無料美術をリサーチしている際に、衝撃的な事実を発見!
何と、クイーンズスクエア横浜の中に、無料で観れる美術作品があるというのです!
クイーンズスクエア横浜。
横浜美術館のすぐ近くにあります。
横浜美術館での仕事がコンスタントにある僕にとって、
ここは、打ち合わせや仕事終わりに、ふらっと立ち寄るスポットの一つ。
まさか、ここに無料で観れる美術。
しかも、あのコンセプチュアル・アートの第一人者の作品があろうとは!
灯台下暗しとは、このことです。
というわけで、束芋展 の観賞後に、クイーンズスクエア横浜へ。
ステーションコア (みなとみらい駅に直通する大アトリウム) へと立ち寄ってみました。
この写真に無料で観れる美術作品があるのですが、
おわかりになりますでしょうか??
赤いのは、単なるエスカレーターです。
大きな犬は、単なるスヌーピーです。
無料で観れる 美術百選 044
ジョセフ・コスース作 《The Boundaries of the Limitless》
ジョセフ・コスース (1945~)
アメリカを代表するコンセプチュアル・アーティストです。
その代表作は、 《1つおよび3つの椅子》
(画像はこちらに → One and Three Chairs )
椅子と、その椅子の写真と、辞書の “椅子” の項目を拡大したものの3つを同時に展示した作品。
椅子という概念を、いろいろとビジュアル化してみた、
ヒジョ~に小難しい、哲学哲学している作品です。
あぁ、頭痛い。。。
そんなジョセフ・コスースが、
クイーンズスクエア横浜に残したのが、この横文字の書かれた巨大な御影石の作品。
小難しいニオイがプンプンしますが、ともあれ近寄ってみましょう。
実は白い文字に見えていたのは、ネオン管。
光っています。
最後の行を、何とか読んでみるとすると、
「イム リッチ ドゥア フォルム ガンズ ウンドゥ…」 (←適当)
と、何となくドイツ語っぽい響き。
ただドイツ語はよくわからないので、
今度は同じ場所からフラッシュを焚いて撮影してみました。
日本語が出てまいりました。
翻訳乙です!
しかし、日本語でも、
“物質としての束縛をうんぬん” やら、 “自らの姿を自由にうんぬん” やら、
やっぱり、よくわからない (笑)
ではでは、これは何の文章なのでしょう?
その答えは、作品の一番下にありました。
フリードリヒ・フォン・シラーという名前が。
あの有名なベートーヴェンの交響曲第9番 「合唱付き」 の原詞者として知られるドイツの詩人です。
この 《The Boundaries of the Limitless》 は、
「フリードリヒ・フォン・シラーが、デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡27号」 の一部の引用を、ネオン管と御影石を用いて巧みに表現した作品なのだとか。
これまた、ヒジョ~に小難しい、哲学哲学している作品。
おそらく日本一小難しいネオンサインです。
<無料で観れる美術 データ>
クイーンズスクエア横浜
住所:東京都台東区浅草2丁目3-1
アクセス:○みなとみらい線 「みなとみらい」 駅から0分
○JR線・市営地下鉄線 「桜木町」 駅から徒歩約8分
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