日本の伝統的な話芸の一つに
「落語」があります。
私も落語は大好き!
以前、東京の友人に案内してもらい
新宿末廣亭
上野鈴本演芸場
浅草演芸ホール
池袋演芸場
の、「落語定席」で
寄席をしっかり楽しませてもらいました。
地元にもちょこちょこ
落語家さんがいらっしゃるときに
見に行ったり
友人の古川孝さんこと
「おきらく亭金遊」さんの落語を
楽しんだりしています。
人気の演目は
「落語絵本」としても
さまざま出版されています。
子どもにも内容が分かりやすいように
ギュッと凝縮してありますが
落語を楽しむ入口には
ちょうどいいかもしれませんね。
------------
今回ご紹介する絵本は、こちら。
『らくごえほん「ねこのさら」 』
柳谷小三治・落語「猫の皿」より
野村たかあき
教育画劇
いいものを見つけて安く買い
それを高く売るのが商売の、
道具屋さん。
ある日、若い道具屋さんが
一日中歩き回っても
ろくなものにめぐりあわず
江戸に帰る途中に
茶店によりました。
ふいっと奥を覗くと
猫がおまんまを食べている。
何気に猫の皿を見ると、
それはなんと…
人間国宝の柳谷小三治さんが監修している
落語絵本シリーズの2作目。
野村たかあきさんの木版画から
江戸の風情や
登場人物の人となりが
伝わってくるようで
落語そのもののストーリーが
より理解しやすくなっています。
猫がごはんを食べていた茶碗は、
実は「絵高麗の梅鉢」という高価な茶碗。
300両(現在の3000万円)は
下らないと言われるほどの品物です。
それを猫の皿にするとは!
この皿を、なんとか安く
手に入れたい道具屋さん。
とにかく、茶店の主人には
皿の価値を気づかれたくありません。
そこで
「その猫が欲しい」ということにして
猫が使い慣れている皿を
一緒にもらっていこう、
という方法を考えたのですが。
たとえオチを知っていても
やっぱり笑ってしまいます。
落語の登場人物は
みんなどこか抜けていて、
人がよかったり、ずるかったり。
言い方をかえれば
人間味あふれる人たちの
悲喜こもごもが語られるので
時代を超えて愛されているのでしょう。
落語そのものは「話芸」なので
情景描写もすべて語りで行いますが
絵本は
ことばがぐっと少ない分、
絵から多くのことが読み取れます。
オチを知ってから
もう一度見返すと
「だからこんな風に描いてあったのか」
と、感心することしきり。
何度も何度も楽しめるシリーズです。
☆金子聡子の情報はメルマガを中心に発信しています
登録も解除もすぐにできるので
お気軽にどうぞ^^
-----------------------------
金子聡子LINE公式アカウント
気軽な1対1トークが可能です。

