「先生、うちの子に話してください。
先生から言われれば聞くと思うんです」

学級担任をしていたころ、
保護者のかたにそう言われることが
何度かありました。

たとえ内容が同じであっても

ずっと一緒に生活する親よりも
子どもを「教える」立場の教師から言われた方が
受け入れる(ように見える)ことは
よくあります。

私だって

ちょっと具合が悪い時に
夫から「大丈夫だよ」と言われるよりも
お医者さんから「大丈夫です」と言われた方が
安心ですからね。

 



同じことを聞いているとしても
私たちは、自然に
情報が信頼できるかどうかを
自分なりに判断しています。

そして、受けとった情報を
自分が理解できる範囲内で解釈します。

もっと言えば

「自分が信じたいところ」
「自分に都合のいいところ」
だけ
取り入れます。

情報を、そっくりそのまま
同じように受けとることは

無理です。

ということは

どんな話も
「自分の視点で判断している」と
自覚していることが大事。

この人の話が聞きたい
この人が言うならやってみよう

そう思うのは、なぜでしょう。

私は、情報そのものよりも
発信をする「人」に
重きをおいているな、と感じています。

ニュース一つとっても
メディアによって、さらに
SNSの種類や切り取り方によって
切り口はさまざまです。

一人の人間が
そのすべてを網羅することはできません。

ならば

誰に聞くのか
誰のことばに耳を傾けるのか

誰のことばだと
自分は聞く耳を持つのか

そんな、自分の傾向を
自覚しておくと

様々な情報に踊らされることが
少なくなるように思います。



情報を選ぶのは
行動するのは

自分自身。

だからこそ、現代社会では
何の評価も必要ない
フラットな自分でいる時間を
定期的に持つことの重要性が

どんどん増しているのだと
感じています。

 

 


 

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