先週の話ですが、ブリヂストン美術館へ行ってまいりました。
そして、7月5日まで開催中の “マティスの時代 -フランスの野性と洗練” を観てまいりまいた。
この美術展は…
“ブリヂストン美術館のコレクションの中から、
マティスとその周辺で活動していたルオー、マルケ、デュフィ、ブラックなどのフランスの作家たち、
およびミロやポロックなど諸外国の作家たちのそれぞれの道筋をたどりながら、かれらの新しい造形を紹介します。 ”
というもの。
タイトルからすると、マティスオンリーの美術展のような印象を受けますが、
マティスと同時代に活躍した画家の作品も、数多く展示されています。
いや、むしろ、マティスの作品は、展覧会の半分もありません。
“マティスは、ちょっと苦手だから…”
と、食わず嫌いしている方にもオススメです。
ただ、僕個人の評価としては、

1つ星ですかねぇ。。。
というのも。
ブリヂストン美術館は、
僕の家からわりと近いこともあって、10回以上は訪れています。
さすがに10回以上も訪れると、
そのコレクションに見慣れて来てしまうと言いますか。
飽きが来てしまうと言いますか。。。
最初にブリジストン美術館のコレクションに出会って感動した、
あの頃の気持ちには、もう戻れないのです!
言うなれば、倦怠期です(笑)
今回の美術展も、結局はコレクション展。
観たことある絵が、ほとんどでした。
だから、絵を観ても、感動よりも先に、
“この作品は、いつもは向こうの部屋に飾ってあるのになぁ”
という、全くもってどうでもいいことを思ってしまいました。
何だかなぁ。。。
いや、しかし、これはあくまで僕の問題。
皆様にとっては、きっと楽しめる美術展だと思います。
ここからは、倦怠期を迎えた僕でも楽しめた部分をご紹介いたしましょう。
まず、今回何より嬉しかったのが、
この美術展の小冊子が、もれなく用意されていること。
美術展で貰える出展作品のリストと言えば、たいていペラペラの紙が1枚。
貰ったはいいけども、後で読み返すことって、ほとんどないですよね。
しかし、この美術展で貰った小冊子は、
14ページ全編カラーで、章ごとの解説も記載されていて。
しかも、表紙もオシャレで↓
これなら、たまに手に取って読みたくなりますね。
もちろん出展作品も楽しめました。
例えば、ドラン 《聖母子》
“一体、このシースルーな建物はなんなんだ?!”
“床の模様が、雑すぎじゃない??”
“てか、キリストさんが、もうだいぶ育ってるから!”
と、ツッコミどころ満載 (笑)
しかししかし、
マリア様の服のひだの再現だけは、異常に巧い!
そこには、 「さすが、プロだ」 と唸ってしまいました。
それから、主役であるマティスの 《縞ジャケット》
これは、マティスが娘のマルグリッドを描いた作品。
この絵を観ていて、ふと思ったのですが、
縞ジャケットって、今の女性は着るのでしょうか??
僕は、縞ジャケットは着れないです (笑)
そう言う意味で、
娘への愛情や温かさを感じるとともに、時代をも感じる一枚。
では、今日は、
会場で紹介されていたマティスの言葉でお別れすることにしたいと思います。
「私は一枚の絵をみるとき、何が描かれているかは忘れてしまう。
大切なのは線と形と色だけである。 マティス」
…忘れちゃうんですねぇ。
アートテラーは、これでは仕事になりません(笑)
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