西洋の紙は単なる実用品という感じしかないが、和紙は温かみを感じ、心が落ち着くようになる。
作家谷崎潤一郎が「陰翳礼賛」のなかでそう書いてます。
文豪は言葉を重ねます。
西洋の紙は<光線を撥ね返すような趣がある>
に対し和紙は
<柔らかい初雪の面のように、ふっくらと光線を中へ吸い取る>
障子越の淡い光が懐かしい僕らの世代には納得ある表現だとおもう。
「手漉和紙技術」がユネスコの無形文化遺産に登録される見通しです。
島根県浜田市の石州半紙がすでに登録されていますが、さらに岐阜県美濃市の本美濃紙、埼玉県小川町と東秩父村の細川紙が加わる見通しです。
本美濃紙は1300年の歴史があり高級な障子紙とされてきました。
細川紙は江戸時代からの歴史で大福帳や土地台帳に使われてきた。
手すき和紙を作る行程は大変重労働です。
以前 あなた詩人が紙には神が宿っていると書いたのを覚えているでしょうか?
詩人は紙の奇跡を何度も経験してから、
「紙」=「神」 と 崇め・・・そしたらますます奇跡がおき始めました。
これが「和紙」ならなおさらです。
さらなる奇跡が起こります!
ユネスコの文化遺産ですよーーー!
すごい追い風ですね。
今日から11月 あちこちで文化祭やら展示会やら催しがあるようですが・・・
きり絵、ちぎりえ、書道・・・和紙を使ったものがあれば・・・
「紙」=「神」
と 解釈してみてみたら、今までよりも不思議な気持ちになれるかも・・・