不思議の扉 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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今日の午後は、代官山へ。




…はいはい。

代官山に行くようなキャラでないことは、重々承知ですけども。

(↑完全なる被害妄想)


向かったのは、代官山ヒルサイドテラス。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-代官山ヒルサイドテラス



何でも、ここで面白そうな展示がやっているとのこと。


情報ソースは、ここ最近、よく参考にしているアート系フリーマガジン “アーティクル”

その巻末の美術館・博物館情報のコーナーに、



“不思議の扉 ~ヒルサイドギャラリーコレクションから”


 なぜこれがアートなの?と訊かれそうな作品たちを集めてみました。
 ワインボトルでできたバラや、蟻が巣食った一万円札など、日常からちょっと離れた世界に遊んでみては?



…なる美術展が紹介されていたのです。

昨夜、この情報を目にした途端に、


「こいつは、面白そうだぜっ!」 (←何キャラ?)


と、アートテラーとしての勘が、ビンビンと騒ぎ、

昨日の今日で行ってしまった…と、まぁ、そういう次第なわけです。


ところが…。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヒルサイドテラス



いざ到着してみて、

このイマイチやる気のないポスターを目にするなり、何となくイヤ~な予感が。。。


そして、実際に会場に入ってみて (上の写真の奥に見えているのが会場です) 、

そのイヤ~な予感が、見事なくらいに的中 (笑) !!



入場無料でしたが、この展示はナシです!

もちろん星もナシです!

ほし(星なし)


何せ、作品数が、たったの7点。

しかも、どれも値札が付いていて、売る気満々。

代官山まで行って、まさか3分もしないで事が足りてしまうとは…。


ギャラリーの展示でも、もう少し観応えがあると思います。

何でまた、アーティクルは、

この展示情報を、美術館・博物館情報のコーナーに載せたのでしょうか?


といや、アーティクルを責めているわけではありません。

アートテラーの勘とか、ほざいていた自分を責めたいと思います。



まぁ、それでも。

柳幸典の 《諭吉 UF652272H》 は、観れて良かったと思える作品でした。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-諭吉 UF652272H



これは、砂で作られた一万円札を、アクリル板で固定し、

その中に本物の蟻を放ち、巣を作らせたという作品。


一万円札に蟻の巣。


何ともシュールで、何ともナンセンスで、

深いようでもあるし、意外と深くないのかもしれないし。

不思議な不思議な作品。

とりあえず、 “蟻さん、頑張ったんだなぁ” と思える作品です。

百ウン万円するのも、納得。




さてさて。

さすがに、代官山に来て、これで帰りというのも何なので。

今回訪れたヒルサイドテラスを、じ~っくりと建築観賞して回りました。

というのも、このヒルサイドテラス。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヒルサイドテラス  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヒルサイドテラス



何でも、日本が世界に誇れる集合住宅建築の最高傑作なのだとか。

まず、驚くのが、このヒルサイドテラスは、

25年という長い年月をかけて、丁寧に造られた建築群だということ。


ゆっくりと熟成するように、ヒルサイドテラスは造られたのです。


今でこそ、僕が歩きづらいお洒落タウンとなった代官山ですが、

実は、この建築群が存在するまでは、渋谷村の郊外に過ぎなかったそうです。


いやぁ、一つの建築群が、街のイメージを変えてしまったのです。



こんなスゴイ建築群を作ってしまった建築家が…


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とに~の建築家辞典④ 槇文彦(1928~)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-槇文彦



人の良さそうなおじいちゃんに見えますが、

現在も現役バリバリで、日本を代表する建築家の一人。

1993年には、建築界のノーベル賞と言われる “プリツカー賞” を受賞している世界レベルのスゴイ建築家。


今までに手掛けた建築は数知れず。

その中で、誰もが一度くらいは見たことがあるであろう建築を挙げるならば。

千葉が誇るイベントホール 《幕張メッセ》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-幕張メッセ



六本木ヒルズのお膝元にある 《テレビ朝日新社屋》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-テレビ朝日新社屋



…であろう。

上に挙げた例は、メタリックな作風のものであるが、

彼の建築の多くは、モダニズム建築の正統的なものが多く、

よく 『端正』 という一言で評される建築家である。


また、彼が設計した 《東京キリストの教会》 が、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-東京キリストの教会



TBS系ドラマ 「協奏曲」 の中で、キムタクが設計した教会として登場している。

が、だからと言って、 “建築界のキムタク” と呼ばれているという情報はない。


ちなみに、 「タマちゃんのような建築をつくりたい。」 という謎の言葉も残している。


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というわけで、今日は槇さんのスゴさを知った一日でした。



…あれ?何しに、代官山に行ったんだっけ??




       

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