東京オペラシティアートギャラリーにて、9月27日まで開催されている、
“鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人” に行ってまいりました。
ぐるっとパスで入れるため、
東京オペラシティアートギャラリーには、展示替えごとに訪れていますが…
前回の “6+アントワープ・ファッション展” は、星一つ。
前々回の “都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み” に至っては、シリーズ初の星なし。
…と、とかく僕の中では、低評価街道ぶっちぎりの美術館。
そういうわけで、
今回も行くことには行きましたけども、そんなには期待していませんでした。
が!
この美術展の感想は、ただ一言。
「スゴかったです
」
他に、言葉が出てこないほど、圧倒的なパワーを持った美術展でした。
“過去2回の美術展が、イマイチだったのは、
この美術展のために力を温存していたのでは?!”
と思わず、勘ぐってしまったほど。
それくらい素晴らしい美術展でした♪
もし、僕がおすぎなら、 (←どういう “もし” なのでしょうか…)
「この美術展を見なさい!」
と、言い切ってしまいたいところです。
はい。これは、もう文句ナシの



3つ星。
今まで数々のインスタレーション (注) の美術展が、日本でも開催されてきましたが、
僕が思うに、今回の美術展が、現時点でのインスタレーション展の最高峰でしょう!
(注) インスタレーション
…ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、
作家の意向に沿って空間を構成し変化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。
ものすごく平たく言ってしまえば、空間そのものがアートってことです。
先日まで上野の森美術館で開催されていた “ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション” でも、
圧倒的なインスタレーション作品の世界を披露していた鴻池さんですが、
今回は、ネオテニーの時の比ではありません!
美術展の会場を、 「地球の中心への旅」 と見立て、
美術展そのものが、一つの巨大なインスタレーション作品となっています!!
何と壮大なことでしょうか…。
《バージニア―束縛と解放の飛行》
このような彼女の今までの代表作も多々展示されていますが、
独立しているのでなく、あくまで、 「地球の中心への旅」 という文脈の中で展示されています。
いやぁ、しかし。
いろいろと紹介したい作品はあるのですが、今回は全体の流れの中で楽しむ作品。
美術展のレビューなのに、ネタバレを含みそうなので、多くを語れません。
何ともアートテラー泣かせな鴻池さんです (笑)
とりあえず、ラスト手前の巨大作品は、必見です!
あまりのスケールと、何とも言えない世界観の美しさに、涙が出そうになりました。
これまた、アートテラー泣かせな鴻池さんです (泣)
最後に一つだけ、全体の文脈とは関係なく気になった作品を。
これは、全12枚からなる襖絵の中央を飾る部分。
今までいろんな美術展で、数多くの襖絵を観てきましたが、
こんなにもパンチの効いた襖絵は初めてです。
“襖絵で、こうした表現もアリなんだなぁ” と、いたく感銘を受けました。
しかし、この襖絵は美術館で観る分だからいいのでしょうね。
誰か友人の家に行って、襖にこんな絵が描かれていたなら、軽く引くと思います (笑) 。
しかも、この襖を開けようとしたら、
「あ、そっちはお婆ちゃんの部屋だから!」
とか言われた日にはもう…
そんなくだらない想像を、この襖絵の前で数分楽しんでました。
“襖絵と遊ぶ人” とは、僕のことです(笑)
もし、僕がおすぎなら、(←もういいって!)
「この下のボタンをクリックしなさい!」
と、言い切ってしまいたいところです。

