絵本の黄金時代 1920~1930年代-子どもたちに託された伝言 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

東京国立博物館 を観賞した後は、

お隣にあります国際子ども図書館へ。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-国際子ども図書館



建築ツアー で何度か訪れているものの、

一度も中には入ったことがなかった国際子ども図書館。

(いつも閉館時間後に辿りついていたので…)


今回は、満を持しての初潜入です。

初めて入った国際子ども図書館の内部は、

開放的で、美しくて、歴史も感じられて、とステキすぎる空間でした♪


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-国際子ども図書館



「 “子ども” 図書館??俺は、もう大人だし!」


と、変にイキがって、

今までここを訪れなかったことを、素直に反省しました (笑)



さて、日本初の国立の児童書専門図書館である国際子ども図書館。

もちろん中で、心行くまで、児童書を楽しむことが出来るわけですが。

(注:大人も楽しめます)

こちらの3階にあります本のミュージアムなる場所で、

現在、 “絵本の黄金時代 1920~1930年代-子どもたちに託された伝言” が開催中です。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-絵本の黄金時代    アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-絵本の黄金時代



1920年代~30年代は、知る人ぞ知る、絵本の黄金時代。

世界各地で優れた絵本が出版された年代なのだそうです。

そんな黄金時代の絵本の数々を、

国際子ども図書館のコレクションの中から、一挙220点を大公開!


アメリカの作家W・ガアグの 《100まんびきのねこ》 や、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-100まんびきのねこ



同じくアメリカのJ・W・スミス作 《小さなマザー・グース》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-小さなマザー・グース



ソビエトのV・マヤコスフキ詩 B・ポクロフスキ画の

《海と灯台についての私の本》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-海と灯台についての私の本



…などなど。

アメリカとソビエトの絵本を対比させ、展示されています。

一概にひとくくりには出来ませんが・・・


   アメリカ ⇒ 皆で仲良くしようよ!

   ソビエト ⇒ 皆で社会を作ろうよ!


という風に主題の違いを感じました。

移民文化であったアメリカと、

社会運動が激しかったソビエトとの文化の違いが、絵本にも現れているのが面白かったです。



とは言え、そんな小難しいことを考えずとも、

純粋に絵本を眺めて楽しめば、それで良し♪

さらに、気になった絵本は、キャプションに印が付いているモノに限り、

1階の “世界を知るへや” という絵本コーナーに行けば、読めると言うから嬉しいところ。

これは、国際子ども図書館の展示ならではです。

さらにさらに、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ポストカード



来場者には、ポストカードのプレゼントが!

先ほど紹介した 《海と灯台についての私の本》 の中の一コマです。

まさにロシアアバンギャルドな構図で、アートとしても楽しめる一枚。


さて、こんなに、いたれりつくせりな展覧会。

な、な、何と、入場は無料!!

これは、子どもから大人まで行くしかないですね。

星星




最後に、アートテラー的にテンションが上がった絵本をご紹介。


《不思議な国のアリス》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-不思議な国のアリス



絵のタッチから、何となくおわかりでしょうが。

こちらを描いたのは、パリ生まれの女流画家マリー・ローランサン。

他にも、ジョアン・ミロ作の絵本も展示されていました。

美術館でお馴染みの画家たちも、絵本を手掛けていたのですね。





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