庭に咲く、アジサイの花。
いくつもの色が微妙に混じり合い
独特の美しさがあります。
さまざまな花を見ながら
自然界は、どうやって
この色を生み出しているのだろう、と
いつも不思議に思います。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『いろいろ色のはじまり』
田中陵二 文・写真
福音館書店

しぼっただけで使える絵具、
けずれば描きはじめられる色鉛筆、
クレヨン、サインペン、ペンキ、インク。
そんな便利な”色”がない時代、
人はいろいろな色を、
まずは石からとりました。
さて、かたい石からどうやって…?
化学者の田中陵二さんは
今まで誰もつくったことのない
新しい色を
フラスコの中で薬品を反応させながら
作っています。
では
過去の化学者や昔の人たちは
どうやって色の知識を
積み重ねていったのか。
その歩みが
体系立てて分かりやすく
解説されています。
石から取る色
動物や植物がつくる色
これらは、
そのまま使えるわけではなく
「色」を取り出し、
定着させるための研究が
くり返されてきたのです。
この本では
原料の採取や加工の様子が
たくさんの写真で紹介されていて
人間の知恵と努力に感動すると共に、
人工的に色を生み出す
現代の技術の進歩に驚かされます。
さて、 あなたは
「顔料」と「染料」の違いが
分かりますか?
その違いを知ると、
「そういうことか!」と
納得できることがたくさん。
身の周りにある「色」に
改めて注目したくなりますよ。
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