新生・山種美術館が広尾にオープンして、早1年。
それを記念して、 “開館一周年記念特別展 日本画と洋画のはざまで” が開催されています。
「日本画」 と日本における油彩画 「洋画」 (西洋画ではありません) を、
5つのテーマで比較展示するという “日本画の殿堂” 山種美術館らしい美術展。
ちなみに、その5つのテーマとは・・・
・近代化の中の日本画 ・ヨーロッパからの感化
・日本画 vs. 洋画 ・日本画と洋画の交錯
・劉生と御舟
となっています。
記念特別展だけあって、村上華岳の 《裸婦図》 や、
加山又造の 《冬山》 、土田麦僊の 《大原女》 などなど、
山種美術館の珠玉のコレクションの中でも人気の高い作品が多数出展されています。
さらに、今回もっとも注目すべきは、
東京国立博物館や東京国立近代美術館からも出展されている点。
《金蓉》 や
《北京秋天》
…といった常設展会場で、正直見飽きた作品も (笑)
山種美術館のコレクションと比較展示されることで、新鮮に映りました。
さて、日本画と洋画の比較というテーマゆえか、
展示品のバリエーションが幅広かった今美術展。
「ルソー+ゴーギャン+永井豪 (?) 」という落合朗風の 《エバ》 という作品や、
パルコの広告並にスタイリッシュでパンクな林武の 《立てる舞妓》 、
全てを見透かすような目でこちらを見つめてくる荒木寛畝の 《狸》 など、
いつも以上に気になる作品が、多数ありました。
(画像はありません。あしからず)
ちなみに、今回僕が一番気に入ったのが、
西郷弧月という画家の 《台湾風景》 という一枚。
淡いグリーン調の色合いとか、
画面に邪魔なくらい (笑) 生えている木々とか、
独特の世界観に、しばし引き込まれてしまいました。
しかし、何と言っても、
今回の展示の一番のハイライトは、第2会場。
「劉生と御舟」 のコーナーです。
何とこちらのコーナーには、僕にとっては夢のような光景が!
「とに~さんの好きな近代の日本画は?」
そう聞かれたなら、
間違いなくタイトルを挙げる2枚の絵画があります。
一つは、速水御舟の 《炎舞》
そして、もう一つは、岸田劉生の 《道路と土手と塀》
この僕の中での近代日本画2トップが、何と並んで展示されていたのです!!
“ゆ・・・夢じゃないですよね?!”
僕にとっては、本当に奇跡のようなコラボです![]()
いや、近代日本画でも屈指の人気を誇る、この2枚の絵。
僕だけでなく、この部屋でテンションが上がる方は多いのでは?
会場に入るなり、テンションが上がり過ぎた僕は、
《炎舞》 と 《道路と土手と塀》 のはざまに、とりあえず立ってみました。
立つなり、鳥肌が立ちました。
《炎舞》 の “赤” と、 《道路と土手と塀》 の “青” の対比は、感動モノ。
それを拝めるのは、まさに眼福。
今ここでしか観れない奇跡の光景です。
この2大スター夢の共演だけでも、絶対に行く価値アリです!
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日本画バンザイ!!
ちなみに、僕が行った時だけでしょうが、
《炎舞》 のガラス面に、本物の虫が止まっていました (笑)
虫も見間違えるほどの描写なのですね!





