昨年の “マーク・ロスコ 瞑想する絵画” 、
今年春の “ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて” に続き、
川村記念美術館のマスターピースを掘り下げる美術展シリーズ (←勝手に命名) 第3弾!!
今回は、川村記念美術館のコレクションの目玉の一つ “ニューマン・ルーム”
そこに、 《アンナの光》 が常設展示されているバーネット・ニューマンを掘り下げる美術展。
会期は、12月12日までですが、
行くのであれば、9月17日までに行かれることをオススメします。
というのも、早期来館割引ということで、
一般1500円のところが、1000円で入館で来てしまうのです!
約30%オフ!これはお得!!
・・・って、もう9月22日ですね。終わってしまっていました (汗)
気を取り直しまして、バーネット・ニューマンと言えば、
カラーフィールド・ペインティングの様式を築いた画家の一人。
( “カラーフィールド・ペインティングって?” という方は、こちら )
一色に塗られた画面に “ジップ” と呼ばれる垂直線を配し、
力強い色面の構成による独自のスタイルを確立した人として知られています。
しかし、僕は個人的に、
もう一人のカラーフィールド・ペインティンターであるマーク・ロスコのファン。
どうにも 「ロスコ>ニューマン」 と比べてしまうので、
もちろん、 「ロスコ・ルーム>ニューマン・ルーム」 です。
川村記念美術館には、かれこれ十数回は足を運んでいますが、
一度もニューマン・ルームを、 “いいなぁ” と思ったことはナシ。。。
それだけに、
“今回のバーネット・ニューマン展で、ニューマン作品の良さに目覚めるのでは?!”
と、淡い期待をしていたのですが、結果は不発 (笑)
やっぱり、ロスコのがいいなぁという結論に落ち着きました。
《存在せよ I》 や
《名 Ⅰ》
といった作品が、ほぼキャプションも無く、シンプルに展示されています。
絵はいろいろなことを感じることの出来るツールだと、
僕は常々思っていますが、ことニューマンの絵に関しては、いいかそうでもないかの二元論。
「イイ♪」 と思えなかったら、最後。
その後、その作品と、どう向き合って楽しめばいいのやら。。。
かと言って、
“これはピンと来なかったから、次の観よ。
う~ん、これもピンと来なかったから、次のに期待しよ。”
と会場を進んでいくと、たった5分で観終わってしまいます。
ニューマンは希少性の高い作家だそうで、
広い会場ながら、展示されている作品は、全部で10点くらいしかないのです。。。
せっかく佐倉まで来たのだから、元は取って帰ろうと (←貧乏人根性)
よくわからないニューマン作品の魅力を、何とか自力で探してみることにしました。
う~ん。
う~~~ん。
う~~~~~ん。
10分ほど経過し、一つ面白いことに気づきました。
作品のスケール感を大事にしていたというニューマン。
それだからでしょうか、絵そのものだけ観ていても、
うんともすんとも反応しなかった僕の芸術観賞レーダーが、
絵と絵の前に立っている観賞者とセットで観た時に、レーダーが反応したのです。
「お、この感じ、画的にいいかも♪」
おそらくですが、ニューマンの作品は、
絵の前に人が立つことで、初めて成立するような気がします。
そう言えば、美術展のホームページに載っていた 《アンナの光》 の画像も…
作品と観賞者がセットになっていました。
なるほど。そういうことだったのですね。
ということは、自分が観賞している時、自分自身ではピンと来なくとも、
その僕の姿と絵をセットで観ていた誰かには、ピンと来られていたのかもしれないわけで。
知らず知らず、自分も作品の一部になっていたのかもしれません。
そんなことを一つ発見したので、
心おきなく千葉を後にすることが出来ました (笑)
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ちなみに、もう一つ発見したことが。
今回の展示で、単に壁に掛けられただけの 《アンナの光》 を観たことで、
ようやく、光を取りこんだニューマン・ルームの良さに気付かされたことです。
早いところ、この展示を終えて、
ニューマン・ルームに 《アンナの光》 を戻して頂きたいです (笑)
あんなランキングにも挑戦中。



