今、何かと (政治的に) 話題の美術展に行ってまいりました。
来年1月11日まで、上野森美術館で開催されている、
これは、世界的に大きな注目を浴びているものの、
まだわが国ではあまりなじみのないチベット文化を総合的に紹介する美術展。
しかも!
出展されているのは、各地の寺院や博物館から出品された珠玉の123件。
その出展品の、実に3割が国家一級文物(日本の国宝に相当)という充実の内容。
ということで、この美術展は、まさに…
「チベット文化を知る絶好の機会なのです!!」
…決め文句なのに、あまり大きな文字サイズでは書けません(笑)
というのも、チベットの問題は、とかくナイーブなもので。
この美術展も、いろいろと槍玉に挙げられているのだそうです。
美術展の前で、デモ活動が行われたり、
こんなパロディ (?) のようなサイトも作られたり…
“侵略された聖地チベット ポタラ宮と天空の盗まれた至宝”
そう言えば、ここ数年前から、
上野の美術館に行くと、よく上野駅周辺で、フリーチベット関連の活動をしている方々を目にしていました。
それだけに、何でまた、この美術展を、
上野の森美術館でやったのかは、はなはだ疑問。
火に油を注ぐだけのような。。。
もっと上野から離れた場所の美術館で、やればよいだろうに。
(↑そういう問題ではない?!)
まぁ、ともかくも。
自分は、自分が生活をするだけで精いっぱい故に、
フリーチベットにまで、気が回りませんので、今回は純粋に美術展として楽しみに行きました。
上野の森美術館は、すっかりチベット仕様に変身しておりました。
さて、何の予備知識もなく会場に入ったわけですが、
全体的に仏像が多く、今流行りの仏像展のチベット版という印象でした。
信心深くない僕ですが。
それでも、日本の仏像には、有り難味や慈悲のようなものは感じます。
ところが…。
チベットの仏像からは、それらが感じられませんでした (笑)
う~ん、バチ当たりなのを、覚悟して言わせて頂ければ、どこか変!
日本の仏像とは違って、どこか嘘臭さや胡散臭さのようなものを感じました。
例えば、弥勒菩薩。
日本人の多くが思い浮かべるのは…
このようなたおやかな表情をした優美なお姿。
「静」 の美といった感じ。
これが、チベットの弥勒菩薩像となりますと…
《弥勒菩薩立像》
“ふふふ~ん♪”
とでも鼻歌交じりのような、ノリのいいお姿に (笑)
いや、これが決して、悪いというわけではないですが。
日本人のDNAには、このような仏像のポージングは、組み込まれていないのでしょうね。
観ていて、どこか抵抗感がありました。
他の仏像も、一様にどことなく変なポージング。
《ダマルパ坐像》
《カーラチャクラ父母仏立像》
《ミラレパ坐像》
最後に紹介した 《ミラレパ坐像》 など、有り難味を感じるポージングどころか、
「いやぁ、めんごめんご (笑) 」
…とでも、オヤジギャグでも飛ばしていそうなポージングです。
仏様なんだから、もう少し、しっかりして下さい!
さて、今回、僕が一番目を奪われたのは、こちら↓
《十一面千手千眼観音菩薩立像》 です。
千手観音ですから、当たり前ですが…手が多い!
本当に千本あるのか気になったので、数えてみたのですが、
100数えたところで、断念しました (笑)
おそらく、本当に千本近くあるのだと思います。
途方もない造型力に、ただただ圧倒されました。
この他にも、今までに見たことがない代物のオンパレード。
チベット文化を知ったかぶるつもりは、毛頭ありませんが、
この美術展を通じて、いろいろと吸収できたとは思います。
![]()
1つ星なのは、
こんなにも仏像に囲まれながらも、有り難味を感じなかったから…でしょうか (笑)
最後に、チベット仏教で行われる僧侶による仮面舞踏会の衣装をご紹介。
《チャム装束》
ショッカーの一味かと思いました (笑)
どうぞランキングにご協力を、お願いします。







