「クリスマス」に関連する絵本は
世界中で出版されていますが
それぞれのお国柄が
垣間見えるのも
興味深いところです。
今回は、
北欧の冬を描いた作品を
ご紹介します。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『ゆきのもりのおくりもの』
リンデ・ファース 文・絵
西村由美 訳
岩波書店
どの家でも
パーティーの真っ最中。
でも
ソフィーのパパは大忙しで
パーティーを開く時間がない。
北の国の冬は
夜明けが遅い。
まだ暗くて寒い
クリスマスの朝
ソフィーは、コートを着て
ミトンをはめて
外に出た…
ソフィーは
パパと二人暮らしの女の子。
いつも忙しいパパは
クリスマスでもやはり
忙しく仕事をしています。
「外なら
素敵なことに
出会えるかもしれない」と、
家を出て、暗い町を歩くソフィー。
雪はだんだん吹雪になり、
嵐になり…
ふりしきる雪の中、
ソフィーの前に現れたのは
優しい目をしたヘラジカでした。
ヘラジカは、
ソフィーを背中に乗せて
どんどん進んでいき
大きな森に入っていきました。
北半球の緯度が高い地方は
冬の日照時間が短く
夜が長いそうです。
さらに雪が降っていれば
周りの景色は
モノトーンに近くなります。
この本で描かれる
雪の町や森の風景を見ていると
厳しい寒さの中にある
小さなぬくもりに
ホッとすると共に
静かで澄んだ空気をまとう
北欧の大自然を感じて
不思議な世界に
すっと入っていけるようです。
オランダ生まれの作者は、
2017年より北ノルウェーに移住し
創作活動を行っています。
幻想的な世界の中でも
リアルに感じる部分が多いのは
北欧での日々の暮らしで
見るものや感じることを
表現されているからなのでしょう。
息をのむように美しい
ラストシーンを
ぜひじっくりとご覧ください。
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