Mission13 御岳山に登頂せよ!(前編) | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか」


そう問われて、とある登山家は、こう答えた。


「そこに山があるからだ」


と。



先日、僕は、御岳山に登ることになりました。

人生初登山である。


「なぜ、あなたは御岳山を目指すのか」


そう問われたなら、僕は、こう答えます。


「そこに “しがらみ” があるからだ!」


と。



ことの発端は、5月に遡ります。

このblogでも紹介した、

「第1回 “アーートイベント” プレゼン大会」 でのこと。

(詳細は、こちら ⇒ http://ameblo.mom/artony/entry-10545030694.html


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-プレゼン大会



上の写真で、僕がけなげにプレゼンしているのは、

いつも建築ツアーをはじめお世話になっているK女史発案の企画。

本人が都合で欠席したために、

代わりに、プレゼンをすることとなりました。


「アート&ネーチャー企画 御岳山とせせらぎの里美術館を堪能しよう!」


と銘打たれた、この企画は、

御岳山をガチで登山し、その後に、せせらぎの里美術館で開催中の “犬塚勉展” を観るというもの。

K女史曰く、


「御岳山の自然を味わうことで五感が研ぎ澄まされ、

自然豊かな犬塚勉の作品をより楽しむことが出来る!

私は、去年、それで泣いた!!」


とのこと。


そんな彼女の熱き思いを、

代理ながら必死にプレゼンするも、健闘むなしく、見事に不採用。


その結果を、K女史に恐る恐る伝えると・・・


「何で、不採用になったのでしょうか?信じられないです!

 とに~さんのプレゼンに問題があるはずです!

 せめて、とに~さんは行くべきです!!」



K女史は、御機嫌をナナメになされました。

彼女の御機嫌を水平に戻さねば。

そのため、僕はK女史の問いかけに、

首を垂直に振るより他は無かったのです。

あぁ、僕は何と、けなげなことか。




それより月日は流れること、2か月後。

ようやく諸々のスケジュールが合ったため、

アート&ネイチャー企画を、ついに遂行する運びとなりました

ただ、無理無理合わせたスケジュールは、少々僕に厳しく。。。

その当日は、夜勤を終えたその足で、御岳山に向かうしかなかったのです。

人生初登山は、徹夜明けで臨むこととなりました。


“いつもなら、布団に入っている時間なのに…”


と思いながら、青梅線鳩ノ巣駅に到着。

先に到着していたK女史から、企画の流れを説明されました。

まずは、登山前に、自然散策。

吊り橋や滝やダムなどを眺めて楽しもうとのことです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鳩ノ巣   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鳩ノ巣



「わ~、自然スゲえ!!」


月並みな表現ですが、

奥多摩の雄大な自然を見て、僕の眠気は吹っ飛びました。

こうして朝から大自然を堪能することは、

布団に入ってどうでもいい夢を見るより、遥かに意義があるような気がします。


こんな素敵な企画を立ててくれて、ありがとう!

K女史への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

きっとK女史は、どうしようもない僕に降りてきた天使なのでしょう♪



その後も、自然をこれでもかと堪能し、

腹ごしらえを済ませ、いよいよ今企画のメインイベント・御岳山登山に。


しかし、いざ登ろうとするその直前、事件は起こりました。

K女史が、急に無言になったのです。


「ん?どうしたの??」


無言のまま、自身のリュックに目をやるK女史。

釣られて、僕もそちらに目をやると、

何と、K女史のリュックの肩ベルトの付け根が破れ、プランプランな状態に。


「え~~!リュックって壊れるかよ、普通!しかも、このタイミングで!!」


あり得ない展開です。

そして、無言のK女史は、

今度は僕のリュックに目をやりました。


「・・・・・・・・・・・。」


言わんとすることが解りました。

解ってしまいました。


「え~と、その壊れたリュックを、僕のリュックに入れろ、と?」


ニッコリと頷くK女史。


「いやいや、僕のリュックも荷物が入ってるし、たぶん入らないって。

 ほら見てみて、入らないでしょ・・・えっ、入ったし?!」


何たるジャストサイズ!

示し合わせたわけではないのに、

僕のリュックの空きスペースとK女史のリュックの容積が見事に一致。

もはや何かの陰謀としか思えません。


K女史のリュックin僕のリュックを担いでみた途端、

肩にこれまでかかったことのないG (重力) が…。


「重いっす・・・」


そんな僕とは裏腹に、

図らずも身軽になったことを喜ぶK女史。

前言を全力で撤回。

K女史は、天使なんかじゃないです。



かくして、人生初登山は、波乱の幕開けとなったのである。

しかし、これはまだ序曲。

この企画のラストに待ち受けていた更なる悲劇とは―

全ては、後半で明らかに!





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