六本木クロッシング2010展:芸術は可能か? | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

3年に1度。この季節がやって来ました。

森美術館が、日本のアートシーンの “明日” を見渡すべく、

多様なジャンルのアーティストやクリエイターを紹介する美術展 “六本木クロッシング” です。


2010年のテーマは・・・


『芸術は可能か?』



“ 「可能か?」 と聞かれましても…何が??”


と質問に質問で返したくなる、よくわからないテーマです。



まぁ、ともあれ。

長いキャリアを持つアーティストから若手注目株までの総勢20組による、

写真、彫刻、インスタレーション、映像、グラフィティ・アート、パフォーマンスなどの様々なジャンルの作品が、

クロッシング=交差しあった美術展。


“難しいことを考えずに、楽しんでしまえば、それで良し♪”


な、お祭り気分の現代アート展ですから、ご心配なく。

お祭り気分を、さらに盛り上げてくれるのが、

“アイ・ウェイウェイ展” の時同様に、写真撮影が可能なこと。

「三脚禁止」 「フラッシュ禁止」 などの常識的なルールさえ守れば、大丈夫です。

是非、カメラ持参で思い出作りに参りましょう!



現代アートの展示をさせたら、日本でもトップクラスの森美術館。

それだけに、今回チョイスされた作家さんは、正直どの方も、ほぼハズレなし!

正解率 (?) は、80%以上です。

現代アート展で、これだけ観客を楽しませる精度を誇れるのは、さすがの一言でした。


僕も出来ることなら、このblogで20名くらい紹介したいところですが。

そこは、紙面の都合で。

その4分の1である5人をピックアップして紹介いたします。



まずは、会場入っていきなり出会うこちらの作品から。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-さかさまの日の丸


日本の国旗を逆に展示した 《さかさまの日の丸》

作者は、昨日 も登場した照屋勇賢さん。

僕の心の師匠です。


「逆さまにしても、日本国旗は日本国旗w」 という単純な作品にも見えますし、

「逆さまにしたことで、国旗と言う役割から解放され、

 日の丸というアイコンだけが抽出されたのです」 という深イイ作品にも見えます。


たかだか・・・とは言っては超失礼ですが (笑) 、

逆さまにするだけで、日本国旗が ‘観る人がそれぞれに何かを考えさせられる’ アートに変身しています。


ちなみに、僕の頭に浮かんだのは、


“日の丸って、こんなに赤い円が大きかったっけ?”


というもの。

今まで、意識して日本国旗に向き合ったことがなかったので、ちょっと驚きました。

リアル日の丸弁当を作るなら、

梅干しは30個以上は必要になりそうな大きさです。

・・・こんなくだらないことを考えてしまって、師匠、すいません (笑)あせる



他にも、照屋さんのコーナーには、

代表作である紙袋を使った作品 《告知-森》 シリーズがたくさん。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-告知―森  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《告知-森》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《告知-森》  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《告知-森》



上を見上げれば、

トイレットペーパーの芯を使った 《Corner Forest》 が。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《告知-森》



濃密な照屋ワールドを体験できる空間でした。

いやぁ、身内びいき (?) ナシに、

魅入ってしまう濃ゆいアート空間でした。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

作家: 照屋勇賢 
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。



お次は、雨宮庸介さんのコーナー↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-雨宮



「この細い扉を抜けると、そこは・・・」


それは、皆様ご自身の目でお確かめ下さい。

必ずやビックリすることでしょう!



続いて、今回の一番の笑撃作家・相川勝さん。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-cd


《CDs》 というこの一連の作品。

一見すると、ただの洋楽のCDのように見えますが、

こちらはジャケットも歌詞カードも全て相川さんによる手書き。

CDに挟まっているハガキも手書き (笑)


ただ、これだけなら、僕の父もやっていました (何故やったのかは不明)

(井上陽水のレコードジャケットを完コピしたものが、実家に…)

相川さんが完コピしようとしたものは、

パッケージだけではなく、収録された歌も、自分で再現。

それが聴けるように、会場には・・・


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-視聴機


視聴機が!

タワレコ以外で、これが置いてあるのを観たのは初めてです。

せっかくなので、聴いてみようと、僕は “第9交響曲” をセレクト。

すると・・・


「♪ふふ~ん ふふふふ~ん」


と、モノ凄く下手くそな鼻歌が (笑)

しかも、やる気がそう感じられない。

試しに、他のビートルズやヘヴィメタロックも聴きましたが、すべて同じテイスト。

脱力必至の歌声です。

この 「歌ってみた」 を、ニコニコ動画にアップしたら、間違いなく荒れます。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

作家: 相川勝 
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。





ザ・インパクト賞は、宇治野宗輝さんの作品。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-THE BALLAD OF BACKYARD



遠くからでも、その大きさにビックリですが。

近づいてみて、もう一回ビックリ。

で・・・でかいです・・・。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-THE BALLAD OF BACKYARD



“トランスフォーマー??”


こちらは、サウンド・スカルプチャー作品。

つまり、まぁ、楽器の遠い遠い親戚のようなもの。

親戚の中でも異端児ですね。


ちなみに、下の2体も仲間です。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-THE BALLAD OF BACKYARD   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-THE BALLAD OF BACKYARD



アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

作家: 宇治野宗輝 
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。



そして、最後に紹介するのは、青山悟さん。

以前一度だけ、青山さんの前で、

特別にアートテラーの紙芝居ネタを披露させて頂いたことがあります。

その縁以来、非常に気になっているお方。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-青山悟



さて、こちらの作品、写真でしょうか?

それとも、版画?はたまた絵画作品でしょうか?


正解は、どれもハズレ。

実は、これ刺繍によって創られた作品。

青山さんがミシンを使って刺繍を施したアートなのです。

おそらく、青山さんは、暫定的にNo.1編み物男子だと思われます。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

作家: 青山悟
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。




と、今回気になった作家は、図らずも全て男子ばかり。

昨日ご紹介したVOCA展受賞者は女性ばかりだったので、男子万歳です (←?)


現代アートを存分に堪能できる美術展。

星星

こちらも2ツ星です!





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