「ねえ、どうしてお祭りがあるの?」

先日、7歳の子どもから
そう聞かれて

私は、ちょっとだけ
ことばに詰まりました。

近くの神社でお祭りがあったそうで
どうしてこういうものがあるのか、と

不思議に思ったそうです。

あなただったら、
なんと答えますか?

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今回ご紹介する絵本は、こちら。

まつり
いせひでこ
講談社




トントントントン
カンカンカーン


とおくから、木を打つ音がきこえてきた。

まつりの準備が始まったのだ…


舞台となっているのは

栃木県鹿沼市で400年前から伝わる
「鹿沼秋まつり」の中のひとつ、
「彫刻屋台まつり」です。

☆鹿沼秋まつり公式サイト
https://www.buttsuke.com/



彫刻屋台は、様々な木から彫り出されます。

ヒノキは柱に、
カシは車に、
ケヤキは車の芯に、
ヤナギ、トチ、イチョウは彫刻に…

森の木から彫り出される
数々の彫刻と
屋台を支える車。

10年間乾燥させたシラカシで
釘を1本も使わずに車をくみ上げ

 

図面も残っていないなかで
まつり屋台を組み立てる技術は

職人たちの手で
長年伝えられてきたものです。


主人公の少女、さえらは
フランスから来た植物学者の先生をお迎えし、

庭師のおじいちゃんと一緒に
地元の様々な場所を案内します。


実は、さえらと先生は1年前に
パリの植物園で出会っており、
二人の交流を描いたのが
『大きな木のような人』という作品です。

大きな木のような人
いせひでこ 
講談社





中国に植樹に行った帰りに
日本のさえらの元を訪れた先生。

鎮守の森で行われるお祭りの
一つひとつに見入ります。

「ここらでは昔、
雨が降りますようにと、
森にお祈りしたんだって。

雨が降って作物が実ったとき、
お礼に、新しい木を植えたり、
ほこらをたててお祭りをしたって、
おじいちゃんが言ってました。」



祭りはいつも
人の暮らしと共にある。

天に感謝し
地に感謝し
人々と共に生きていることに感謝する

それを具現化しているのが
各地に残る「祭り」ではないか、と
私は思っています。


(おまけ)

『大きな木のような人』に登場する
「パリの植物園」は

『ルリユールおじさん』ともつながっています。

どんなつながりがあるのか
ぜひ、実際に読んで
確認してみてください。

ルリユールおじさん
いせひでこ
講談社

 

 

 

 

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