先日、銀座で仕事があったときに、ふとコンセントの延長コードが必要なことを思い出して、ドンキホーテに寄ったときのこと。
レジの女性は機械的にバーコードを読み取り、義務的にお釣りとレシートをわたす。
まるでロボットを相手にしているような印象でした。
そして店を立ち去ろうとしたとき、
「お兄さん、忘れてますよ!」
とサラリーマン風情の男性が声をかけてくれた。
その後ろから、先程買った延長コードを持ってレジの女性が笑顔で出てきてくれた。
その瞬間、その笑顔の二人がとても魅力的に思えたのです。
おそらく僕も笑っていたと思う。
その男性もレジに並んでいるときは、無機質なモブキャラに過ぎなかった。
そのときぼくも無機質な顔をしていたのだろう。
機械的に流れていく無機質な世界。
僕のうっかりとしたミスが、その世界に風穴を開けて、彩り豊かな風景を垣間見せてくれた。
その後銀座の街を歩くと、ほとんどの人が無表情で歩いていた。
笑ってる人なんてほとんどいない。
でもその顔の下には、とても素敵な笑顔が隠れていて、きっとみんな魅了的な人柄を持っているのだろう。
そういうものが見られるのなら、イレギュラーな出来事や、ちょっとしたトラブル、失敗やミスも悪くはない。
