ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

本日は、7月15日まで上野の森美術館で開催されている、
“ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション” に行ってまいりました。

これは、日本屈指の現代美術コレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎氏が収集したコレクション、
通称 “高橋コレクション” が、まとめて紹介される初の美術展。
出品作家 は、奈良美智、村上隆など国際的に活躍するアーティストから、若手アーティストまで33名。
出品作は、絵画、立体、映像、インスタレーションなど多岐にわたるジャンルで約80点。
まず間違いなく、日本現代アートの美術展の決定版と言えます。

きっと、現代アートが好きな方は、今回の出品作家のラインナップを見て、

「そうそう、こういう美術展を待ってたんだよ!」

と、ひざを叩いたことでしょう。
それくらい、現代アートの王道と呼べる美術展。

それだけに、
“現代美術って、どうも苦手で・・・”
という方にこそ、オススメしたい美術展です。

この美術展を観て、それでも、
“現代美術って、やっぱり、どうも苦手だ・・・”
と思ってしまったのなら、それは、もう現代アートに向いていないのです。
おそらく、生理的な問題かと。
(↑匙を投げました(笑))
そういうリトマス試験紙的な意味で、行く価値は大いにあります!
星星
1つ星と3つ星の真ん中を取って、2つ星でしょうか。


実は、今回、この美術展には、
mixiで企画したイベントの一環として、行ってきました。

それは、

「みんなで美術館に行って、その後で感想とかを言い合っちゃおう!」

という企画。
特に、現代アートは、一人ではなかなか行かない美術展なので、
思い切って、参加者を募集してみました。
今回集まってくれたのは、20名の方々 (応募者が多かったので、上限を設けました) 。
団体割引が、バッチリ適用されました(笑)。


さてさて、美術展を観賞した後に、
参加者の皆様には、一人一点、美術展で一番気になった作品を紹介してもらいました。
これが、まぁ、皆様、バラバラで面白い。

一番、人気を集めていたのは、
池田学さんというアーティストの作品。
下に紹介したのは、
2点出展されていたうちの1枚 《領域》

  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-領域


何とも緻密に描かれた絵です。
観れば観るほど、その描き込み力にため息をもらしました。

ただ、それ以外は、
この作品に描かれている鳩を観て、

「あ、ロート製薬!」

と思ったくらいなものでして… (笑) 。

ところが、
この絵が、一番良かったという方のお話の中で、

・実は、この絵はカニの姿になっている!
・実は、絵の中に 『manabu』 の文字が隠されている!

という事実を知りました。
いやぁ、全っ然気づきませんでした!
やっぱり、絵は誰かと観ると、いろんな発見がありますね♪


ちなみに、僕が選んだ一押しは、三宅信太郎のインスタレーション作品。
《STAR SWEET SHINTARO WARS LIVE PAINTHING 夢工場の逆襲への新たなる挑戦》

 アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-STAR SWEET SHINTARO WARS LIVE PAINTHING


最初に観た時は、何がしたい作品なのか、サッパリわかりませんでした(笑)
何かはわかりませんが、
とりあえず、悪ふざけした作品であることは確かだろうと。。。
で、しばらくして、わかりました。

“あ、スターウォーズね…(苦笑)”

やっぱり、悪ふざけです。
スターウォーズだと、わかった瞬間に僕の頭を流れたのは…




決して、本家の方のBGMではないです(笑)

しかし、まぁ、何ともツッコミどころが多すぎて、
どこから片づけていいかわからない作品です。

ライトセーバーが竹刀だし…
ダースベイダーの服に花が飾られてるし…
ルーク・スカイウォーカーの胴体が、変な機械だし…
C3PO、全然似せる気ないし…
何より、背景のごくゆるのイラストの中で、
R2D2だけは、ちょっと上手く描けちゃってたし!

ツッコミ疲れました。


もう一つ、イイと思ったのが、
青山悟さんの 《Ring》 という作品。

  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ring


この作品を観た時に流れてきたのは、この映画のBGMです。
もう30回くらいは観てるほどの好きな映画です。




ただ、 “ターミネーターっぽいから、良かった♪” というわけではありません。
いや、それも、少しはあるのですけども。
何が良かったのかと言いますと、
実は、この作品、絵ではありません。写真でもありません。

刺繍なのです!


これがバックにプリントされたスカジャンを、着てみたいです。
…まぁ、そんなキャラじゃないのは、薄々感じていますが(笑)