前回の “無料で観れる 美術百選” が、 《東京都本庁舎 その1》 となっていましたので、
勘のいい読者の皆様なら、その2もあると予想されていたことでしょう。
そうです。その通りです。
当然、その2もあります。さすがに、その3はないですけども。
都庁で無料で観れる美術全38作品の中で、
イサム・ノグチの 《In Silence Walking》 と同じくらい、見逃せない作品があります。
それは、第一本庁舎3階のおトイレの近くにあるこの作品↓
別アングルからだと、こんな感じ↓
無料で観れる 美術百選 015 ジャン・アルプ作 《星のアンフォラ壺》
│ ジャン・アルプ(1886-1966)
│ 画家、彫刻家、そして詩人として活躍した、20世紀美術史上の最も独創的な芸術家の一人。
│ 1930年代以降の生涯を通して制作を続けた有機的形態をもつ彫刻作品は、
│ アルプの名と分かちがたく結びついて、広く世界に知られ親しまれています。
日本各地の美術館に、アルプの作品が所蔵されているので、
どこかで一度くらいは、観たことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、東京国立近代美術館にあるのは、こちら。
こういう妙に柔らかそうなフォルムをしている彫刻を見かけたら、
ほぼ9割くらいの確率で、アルプの作品だと思っても構わないと思います。
2、3年前に、
千葉の川村記念美術館での “ハンス・アルプ展 ~触りたくなる彫刻” に、行ったことがあります。
(注:ハンス・アルプは、ジャン・アルプのドイツ語読みの名前)
こんなタイトルを付けておきながら、触らせてくれなかったので (笑) 、
それ以来、 “一度でいいからアルプの作品に触ってみた~い” という欲求がありました。
美術館でそれをやったら、絶対に怒られるので (←当たり前) 、
僕の中では、すっかり諦めモードに突入していました。
ところが、都庁にも、アルプの作品があるとのこと。
これは、触れる大チャンスです!
無料で観れるだけでなく、無料で触れます。
で、今回、念願叶って触ってきたわけですが。
“…うん。予想通りの触り心地だ(笑)”
想像していた、以上でも以下でもありませんでした。
さてさて、最後に一つウンチクを。
タイトルになっている “アンフォラ壺” 。
これは、
このように2つの取っ手がついた壺の総称。
この1つのアンフォラ壺を満たす量を、1アンフォラと呼ぶのですが、
物の売買をする時に、 “1アンフォラにつき、いくら” と毎回記載するのはちょっと面倒くさいですよね。
そこで、1アンフォラを表すために使われたのが、 アンフォラの “a” を使った記号。
『@』
そう、メアドでお馴染み (?) の@マークです。
「@3」 なら、「1アンフォラにつき、3デナリウス(←お金の単位)」 というように使っていた記号だったのですね。
今回は、ちょっとだけタメになる記事になりました(笑)
<無料で観れる美術 データ>
東京都本庁舎
住所:東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
アクセス:○JR新宿駅 西口から徒歩10分
○都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」 下車すぐ
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