『広告跳躍時代』 昭和の広告展[Ⅲ] | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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先日、天下の電通さんの本社に行く用事があり、
その足で、カレッタ汐留内にあるアド・ミュージアム東京へ行ってまいりました。

ここは日本で唯一の広告の美術館です。
その運営をしているのは、吉田秀雄記念事業財団。
ちなみに、吉田秀雄さんとは、電通の第4代社長さんだそうで。
本社ビルにも圧倒されましたが、まさか電通の社長が美術館を作っていたとは!
電通のスゴさを、いろいろと実感する一日でした。


…って、それはさておき。

現在、アド・ミュージアム東京で開催されているのは、
“『広告跳躍時代』 昭和の広告展[Ⅲ] -1970年代・80年代-”
という美術展。

この企画展は、1970年代・80年代の20年間にスポットを当て、
その時代の広告を、さまざまな 「VS」 構造で紹介しようというもの。
言い回しは、ちょっと固いですが、
展示自体は、肩の力を抜いて楽しめるものです。
70年代80年代の広告 (=CM) をほとんど知らない僕ですら楽しめたので、
この年代にドンピシャな方ならば、もっともっと楽しめるはず!
星星


いやいや、しかし。
何で、こんなに面白い展示なのに、
ほとんど告知がなされていないのでしょう…?
広告専門の美術館なのになぁ。。。

そこで、今日は、アド・ミュージアム東京に代わって、
僕が、この美術展の見どころを紹介したいと思います!


70年代80年代の広告を、
さまざまな 「VS」 構造という切り口で紹介する美術展。

例えば、こんな 「VS」 が。

「商品vs商品」です。

サントリーウイスキーとニッカウヰスキーの広告を、対比させて展示させたり、
トヨタと日産の広告を、対比させて展示させたり。
ちなみに、雑誌や新聞広告だけでなく、テレビCMも流されています。
僕のようにCM好きの方には、たまらない内容だと思います。はい。

これら企業同士の対決で、僕が一番興味深かったのは、
2大化粧品メーカーの、熾烈なCMバトル。

一方は、資生堂。




そして、もう一方は、カネボウです。




どっちもどっちで、時代を感じました(笑)
youtubeで、CM画像が探せませんでしたが、
カネボウの 「浮気なパレット・キャット (曲:ハウンドドッグ) 」 のCMは、色んな意味で衝撃でした!!




また、「直球vs変化球」 というコーナーでは、




を筆頭に、
「みんな止めてるやろ、何で私だけいうの。」
と抗議する迷惑駐車する大阪のおばちゃんのCMや、
2009年では考えられない “カエルコール” というダジャレCMなど、
これまた衝撃的なCMのオンパレード!



他にも、
「家庭vs自立」
「理性消費vs感性消費」
と言ったテーマで、
いろいろな懐かしCMや懐かし広告が紹介されていますので、
ちょっとしたタイムスリップ気分を味わいたい方は、是非♪



最後に。
いろいろと衝撃的なCMに出会った今回ですが、
僕の中でのベストオブベスト衝撃CMは、セブンイレブンのいなりずしのCMです!
初めて観たのですが、衝撃的すぎて、怖かったです (笑)
これまた、youtubeにはアップされてなかったので、
是非、本編を美術展で観て頂きたいのですが。

いきなり、女性 (けい子さん) が、

「私は夜中に突然いなりずしが食べたくなったりするわけです。
 それはもう食欲とかそんなことではなくて、
 ただもうなんだかいなりずしのことで頭が一杯になってしまうわけなんです。」


と、カミングアウト。
しかも、ノートにびっしりと、 “いなりずし” という言葉を書き連ねながら。
「デスノート」 的な怖さです。

そして、次のカットで、いなりずしをセブンイレブンで購入。
セブンの前で、そのいなりずしを食べながら、ラストにこんな一言。

「こんな自分を私はかわいいと思います。」


“…なんでやねん!”

思わず、関西弁でツッコんでしまいました (笑)