行ってきました「藤田美術館の至宝」 | ぴねこんのぷくぷくしてらんない日々

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2017年3月半ばにツレが脳出血で倒れ、ドタバタが始まり
2020年父が亡くなった春に自身の糖尿病が確定、治療中
2023年1月半ば、ツレ父が急に旅立った日にツレの大腸がん発覚
2025年は母の乳がんの手術から始まり、私は下肢静脈瘤の手術とドタバタ!

木曜日に、知り合いからの「行ってきたわよー!とっても良かったわ」という声を聞いて
やっぱり見に行きたいなぁという気持ちがウズウズsao☆
明日の日曜日までが会期のサントリー美術館で開催している
藤田美術館の至宝 国宝曜変天目茶碗と日本の美」

藤田美術館の至宝

を見に行ってきました。

急だけどと母にお誘いの声をかけたら、忙しいと断られてしまったので
一人で行こうかなぁと思っていた所、ツレが付き合ってくれました。
(ツレは、展覧会は足が疲れるからなぁと、あまり好きじゃないんですけどね)

もう明日で終了の土曜日ということもあって、混んでいるのかと覚悟していたんですが
思ったより混んでなかったです。
あくまで、思ったより混んでいなかっただけで、混んでましたけどね。
特に、目玉の曜変天目茶碗のケースの前は黒山の人だかりでした(笑)。

いやぁ~、行ってきてよかった。
わざわざシーズンに大阪まで行かずして、コレクションの至宝の数々が見られたのですから。

サントリー美術館のサイトの案内によると、今回の展覧会は

「藤田美術館では、春と秋の年2回企画展が開催され、鑑賞者の眼を喜ばせていますが
永らく館外での公開が待ち望まれてきました。
今回の展覧会は、国内有数の東洋・日本美術コレクションを誇る藤田美術館の至宝を
初めて東京で一堂に公開する待望の企画展です。」


ということなのです。
そらもう、ぎゅぎゅっと凝縮された濃厚スープを堪能するといった感じの展覧会でした。
久々にカタログ買ってしまったわ。

特に、目玉の曜変天目茶碗ですが、本当に美しい色合いの天目茶碗でした。
真上からは覗き込めないので、斜め上からになってしまうのですが
場所によって見える景色が違うことから、ぐるーっと一周して見てきました。
光の具合によってぬらぬらと玉虫色に輝く色合いが色の出方が違うのです。
多くの権力者がこの魅力に魅了されてきたのも、むべなるかなです。
この怪しい色合いに、誰もが魅了されてきたんだろうということが
ごく自然に納得できてしまいます。

薄暗い茶室で、怪しく輝く曜変天目茶碗を見せられた人たちの
それも茶碗を手にとって見た時
ごくっと息を飲み込み、目を見張る様が目に浮かぶようです。

他にも彫刻や絵画、書などなど、目を見張る麗しい作品にお腹いっぱい。

2,000点を超える収集数といい、その内9件が国宝に、52件が重要文化財に指定されている
というコレクションには目を見張るばかりです。
目利きだったんですねぇ。。。
それだけじゃなく、ちょっと口が悪いですけどその買い漁りっぷりも見事だったらしいです。
どうしてもと欲しがった、交趾の黄亀香合
当時のお金で9万円、今の価値にして9億円で手に入れ、その数日後息を引き取ったのだとか。
くらくらしちゃいました。

映像資料に、昭和20年の空襲で焼け残ったという次男であった徳次郎邸が
藤田観光が経営する太閤園という
結婚式もできる宴会場やレストランや料亭もある施設となっていると紹介がありました。
きっと大阪では有名な施設なんだろうと思いますが、往時の壮麗さを残す建物が
今も現役で使われているというので、ちょっと見に行ってみたいものです。
藤田美術館はそのお向いにあるのですが(本邸跡地)
こちらはこの空襲でコレクションを収めた蔵と表門、多宝塔を残して
こんがり丸焼けとなってしまったそうです。

所で、この映像資料に藤田傳次郎は網島に広大な土地を所有して云々という下りがあり
網島という単語がひっかかり、あれ?近松の「心中天網島」と何か関係が?!
と思ったので調べてみると
あの有名な心中劇の舞台になった、網島の大長寺の敷地なんですねぇ。
ちなみに、今の大長寺は、傳次郎が敷地を買い取ることになった明治18年の淀川洪水後に
元の場所から300m程の場所に移転したそうです。

傳次郎の死後は、長男が本邸、次男が東邸、三男が西邸を貰い受けたんだそうな。
それにしたって、藤田邸って明治末期の頃の関西では最大級の和風邸宅で
30を越す茶室があったっていうのだから、ちょっと想像を絶する規模です。
東京の岩崎さん(三菱ね)ちといい、あの頃のお金持ちの金持ちっぷりって
正にどんだけ~な世界です。
上野の岩崎邸、今は和風邸宅はほんの一部しか残ってないけれど
当時の絵図面展示されてましたけど、これまたどんだけ~な広さですもん。

そうそう、椿山荘も藤田観光の経営なのね。