、次回に期待です。



基本的に、どの作品もスタイリッシュで、隙の無い作品ばかりでしたが。

中には、息をほっと抜けるような作品も。


以前、 “水墨画の輝き” という美術展の記事の際にも一度紹介した

伝 俵屋宗達 《龍虎図》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-龍虎図



スタイリッシュさの欠けらもありません (笑)





スタイリッシュさの欠けらのないこのブログも (笑)

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