今回は、レベッカの 『フレンズ ~remixed edition~』 から始めてみました。
展覧会のタイトルから、
何となく、理由の察しは付くでしょうが…(笑)
そう。今回ご紹介するのは、
東京都現代美術館で開催中の “レベッカ・ホルン展 -静かな叛乱 鴉と鯨の対話” 。
会期は、来年2月14日まで。
日本では、バンドのレベッカほど有名ではないレベッカ・ホルンですが…。
本国ドイツをはじめ、世界的には、大変に有名な現代美術家。
しかも、NOKKOと匹敵するくらいの女性アーティスト。
そのレベッカ・ホルンの日本で初めてとなる個展が、今回のこの美術展なのです。
ようやく世界のレベッカが、来日して下さった!
…という感じ。
とは言え、正直なところ、
僕自身は今日の今日まで、レベッカ・ホルンさんを存じ上げなかったので、
「ふ~ん。本当に面白いの??」
と、かなり半信半疑でした。
いや、それどころか、八信二疑くらいでした。
しかし、食わず嫌いは、よくないですし、
世界のレベッカですし、行くだけ行ってみようと。
で、会場に入って、最初の作品。
《ピーコック・ペンシル・モーニング》 を観て、一気にやられました。
「あ、これは、スゴイ!」
画像が見つからなくて、恐縮ですが、
《ピーコック・ペンシル・モーニング》 は、羽を広げた孔雀に見立てた鉛筆たちが、機械仕掛けで、ゆったりと生きているように動くという作品。
…う~ん、文字では上手く伝えられません。
すいません。清澄白河に行って観て来て下さい (笑)
その作品に始まって、会場には、様々な機械じかけの作品が。
「女性=機械は苦手」 という田嶋先生が聞いたらマジギレしそうな先入観があっただけに、
レベッカ・ホルンの作品群は、どれも新鮮でした。
《ジェイムズ・ジョイスのためのヌーグル・ドーム》

Ⓒ2009:Rebecca Horn
8本の包丁が、カションカションと動いているのですが、
不思議と怖さはなく、ついつい眺め続けてしまった作品です。
解説が特になかったので、
ジェイムズ・ジョイスと、この作品がどう関係しているのかは、不明。。。
《双子の鴉》

Ⓒ2009:Rebecca Horn
これも、もちろん動く作品。
2つの鴉 (…らしき何か) が、交互に動きます。
機械仕掛けの作品の中で、
一番インパクトがあったのは、 《アナーキーのためのコンサート》 という作品。
これは、現代美術好きな方は必見の作品です!
どんな作品かと言うと、
天井から、逆さの状態でピアノが吊るされているというもの。
これは、相当なインパクトです。
“落ちてくるんじゃね??” と思って、
僕は、その下に行けませんでした (笑)
それでも、勇気を絞って、その作品の下へ。
上を見上げたその瞬間です。
Bababaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!
ピアノがこんな状態に。

Ⓒ2009:Rebecca Horn
ビックリしました (>_<)
まさに、 「♪ど~こで こ~われたの~ 」 です。
さてさて、これらの作品。
動き出すと、 「わ~♪動いた動いた♪」 と、
純粋にワクワクしてしまう自分がいました。
その時に、ふと思ったのですが、
人は、拙い動きをする機械の動きに、母性本能のようなものを感じるのかもしれません。
そうそう。
展覧会には、一室を使っての彼女の巨大インスタレーションも。
《鯨の腑の光》

今回の一番お気に入りの作品です。
ハイデン・チザムの音楽の流れる部屋の四方八方に、
レベッカの詩が、プロジェクターによって投影されています。
しかも、その詩が、ただ投影されているだけでなく、
一旦、水槽に反射させてから、壁に投影されてるのです。
それによって、詩の文面が揺らめくという寸法。
いやぁ、何とも心地よい空間でした。
さらに、嬉しいことに、ふかふかのクッション完備 (笑)!
間違いなく、ここに住めます。
と、ここまでのレベッカさんの作品については、
“???” は多いものの楽しめる作品が多かったのですが。
問題は、ここから…。
第2会場では、
彼女の映像作品が上映されているのですが、これらが正直、キツかったです。
とにかく、一つ一つの作品が長い!
その上、会場には全く解説がない!
(さわりくらいあっても良さそうなのですが)
全部で、4室で上映が行われているのですが、
それらを全て見ていたら、間違いなく一日が終わっちゃいます。
しかも、作品自体…

顔に鉛筆のたくさんついたマスクを着けて、
壁にドローイングをする、この 《ペンシルマスク》 のようにイミフなものが多く。。。
正直、ただ映像を流しているだけの不親切な映像コーナーのせいで、
それまで培ってきた感動が、薄まってしまいました。
レベッカさんには悪いですが、

一つ星。
いや、レベッカさんにも、少し責任はありますね。
何せ、映像見ながら、寝ちゃいましたので。
美術館で寝るという、貴重な初体験をしました。