第1回 港区港南でダリ | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、

街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。

果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??

 

気になるようで気にならない。

でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。

そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!

 

 

というわけで、2010年秋。新企画が始まりました。

美術界の巨匠と同じ名前のお店に、

実際に足を踏み入れて、その真偽を探るという検証レポートです。

 

第1回目は、品川駅港南口にやってきました。


sinagawaeki

 

 

品川駅の近くではあるものの、

実は、品川区ではなく港区というシュールな地区。

そんな街ゆえでしょうか。

シュールレアリスムの巨匠の名を持つ喫茶店があるのです。


港南口

 

 

港南口を背にして、まっすぐに伸びる道を進んでいくと・・・


ダリ

 

 

ダリの名を発見!!

どうやら、噂の 『cafe DALI』 は、この地下にあるようです。


ダリ

 

 

“・・・・・・・ここに入って、無事に帰って来れるのだろうか?”

 

何とも不穏で不安な入口です。。。

そもそも、本当にこんな地下に喫茶店があるものなのだろうか?

引き返したい気持ちでいっぱいですが、

栄えあるシリーズ第1回目なので、意を決して、この冥界への通路に足を踏み入れました。

えい!ままよ!!

 

地下を進むこと、数十メートル。

ダリの入り口へと、辿りつきました。


ダリ

 

 

14時を回っていましたが、お店は、まだランチタイム。

 

“へー、ランチもやってるんだ!

 なになに?喫茶店定番のナポリタンに、うな丼に、マーボー丼・・・・?!”

 

喫茶店なのに、鰻屋の定番・うな丼と中華の定番・マーボー丼がラインナップに。

しかも、オススメは、甘味処の定番・おしるこ。

何というカオス!

何というシュールレアリスム!!

さすがダリの名を持つだけあって、一筋縄ではいかない様子です。

 

さらに、お店のショーケースにて、もっとシュールなメニューを発見!


サボテン

 

 

何、サボテンジュースって!?

 

曰く、 “太陽を飲むようなジュース” とのこと。

いや、それを聞いても、よくわかりません。

 

こちらのメニューも、相当にシュール!


ダリ

 

 

何、ブッシュマンの卵って!?

 

アフリカの未開民族 “ブッシュマン” の味が、東京で。

価格は、まさかまさかの時価です。

時価なんて、お寿司屋さんの専売特許じゃなかったのですね。

そんなブッシュマンの卵がどうしても気になりましたが。

アフリカから空輸してきたことを考えると、

 

「三十万円也。」

 

と、高額を請求される可能性も無くはないので、

僕は、その下にあるチベット風コーヒーをアイスで注文することに。

 

お店に足を踏み入れると、

 

「お好きなお席にどうぞ」

 

と案内されましたので、一番端の席に座って待ちました。

心なしか、灰皿の形がダリっぽい気がします。


ダリ

 

 

オーダーが届くまで、店内を観察しながら待つことに。

ダリ

 

 

ダリの名に相応しく、ちゃんとダリの絵が飾ってありますね。
しかも、リトグラフをよく観ると、シリアルナンバー付。

ここの店主、普通にダリ好きなのでしょう。


ダリ

 

 

店内全体を見渡してみると、14時のお昼時とは思えない、何とも怪しげな雰囲気 (笑)

狭い間隔で立ち並ぶ柱が、シュルレアリスムな世界を演出しています。

 

ダリ

 

 

ちなみに、僕のナナメ向かいのテーブルは・・・


ダリ

 

 

ゲーム機が、そのままテーブルになっていました。

いつの時代の名残でしょう??

このように時空が超越する感じも、またシュルレアリスムです。

 

 

さてさて、そうこうしてる間に、

注文したチベット風コーヒーが、ピスタチオと共に運ばれてきました。


チベット風コーヒー

 

 

“・・・・えっ?ピスタチオ?!”


ピスタチオ

 

 

まさか、こんなところで、ピスタチオと出会うとは。

おしること塩昆布が名コンビであるように、

チベット風コーヒーの相棒は、ピスタチオなのでしょうか??

謎も謎です。

 

と、ピスタチオに面食らってしまいましたが。

肝心のチベット風コーヒーに関しては、いたってオーソドックスなアイスコーヒーのようです。

とりあえず、一口。

 

「!!!!!!」

 

全く予想していなかった味わいに、

脳の理解が追いつかず、フリーズしてしまいました。

恐る恐る、もう一口。

 

「甘っ!そして、酸っぱ!」

 

コーヒーと名が付くものの、味はコーヒーとは全く非なるモノ。

今まで飲んだことのない異世界の味わいでした。

その不可思議さは、まさにダリの絵画世界のごとし。

強いて、近い味を挙げるなら、

“炭酸の抜け切ったドクターペッパー” という感じでしょうか。

もしくは、レーズンをジュースにすると、こんな感じになりそうです。

で、その甘酸っぱい味わいの後に、

ほのかにコーヒーのような味があると言えばあるし・・・無いと言えば無いです。

 

ただ、コーヒーとは非なるものの、

何口か飲むうちに、不思議とこの味にハマっていきました。

意外と、癖になる味です。

 

ちなみに、チベットコーヒーとピスタチオの相性は・・・よくわかりませんでした (笑)

完全に、お互いの道を歩んでいます。

 

チベットコーヒーの味にハマると同時に、

怪しさしか感じなかった店内の雰囲気にもハマっていました。

漫画喫茶並にラインナップされた本棚から、

漫画をお借りして、しばし読みふけってしまったほど。

意外と、癖になる雰囲気です。

 

 

そうそう、お会計の際にも、

レジ前でシュルレアリスムな光景を目にしましたっけ。


ダリ

 

 

レジ前に、何故か大量に売られている駄菓子…。

そして、そこから、手が伸びていて…。

いや、これはもうシュールというより、ホラーです (笑)

 

 

<お店情報>

 

cafe DALI (ダリ)

住所:東京都港区港南2-6-10 三矢ビルB1F

営業時間:AM7:30~PM10:00

定休日:月曜日・祝日
 

 

 

美術ブログ界の巨匠になるべく、ランキングに挑戦しています。
Blogランキングへ にほんブログ村 美術ブログへ