すっかり、焼き物に魅せられてしまった僕。
そんな話を、人にしたところ、
「それなら、今、出光美術館でやっている展示が面白いですよ♪」 と薦められました。
何でも、いろんな種類の焼き物の名品が展示されているとのこと。

ということで、出光美術館へ行ってまいりました。
3月22日まで (あと5日!) 開催されている “麗しのうつわ ―日本やきもの名品選―” です。
出光コレクションの中から、
猿投 (さなげ) 、古瀬戸、志野、織部、古唐津、楽、京焼、古九谷、柿右衛門、鍋島、そして近代におよぶ日本陶磁の名品
を一堂に展示したという、
まさに ‘やきもの’ オールスター勢揃いな美術展。
いやはや。
右を観ても、左を観ても、前を観ても、後ろを観ても、
高そうで価値がありまくりそうなやきものばかり。
会場内では、僕の頭の中で・・・
ずーっと、なんでも鑑定団のBGMがループしていました (笑)
何回、心の中で、 「いい仕事してますねぇ」 と言ったことでしょう。
とは言え。
正直、未だ曜変天目の衝撃は、僕の中では風化せず。
どうしても、目の前の品と曜変天目を比べてしまい、
「う~ん・・・悪くはないんだけどねぇ・・・」
となってしまった感は否めません。
顔文字を使って表すならば、
“ 「へぇ~(・∀・)」 とは思えるけど、 「へぇ~w(゚ロ゚)w」 とまでは思えなかった”
そんな感じです。(←余計わかりづらい?)
今回の展示を通じて、
つくづく曜変天目の素晴らしさを実感した次第です。
と、いつまでも曜変天目に未練タラタラではいきません。
今回の展示品の中で、気になった作品を3つほどピックアップして紹介いたしましょう!
まずは、 《色絵熨斗文茶碗》

作者は、江戸時代前期の前期の陶工・野々村仁清。
およそ茶碗とは思えないくらいの落ち着きと品格を漂わせています。
紳士クラスにならないと出せないような風格を、まとっておりました。
思わず、恭しく名刺を差し出して、
「私はこういうふつつかなものですが・・・」 と謙遜してしまいたくなる (←?) 逸品。
続いて、古久谷の名品 《色絵独釣文八角皿》

八角形のお皿というだけでも珍しいですが。
弧を描きつつの八角形のお皿。
θ (シータ) だとか、λ (ラムダ) だとか、
高等数学によって完成させられたような摩訶不思議な形に、しばらくボー然としてしまいました。
そして、今回一番気になったのは・・・

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┃スライムが あらわれた! .┃
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・・・ではありません 。
日本の近代陶芸の開拓者・板谷波山の 《彩磁玉葱形花瓶》
こちらの作品によって、
「やきもの=よく言えば、伝統的 悪く言えば、古臭い」 という固定概念が覆されました!
アール・ヌーヴォーの影響を受けて作られた作品なのだそうな。
確かに、この何とも言えない独特な曲線美は、アール・ヌーヴォー的。
そして色もまた、何とも言えないきらめき感があり、幻惑的。
例えるなら、色と光の放ち方は、
まるでオーロラ折紙のようでした (←庶民的すぎる例えで恐縮です!)
展示されているやきものの名品は、100点以上!
解説も、かなり充実しているので、
やきものビギナーにも楽しめる展示になっていたと思います。

お気に入りのやきものを、
是非一つ以上、見つけてみてはいかがでしょう?